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平尾道雄

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平尾 道雄(ひらお みちお、1900年明治33年)9月3日[1] - 1979年昭和54年)5月17日[2])は、日本の歴史家郷土史家。旧姓・井上[2]。1923年、祖母の家を継いで平尾に改姓した[2]

来歴

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長崎県天草島熊本県警部、井上作郎の五男として生まれた[2]。父が退職し高知県土佐郡初月村(現高知市)に帰郷[2]。1918年、県立中学海南学校(現高知県立高知小津高等学校)を卒業[2]。東京芝専売支局に就職[2]。1920年東京代々木山内家家史編修所に入る。日本大学宗教科に学んだが中退、以来半世紀にわたり、土佐藩史、特にその幕末維新史の研究で多くの著述がある。1953年高知県文化賞、1958年四国文化賞受賞。高知新聞社嘱託。四国学院大学教授も務めた。

著書

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  • 新撰組史』私家版、1928
  • 『坂本龍馬 海援隊始末』万里閣書房、1929
  • 『維新暗殺秘録』民友社、1930、改訂版・新人物往来社 1967、河出文庫 1990
  • 『子爵谷干城伝』富山房、1935年。 NCID BN06350612全国書誌番号:46092547 
  • 吉村虎太郎 天誅組烈士』大道書房、1941
  • 『維新戦史録』秋津書房、1942
  • 『新撰組史録』育英書院、1942
  • 陸援隊始末記』大日本出版社峯文荘、1942
    • 中岡慎太郎 陸援隊始末記』白竜社 1966、中公文庫 1977
    • 『陸援隊始末記―中岡慎太郎』(改版)中央公論新社〈中公文庫〉、2010年1月25日。ISBN 978-4-12-205274-1 
  • 『坂本龍馬・中岡慎太郎』地人書館 維新勤皇遺文選書、1943
  • 武市瑞山土佐勤王党』大日本出版社峯文荘、1943
  • 容堂公記伝』大日本出版社峯文荘、1943
  • 奇兵隊史録』河出書房、1944
  • 『高知藩財政史』高知市立市民図書館、1953
  • 『土佐人物抄記』高知市 郷土叢書、1953
  • 『土佐農民一揆史考』高知市立市民図書館 市民叢書、1953
  • 『土佐の歴史』高知市 郷土叢書、1953
  • 『土佐藩漁業経済史』高知市立市民図書館 市民叢書、1955
  • 立志社と民権運動』高知市立市民図書館 市民新書、1955
  • 『土佐異聞録』高知市 観光叢書、1956
  • 『土佐藩林業経済史』高知市立市民図書館 市民叢書、1956
  • 『土佐藩工業経済史』高知市立市民図書館 市民叢書、1957
  • 『土佐藩農業経済史』高知市立市民図書館 市民叢書、1958
  • 『維新経済史の研究』高知市立市民図書館 近世土佐藩経済史研究、1959
  • 吉田東洋吉川弘文館人物叢書)、1959
  • 『土佐藩商業経済史』高知市立市民図書館 市民叢書、1960
  • 『土佐武道史話』高知新聞社 高新シリーズ、1961
  • 『山内容堂』吉川弘文館(人物叢書)、1961
  • 『近世社会史考』高知市立市民図書館 市民叢書、1962
  • 『土佐藩郷士記録』高知市立市民図書館 市民叢書、1964
  • 『土佐藩』吉川弘文館 日本歴史叢書、1965
  • 『日本の武将 長宗我部元親』人物往来社、1966
  • 『龍馬のすべて』久保書店 1966、高知新聞社 1985
  • 『自由民権の系譜 土佐派の場合』高知市民図書館、1970
  • 野中兼山と其の時代』高知県文教協会、1970
  • 戊辰戦争史』岬書房、1971
  • 間崎滄浪 殉国の詩人』間崎滄浪先生遺徳顕彰会、1972
  • 『安履亭文書 野中婉の手紙』高知市民図書館、1973
  • 『無形板垣退助』高知新聞社、1974
  • 清水真澄伝』高知市民図書館、1975
  • 『歴史の森』高知市民図書館、1976
  • 『土佐医学史考』高知市民図書館、1977
  • 『戊辰戦争』新人物往来社、1978
  • 平尾道雄選集』全4巻 高知新聞社、1979 - 1980
    • 1土佐・維新回顧録、2土佐・庶民史話、3土佐・人と風土、4土佐・武道と仇討ち
  • 『青年の風雪』高知新聞社 高新ふるさと文庫、1981
  • 『図説土佐の歴史』講談社、1982
  • 『明治維新と坂本龍馬』新人物往来社、1985

編著

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  • 『坂本龍馬のすべて』編 新人物往来社、1979
  • 『土佐群書集成 容堂公遺翰』編 高知市立市民図書館、1966
  • 『土佐維新史料』編 高知市民図書館 史料平尾文庫、1990 - 97

翻訳

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親族

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脚注

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  1. ^ 平尾道雄』 - コトバンク
  2. ^ a b c d e f g 『高知県人名事典 新版』674-675頁。
  3. ^ 「井上貞衛」『高知県人名事典 新版』68頁。

参考文献

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  • 『高知県人名事典 新版』高知新聞社、1999年。
  • 『人物物故大年表』