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広島焼(ひろしまやき)は広島市で明治期までつくられていた陶器[1]。
窯場は広島市神崎町(現:中区河原町)の旧上田家下敷地内[1]。
開窯期は不明であるが、山県郡の人斎藤兵衛により築窯され、石州(現在の島根県西部)の陶工が焼いたともいわれる[1]。
1899年(明治32年)に瀬戸から井上延年を呼び、茶器や花器、酒器、文房具を焼いていたが6年ほどで郷里へと帰った。その後、廃窯となった[1]。
- ^ a b c d 『広島県大百科事典<下巻>』中国新聞社、1982年10月25日、462頁。