メイジー・ヒロノ
メイジー・ヒロノ Mazie Hirono | |
---|---|
2013年 | |
生年月日 | 1947年11月3日(77歳) |
出生地 |
日本 福島県伊達郡睦合村 |
出身校 |
ハワイ大学マノア校 ジョージタウン大学ローセンター |
所属政党 | 民主党 |
配偶者 | レイトン・キム・オオシマ |
サイン | |
選挙区 | ハワイ州 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2013年1月3日 - |
選挙区 | ハワイ州第2選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2007年1月3日 - 2013年1月3日 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 1994年12月2日 - 2002年12月2日 |
州知事 | ベン・カエタノ |
選挙区 |
第12地区(1981–83) 第20地区(1983–1985) 第32地区(1985–1993) 第22地区(1993–1994) |
当選回数 | 7回 |
在任期間 | 1981年1月3日 - 1994年12月2日 |
メイジー・ケイコ・ヒロノ(英語: Mazie Keiko Hirono、日本名:広野 慶子〈ひろの けいこ〉、1947年11月3日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。ハワイ州下院議員、9代目ハワイ州副知事、アメリカ合衆国下院議員を務め、2013年1月からアメリカ合衆国上院議員。日本生まれの日系アメリカ人で、アメリカ史上初のアジア系女性上院議員となった。夫は弁護士のレイトン・キム・オオシマ。学位は法務博士(専門職)である。
経歴
[編集]1947(昭和22)年11月3日に福島県伊達郡睦合村(現在の桑折町)に生まれる[1]。小学校1年生まで睦合村村立小学校に通う[2]。1955年、母親が酒乱でばくち打ちの夫から逃れる形で3人の子供を連れ、ハワイに移住したのを契機に[1]、8歳の時からホノルルで育つ。貧しかったため裸足で小学校に通学し、新聞配達などをして家計を助けた。1959年にアメリカに帰化した[3]。
ハワイ大学マノア校で心理学を学び1970年卒業、その後ワシントンD.C.のジョージタウン大学ローセンター(法科大学院)を1978年修了、弁護士資格を取得した。1980年から1994年までハワイ州下院議員を務め、120以上の法案を通した。1994年からベン・カエタノ知事の下で副知事を2期務めた。カエタノはフィリピン系として初めての州知事であり、彼女自身もまた日系人一世としては初めての副知事だった。2002年のハワイ州知事選挙に民主党から立候補し、共和党女性候補リンダ・リングルと戦ったが惜敗した。2006年、連邦下院議員選挙にハワイ州第2選挙区で民主党から立候補し当選、2008年と2010年の選挙でも再選された。2012年、ハワイ州選出の連邦上院議員選挙に出馬、共和党候補は前知事のリンダ・リングルで10年前の知事選の再現となったが、今回は大差で当選、アジア系女性初のアメリカ上院議員となった[1][3]。
2017年、上院に上程されたオバマケア撤廃案について「オバマケアの撤廃は、この国の何百万人もの人を苦しめることになる。特にその影響を受けるのは、最も重病で、最も貧しい人々だ」と述べ、反対投票を求めた。腎臓がんの病体を押して出席した議会では3人の共和党議員が反対票を投じ、賛成49対反対51で撤廃案は否決された[4]。
ギャラリー
[編集]-
アイリーン・ヒラノ・イノウエと(2013年11月20日)
-
ロレッタ・リンチと(2015年4月23日)
-
ドリス・マツイと(2015年4月29日)
脚注
[編集]- ^ a b c “日系ヒロノ氏、米上院議員に アジア系女性初”. 47NEWS (全国新聞ネット). (2012年11月7日). オリジナルの2013年5月1日時点におけるアーカイブ。 2012年11月7日閲覧。
- ^ その小学校のピアノは、ハワイ睦合村村民会から寄贈されたもの。
- ^ a b “日本出身の女性、米国選挙史に名を刻む-今度は上院当選の公算”. Japan Real Time (ウォール・ストリート・ジャーナル). (2012年11月7日). オリジナルの2015年2月27日時点におけるアーカイブ。 2012年11月7日閲覧。
- ^ “全米が泣いた「日系アメリカ人議員」の正体”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2017年8月8日). 2018年1月18日閲覧。
関連項目
[編集]以下はアメリカ合衆国の州政府や連邦政府の議員の構成に関するページである。
- 連邦議会に占めるアジア系ならびに太平洋諸島系の議員一覧
- 女性の州副知事の一覧 全50州中40州で女性副知事を選出。現役22名(代理を除外)
- 少数民族出身の州知事と副知事の一覧
- 国外で生まれた連邦政府上院議員の一覧
- 連邦政府下院の女性議員一覧
- 連邦政府上院の女性議員一覧 現役25名
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト アメリカ合衆国上院サイト
- Senator Mazie Hirono (@maziehirono) - X(旧Twitter)
- メイジーを連邦議会上院へ 選挙活動のサイト
- メイジー・ヒロノ - 貧困から静かなパワーへ 『ホノルル・アドバタイザー』
- メイジー・ヒロノ - C-SPAN
- メイジー・ヒロノ - Curlie
- 連邦政府の各種データベースより
- 人物伝、候補者経歴、資産報告、賛成した議案
- Biography at the Biographical Directory of the United States Congress
- Profile at Project Vote Smart
- Financial information (federal office) at the Federal Election Commission
- Legislation sponsored at The Library of Congress
- 動画
- Mazie Hironoアーカイブ版、2016年3月4日閲覧。PBSテレビ映画『Makers: Women Who Make America』の登場部分
アメリカ合衆国上院 | ||
---|---|---|
先代 ダニエル・アカカ |
ハワイ州第1部 選出議員 第3代: 2013年1月3日 - 現在 同職:ブライアン・シャッツ |
現職 |
アメリカ合衆国下院 | ||
先代 エド・ケース |
ハワイ州第2選挙区 選出議員 第5代: 2007年1月3日 - 2013年1月3日 |
次代 トゥルシー・ギャバード |
公職 | ||
先代 ベン・カエタノ |
ハワイ州副知事 1994年12月2日 - 2002年12月2日 |
次代 ジェームズ・アイオナ |
アメリカ合衆国の儀礼席次 | ||
先代 クリス・マーフィー |
上院議員の先任順 第48位 |
次代 マーティン・ハインリッチ |