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平成29年台風第3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
台風第3号
(Nanmadol、ナンマドル)
カテゴリー1の タイフーンSSHWS
スオミNPPによる衛星画像(7月3日)
スオミNPPによる衛星画像(7月3日)
発生期間 2017年7月2日 - 2017年7月5日
寿命 72時間
最低気圧 985hPa
最大風速
(日気象庁解析)
30m/s (55kt)
最大風速
米海軍解析)
60kt
平均速度 44km/時
1055km/日
移動距離 3167km
死傷者数 25(7月11日時点)
被害地域 日本
プロジェクト : 気象と気候災害
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平成29年台風第3号(へいせい29ねんたいふうだい3ごう、アジア名:ナンマドル/Nanmadol、命名:ミクロネシア、意味:有名な遺跡の名前、フィリピン名:Emong)は、2017年7月2日に発生し、日本に上陸した台風。この台風の通過後、平成29年7月九州北部豪雨が発生している。

概要

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進路図

6月30日頃にフィリピンの東で形成が始まった低圧部(低気圧99W)が、7月1日15時(協定世界時1日6時)に熱帯低気圧になり、同時刻に合同台風警報センター(JTWC)は熱帯低気圧形成警報(TCFA)を発した。その後、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はフィリピン名エモンEmong)と命名した[1]。そして2日9時(協定世界時2日0時)、熱帯低気圧は沖縄の南の北緯20度40分、東経127度5分で台風となり[2][3]、アジア名ナンマドルNanmadol)と命名された。同日12時、JTWCは熱帯低気圧番号05Wを付与した。

台風は3日未明に石垣島付近を通過した後、東シナ海を北上し、次第に進路を東寄りに変え、4日8時頃に長崎県長崎市付近に上陸した[4]。その後も台風は強い風雨をもたらしながら速い速度で東進し、同日12時過ぎには愛媛県宇和島市付近に[5]、17時前には和歌山県田辺市付近に再上陸した[6]。5日9時、日本の東で温帯低気圧に変わった。2000年以降に上陸した台風では最も若い番号である。

進路・状態の経過

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  • 7月2日9時 - 沖縄の南で台風に発達。
  • 7月3日
    • 未明 - 石垣島付近を通過。
    • 15時 - 暴風域を伴うようになる。
  • 7月4日
  • 7月5日9時 - 日本の東で温帯低気圧に変わる。

被害・影響

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強風の影響で九州各県において計6万8500世帯で一時停電となった。また、九州新幹線は全線(博多 - 鹿児島中央)で一時運転を見合わせた[7]。長田部海床路(宇土市)の電柱が6本倒れた。また、NHKもひるブラが休止になった(NHKの台風特番でも最も若い番号。)

脚注

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  1. ^ SEVERE WEATHER BULLETIN #1 FOR:Tropical Depression Emong Tropical Cyclone: ALERT”. フィリピン大気地球物理天文局 (2017年7月2日). 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月2日閲覧。
  2. ^ 平成29年 台風第3号に関する情報”. 気象庁 (2017年7月2日). 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月2日閲覧。
  3. ^ 台風3号 「ナンマドル」発生”. 日本気象協会 (2017年7月2日). 2017年7月2日閲覧。
  4. ^ 台風3号 長崎県長崎市付近に上陸”. 日本気象協会 (2017年7月4日). 2017年7月4日閲覧。
  5. ^ 台風3号 愛媛県宇和島市付近に再上陸”. 気象庁 (2017年7月4日). 2017年7月4日閲覧。
  6. ^ 台風3号 和歌山県田辺市付近に再上陸”. 日本気象協会 (2017年7月4日). 2017年7月4日閲覧。
  7. ^ <台風3号>長崎上陸 九州新幹線、一時全線で運転見合わせ”. 毎日新聞. 2017年7月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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