巽昌章
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巽 昌章(たつみ まさあき、1957年4月5日 - )は、ミステリー批評家、弁護士(大阪弁護士会所属、登録番号:21271)、関西学院大学大学院司法研究科教授。
三重県上野市出身。京都大学法学部卒業。京都大学推理小説研究会OB。
2006年に刊行した初の評論集、『論理の蜘蛛の巣の中で』(講談社刊)で、2007年、第60回日本推理作家協会賞評論その他の部門と第7回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞した。
探偵小説研究会会員であり、1994年から2003年まで「創元推理評論賞」選考委員を務める。
著作
[編集]- 評論
- 論理の蜘蛛の巣の中で - 講談社、2006年 ISBN 978-4062135214 - ミステリを専門とする文芸雑誌「メフィスト」に連載していた評論を一冊にまとめたもの
- 小説
- 森の奥の祝祭 - 『メフィスト』(講談社)2008年1月号、5月号、9月号、2009年1月号(全4回)
- 埋もれた悪意 - 『小説現代臨時増刊 ミステリー&伝奇特集号』(講談社、1990年10月)、『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』(角川文庫、2001年8月)
- 夜の顔 - 『創元推理』7(東京創元社、1994年12月)、『推理小説代表作選集 1995』(日本推理作家協会編、講談社、1995年6月)
- 閉ざされた庭 - 『創元推理』11(東京創元社、1995年12月)
- 吹雪の山荘 赤い死の影の下に(創元クライム・クラブ、東京創元社、2008年1月) - 笠井潔、岩崎正吾、北村薫、若竹七海、法月綸太郎、巽昌章(執筆順)によるリレー小説。
- 【改題】吹雪の山荘(創元推理文庫、2014年11月)
- ベスト本格ミステリ 2012(講談社ノベルス、2012年6月)「東西「覗き」くらべ」収録
- 【改題】探偵の殺される夜 本格短編ベスト・セレクション(講談社文庫、2016年1月)