弦楽五重奏曲 G.275 (ボッケリーニ)
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『弦楽五重奏曲』ホ長調 | |
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第3楽章のメヌエットのピアノ初版譜の表紙 | |
ジャンル | 弦楽五重奏曲 |
作曲者 | ルイジ・ボッケリーニ |
作曲年 | 1771年 |
弦楽五重奏曲 ホ長調 作品11-5 G. 275 は、ルイジ・ボッケリーニが作曲したチェロ2挺編成による弦楽五重奏曲である。
概要
[編集]ボッケリーニの全作品のうち最も有名な曲であり、特に第3楽章のメヌエットは通称『ボッケリーニのメヌエット』として親しまれており、今日ではピアノ曲にも編曲され、学習者に愛奏されている。1771年に作曲された『6つの弦楽五重奏曲 作品11』の5曲目であり、作品11は弦楽五重奏曲中2番目の作品群となる。作曲時から1世紀後に、突如フランスで有名になったと言われている。
編成
[編集]曲の構成
[編集]全4楽章、演奏時間は約20分。第1楽章が緩、第2楽章が急と通常のソナタとは逆の配列となっており、第1楽章と第3楽章(メヌエット)には弱音器を使用する。第4楽章は比較的長大なロンドである。
- 第1楽章 アモローソ:アンダンティーノ・モッソ
- ホ長調、8分の3拍子。
- 第2楽章 アレグロ・コン・スピーリト
- ホ長調、4分の4拍子。
- 第3楽章 メヌエット:コン・ウン・ポコ・ディ・モルト
- イ長調、4分の3拍子。
- 上記の通り、本作品の中でも最も有名な楽章である。
- 第4楽章 ロンドー:アンダンテ
- ホ長調、4分の2拍子。