弓削汽船
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第五青丸 (2代) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒794-2506 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削190 |
設立 | 1958年8月10日[1] |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 7500001013010 |
事業内容 | 旅客船運航 |
代表者 | 代表取締役 原田勝弘[2] |
弓削汽船株式会社(ゆげきせん)は、愛媛県越智郡上島町弓削下弓削(弓削島)に本社を置く、海運会社。弓削島、因島、生名島を結ぶ航路を運航していた。
航路
[編集]2011年(平成23年)2月6日の生名橋の供用開始に伴い、弓削〜佐島〜土生航路の運航計画の変更の申請を行い認可され、翌2月7日から使用船舶も旅客船「ゆげじま」に変更した[2][3]。
2015年3月に上島町議会が航路廃止を決定、同年9月30日に運航終了、10月1日に航路廃止となった[4]。末期は19往復(生名寄港便7便)を運航していた。生名島の弓削中学校、弓削島の弓削商船高等専門学校への通学などで年間約103,000人の利用があったが、スクールバスの運行、立石港と弓削港の間のバスの増便などで代替された[5]。
船舶
[編集]廃止時の船舶
[編集]前述の通り、生名橋開通以降は旅客船のみの運航となっていた。
- ゆげじま
- 生名橋の開通に伴い、上島町が建造し弓削汽船に貸与した[3]。
- 2010年11月竣工、木曽造船建造、19総トン、ディーゼル2基、機関出力760PS、航海速力14ノット
過去の船舶
[編集]1967年2月28日にフェリー化[6]され、上記「ゆげじま」就航まではカーフェリーのみで運航されていた。
- 第一青丸 (初代・旅客船)
- 木造船
- 第二青丸[1] (フェリー)
- 1967年2月28日就航、45.17総トン、ディーゼル1基、機関出力120ps、航海速力8.2ノット、旅客定員114名、トラック3台。
- 第五青丸[1] (初代・フェリー)
- 1968年3月1日就航、66.49総トン、ディーゼル1基、機関出力120ps、航海速力9.3ノット、旅客定員150名、トラック3台。
- 第八青丸[1] (フェリー)
- 1970年10月10日就航、88.39総トン、ディーゼル1基、機関出力250ps、航海速力9.4ノット、旅客定員250名、トラック5台。
- 第七青丸[7] (フェリー)
- 1972年7月竣工、同年8月1日就航[1]、今井製作所建造。
- 115.56総トン、全長28.00m、型幅6.50m、型深さ2.20m、ディーゼル1基、機関出力200ps、航海速力8ノット、旅客定員250名、トラック6台。
- 第10青丸[7] (フェリー)
- 1967年7月竣工、1977年2月就航(買船)、備南船舶工業建造。もと山陽商船「いくち」。
- 151.51総トン、全長30.00m、型幅7.00m、型深さ2.60m、ディーゼル1基、機関出力300ps、航海速力9.5ノット、旅客定員150名、大型車2台、乗用車2台。
- 第一青丸[7] (2代・フェリー)
- 1968年10月竣工、神原造船建造。もと向島運航「第二十八向島丸」。
- 151.61総トン、全長32.10m、型幅9.00m、型深さ2.20m、ディーゼル1基、機関出力300ps、航海速力8.5ノット、旅客定員94名。
- 第三青丸[8] (フェリー)
- 1977年7月竣工、2001年6月15日就航(買船)、神原造船建造。もと宮島松大観光船「第三宮島」を改造。
- 159.64総トン、機関出力500ps、航海速力9.5ノット、旅客定員200名、トラック7台。
- 第五青丸[6] (2代・フェリー)
- 2003年2月竣工、同年4月22日就航[8]、神原造船建造。引退後、ごごしまに売船、「ミソラ」に改名。
- 130総トン、全長42.5m、型幅9.5m、型深さ2.75m、ディーゼル1基、機関出力650ps、航海速力9.5ノット、旅客定員180名、乗用車4台、トラック2台。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 全国フェリー・旅客船ガイド 1987年上期号 (日刊海事通信社 1986)
- ^ a b “生名橋供用に伴う関係航路のダイヤ変更等を認可” (PDF). 国土交通省四国運輸局. 2011年12月4日閲覧。
- ^ a b “フェリー型旅客船「ゆげじま」の運航のお知らせ”. 上島町. 2011年12月4日閲覧。
- ^ 『弓削汽船株式会社の一般旅客定期航路事業廃止届について』(プレスリリース)四国運輸局海事振興部、2015年3月23日 。2016年10月23日閲覧。
- ^ “弓削―土生航路廃止へ 今秋めど”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2015年3月4日) 2016年10月23日閲覧。
- ^ a b 世界の艦船別冊 日本のカーフェリー -その揺籃から今日まで- P.294,P.318 (海人社 2009)
- ^ a b c 日本船舶明細書 1985 (日本海運集会所 1984)
- ^ a b フェリー・旅客船ガイド 2006年春季号 (日刊海事通信社 2006)