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弓削汽船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
弓削汽船株式会社
第五青丸 (2代)
第五青丸 (2代)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
794-2506
愛媛県越智郡上島町弓削下弓削190
設立 1958年8月10日[1]
業種 海運業
法人番号 7500001013010 ウィキデータを編集
事業内容 旅客船運航
代表者 代表取締役 原田勝弘[2]
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弓削汽船株式会社(ゆげきせん)は、愛媛県越智郡上島町弓削下弓削(弓削島)に本社を置く、海運会社弓削島因島生名島を結ぶ航路を運航していた。

航路

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一部の便は佐島生名島へ寄港する。

2011年(平成23年)2月6日の生名橋の供用開始に伴い、弓削〜佐島〜土生航路の運航計画の変更の申請を行い認可され、翌2月7日から使用船舶も旅客船「ゆげじま」に変更した[2][3]

2015年3月に上島町議会が航路廃止を決定、同年9月30日に運航終了、10月1日に航路廃止となった[4]。末期は19往復(生名寄港便7便)を運航していた。生名島の弓削中学校、弓削島の弓削商船高等専門学校への通学などで年間約103,000人の利用があったが、スクールバスの運行、立石港と弓削港の間のバスの増便などで代替された[5]

船舶

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廃止時の船舶

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前述の通り、生名橋開通以降は旅客船のみの運航となっていた。

  • ゆげじま
生名橋の開通に伴い、上島町が建造し弓削汽船に貸与した[3]
2010年11月竣工、木曽造船建造、19総トン、ディーゼル2基、機関出力760PS、航海速力14ノット

過去の船舶

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1967年2月28日にフェリー化[6]され、上記「ゆげじま」就航まではカーフェリーのみで運航されていた。

  • 第一青丸 (初代・旅客船)
木造船
  • 第二青丸[1] (フェリー)
1967年2月28日就航、45.17総トン、ディーゼル1基、機関出力120ps、航海速力8.2ノット、旅客定員114名、トラック3台。
  • 第五青丸[1] (初代・フェリー)
1968年3月1日就航、66.49総トン、ディーゼル1基、機関出力120ps、航海速力9.3ノット、旅客定員150名、トラック3台。
  • 第八青丸[1] (フェリー)
1970年10月10日就航、88.39総トン、ディーゼル1基、機関出力250ps、航海速力9.4ノット、旅客定員250名、トラック5台。
  • 第七青丸[7] (フェリー)
1972年7月竣工、同年8月1日就航[1]、今井製作所建造。
115.56総トン、全長28.00m、型幅6.50m、型深さ2.20m、ディーゼル1基、機関出力200ps、航海速力8ノット、旅客定員250名、トラック6台。
  • 第10青丸[7] (フェリー)
1967年7月竣工、1977年2月就航(買船)、備南船舶工業建造。もと山陽商船「いくち」。
151.51総トン、全長30.00m、型幅7.00m、型深さ2.60m、ディーゼル1基、機関出力300ps、航海速力9.5ノット、旅客定員150名、大型車2台、乗用車2台。
  • 第一青丸[7] (2代・フェリー)
1968年10月竣工、神原造船建造。もと向島運航「第二十八向島丸」。
151.61総トン、全長32.10m、型幅9.00m、型深さ2.20m、ディーゼル1基、機関出力300ps、航海速力8.5ノット、旅客定員94名。
第三青丸
  • 第三青丸[8] (フェリー)
1977年7月竣工、2001年6月15日就航(買船)、神原造船建造。もと宮島松大観光船「第三宮島」を改造。
159.64総トン、機関出力500ps、航海速力9.5ノット、旅客定員200名、トラック7台。
  • 第五青丸[6] (2代・フェリー)
2003年2月竣工、同年4月22日就航[8]、神原造船建造。引退後、ごごしまに売船、「ミソラ」に改名。
130総トン、全長42.5m、型幅9.5m、型深さ2.75m、ディーゼル1基、機関出力650ps、航海速力9.5ノット、旅客定員180名、乗用車4台、トラック2台。

脚注

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  1. ^ a b c d e 全国フェリー・旅客船ガイド 1987年上期号 (日刊海事通信社 1986)
  2. ^ a b 生名橋供用に伴う関係航路のダイヤ変更等を認可” (PDF). 国土交通省四国運輸局. 2011年12月4日閲覧。
  3. ^ a b フェリー型旅客船「ゆげじま」の運航のお知らせ”. 上島町. 2011年12月4日閲覧。
  4. ^ 弓削汽船株式会社の一般旅客定期航路事業廃止届について』(プレスリリース)四国運輸局海事振興部、2015年3月23日http://wwwtb.mlit.go.jp/shikoku/newsrelease/2014/yuge.pdf2016年10月23日閲覧 
  5. ^ “弓削―土生航路廃止へ 今秋めど”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2015年3月4日). http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150304/news20150304458.html 2016年10月23日閲覧。 
  6. ^ a b 世界の艦船別冊 日本のカーフェリー -その揺籃から今日まで- P.294,P.318 (海人社 2009)
  7. ^ a b c 日本船舶明細書 1985 (日本海運集会所 1984)
  8. ^ a b フェリー・旅客船ガイド 2006年春季号 (日刊海事通信社 2006)

外部リンク

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