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帝鑑の間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

帝鑑の間(ていかんのま)は、江戸城本丸表屋敷の中の白書院下段の間の東に連なる部屋。

概要

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北は連歌間に続き、東は畳縁(たたみべり)の入側(いりかわ)の外に伯夷・叔斉を描いたスギ戸を立て、さらに入側を隔てて紅葉間と隣り合い、南は畳縁があって中庭に面し、松の廊下と相対する。

天井は格天井であり、には歴代将軍の亀鑑となるべき代の帝王を描く(これが室名の起こる所以である)。

将軍が白書院に出て諸侯を引見する際、この間に詰める諸侯を「帝鑑間詰」という。

越前庶流、10万石以上の諸大名および交代寄合その他がこれに属する。慶応2年の武鑑によれば、家門4家、譜代60家、合わせて64家が挙げられている。石高は1万石ないし10万石余、そのうち5万石およびそれ以上のものが28家、その他は5万石以下である。無城のものが10家である。

御城碁黒書院で行われるのが慣例であったが、白書院や帝鑑の間が使われることもあった。

関連項目

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