平松伸二
ひらまつ しんじ 平松 伸二 | |
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生誕 |
1955年8月22日(69歳) 日本・岡山県高梁市 |
職業 | 漫画家 |
ジャンル | 少年漫画・青年漫画 |
代表作 |
『ドーベルマン刑事』 『ブラック・エンジェルズ』 『マーダーライセンス牙』 |
平松 伸二(ひらまつ しんじ、1955年8月22日 - )は、日本の漫画家。岡山県高梁市出身、東京都葛飾区柴又在住[1]。血液型はO型。代表作に『ドーベルマン刑事』『ブラック・エンジェルズ』『マーダーライセンス牙』など。妻は漫画原作者の安江うに[2]。日本漫画家協会・参与。
来歴
[編集]中学生の頃から漫画を描き始める。岡山県立高梁高等学校1年生の時に描いた『勝負』(『週刊少年ジャンプ』1971年50号掲載)でデビュー。在学中に5~6本の読み切りが載り、編集者である後藤広喜にスカウトされて上京。中島徳博のアシスタントとして働いたのち、1974年『ドーベルマン刑事』で連載デビュー。
法で裁けない悪党・外道を徹底的に叩き潰す主人公たちの活躍を描いた作品が多い一方、『リッキー台風』(プロレス)や『どす恋ジゴロ』(相撲)といった格闘技漫画も少なからず描いており、両作品ともセクシー描写が多く導入されている。主人公は屈強ながらも中性的な美貌の主として描かれることが多く、『マーダーライセンス牙』ではついに両性具有ヒーローという大胆な趣向に挑んだ。
2015年、『ドーベルマン刑事』連載40周年と『ブラック・エンジェルズ』完結30周年を迎えるにあたり、ケンドーコバヤシが司会を務めるテレビ番組『漫道コバヤシ』(2015年7月21日放送、『祝!「ドーベルマン刑事」連載40周年&「ブラック・エンジェルズ」完結30周年!平松伸二SP』、フジテレビONE)に出演し、製作秘話などを多く語った[3]。
2015年春頃から自身の代表作のイラストに書を融合させた作品を「漫書」と称して発表している。それらの作品は展示会の会場およびネット通販で購入が可能である。
現在在住している葛飾区とコラボし、葛飾区の『わたしの便利帳』表紙[4]や、特殊詐欺警戒啓蒙ポスター・チラシ[5][6]、特殊詐欺啓蒙ラッピングバス[7]などの仕事も手がけている。
趣味は格闘技観戦。60歳を超えてからも毎日トレーニングを欠かさず、ボランティア活動にも積極的に取り組むというストイックな一面がある[8]。
デビュー後しばらくまで死神姿のイマジナリーフレンドがおり、外道マンと読んでいたとのこと。ただし、全く本人のためにはならず常にアシスタントや恋人(後の妻)の悪口などを言っていたらしい。
作品リスト
[編集]- ドーベルマン刑事(原作:武論尊)全29巻
- 新ドーベルマン刑事(原案:武論尊)※『ドーベルマン刑事』の続編
- リッキー台風 全9巻
- リッキー・ザ・レディ ※『リッキー台風』の続編
- ブラック・エンジェルズ 全20巻
- ザ・松田 ブラックエンジェルズ ※『ブラック・エンジェルズ』のスピンオフ作品 全3巻
- ザ・松田 超人最強伝説 ※『ザ・松田 ブラックエンジェルズ』の続編 全2巻
- 大江戸ブラック・エンジェルズ ※『ブラック・エンジェルズ』の時代劇版リブート作品[9] 既刊5巻
- ラブ&ファイヤー 全2巻
- キララ 全1巻、新装版全1巻
- マーダーライセンス牙 全22巻
- マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズ ※マーダーライセンス牙』と『ブラック・エンジェルズ』のクロスオーバー作品 全13巻
- 武闘マン餓王 全1巻
- 愛修羅 ザ レジェンド ※この作品のみ平松伸士名義 全3巻
- 相場師 -シテ-(原作:観月壌) 全5巻
- どす恋ジゴロ 全4巻
- 嗚呼どす恋ジゴロ ※『どす恋ジゴロ』の続編 全2巻
- M8 勇気ある決断(原作:高嶋哲夫) 全1巻
- 東京UWF 全1巻
- 外道坊 全6巻
- 外道坊&マーダーライセンス牙 ※『外道坊』と『マーダーライセンス牙』のクロスオーバー作品。作品終盤に『ブラック・エンジェルズ』の雪藤洋士も登場 全5巻
- モンスターハンター(原作:飯塚幸弘)
- 戦国SANADA紅蓮隊
- 極ラクゴ(原作:安江うに)※初の「夫婦合作」作品
- ミスター★レディー 全1巻
- 男純情鯉太郎 全1巻
- そしてボクは外道マンになる ※自伝漫画 全4巻
読切
[編集]- モモタロー'87(単行本『モンスターハンター 平松伸二短編集』に収録)
イラスト提供
[編集]- ALICE IN HELL『THOUSAND PEOPLE SWORD KILL』(2019年) - アルバムジャケットを描く。
- トリビアの泉(フジテレビ 2004年) - ファーブルおよび相撲のトリビアの解説にイラストを提供した。
師匠
[編集]アシスタント
[編集]脚注
[編集]- ^ “地元で活躍の漫画家・平松伸二さんと交流 葛飾会議企画、区民ら30人”. TOKYO Web (中日新聞東京本社). (2018年1月20日). オリジナルの2018年6月20日時点におけるアーカイブ。 2021年5月13日閲覧。
- ^ “ウワサの葛飾人(1人目) 柴又の外道漫画家「平松伸二」先生”. ウワサの葛飾. じも研 (2015年4月23日). 2021年5月13日閲覧。
- ^ “【解禁】漫道コバヤシ#18は平松伸二先生!”. 「漫道コバヤシ」公式ブログ (2015年6月27日). 2016年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月13日閲覧。
- ^ “「わたしの便利帳」・「かつしかの地図」の発行”. 東京都葛飾区 (2018年11月20日). 2019年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月17日閲覧。
- ^ 歌舞伎「暫」で特殊詐欺防止 葛飾在住の漫画家 平松伸二さんが描き下ろし「ATMで携帯電話の指示はサギ」『産経新聞』朝刊2022年9月7日(東京面)同日閲覧
- ^ “特殊詐欺の電話に注意しましょう!!”. 東京都葛飾区 (2019年9月6日). 2019年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月17日閲覧。
- ^ “犯罪未然防止啓発ラッピングバスの出発式を実施します。”. 東京都葛飾区 (2020年7月22日). 2020年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月17日閲覧。
- ^ “【田中圭一のペンと箸―漫画家の好物ー】第19話:『ドーベルマン刑事』平松伸二と水道橋の焼肉屋”. みんなのごはん. ぐるなび (2016年3月17日). 2021年5月13日閲覧。
- ^ “平松伸二の異色野球マンガ「キララ」が復刻、「ブラック・エンジェルズ」の時代劇版も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月27日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “今谷鉄柱”. きずな出版. 2021年2月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 平松伸二 (@shinzihiramatsu) - X(旧Twitter)
- 平松伸二 (shinji.hiramatsu.7) - Facebook
- 【田中圭一のペンと箸―漫画家の好物ー】第19話:『ドーベルマン刑事』平松伸二と水道橋の焼肉屋 - 平松の長男が語るエピソードを掲載。漫画家の田中圭一がインタビュアー&作画
- 平松伸二:公開作品 - マンガ図書館Z