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彦坂諦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

彦坂 諦(ひこさか たい、1933年2月15日 - )は、日本の社会評論家翻訳家社会運動家。

人物・来歴

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宮城県仙台市生まれ。1945年旅順工科大学勤務の父について渡り、3か月後敗戦。1949年帰国。1957年東北大学文学部国史学科卒業、1967年早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専攻博士課程満期退学[1]

木材検収員、通訳、非常勤講師(芝浦工業大学)などをしつつ戦争論や社会評論活動を行う。九条の会会員。

父は物理学者新潟大学名誉教授の彦坂忠義。弟は物理学者広島大学名誉教授の彦坂正道。母方の祖父は西洋史学者の阿刀田令造。妻は作家フランス文学者白井愛

編著書

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  • 『ひとはどのようにして兵となるのか ある無能兵士の軌跡 第1部』上・下(罌粟書房、亜人間の文学) 1984
  • 『兵はどのようにして殺されるのか ある無能兵士の軌跡 第2部 (ガダルカナル篇)』上・下(罌粟書房、亜人間の文学) 1987
  • 『餓島1984-1942 ある無能兵士の軌跡 第2部 (ガダルカナル篇) 別巻』(罌粟書房、亜人間の文学) 1987
  • 『ガダルカナル1942.10/1‐27 兵はどのように殺されるのか 別冊年表』(罌粟書房) 1987
  • 『男性神話』(径書房) 1991
  • 『餓死の研究 ガダルカナルで兵はいかにして死んだか』(立風書房) 1992
  • 『ひとはどのようにして生きのびるのか ある無能兵士の軌跡 第3部 (フィリピン篇)』上・下(柘植書房) 1995
  • 『総年表 ある無能兵士の軌跡 ある無能兵士の軌跡 最終巻』(編著、柘植書房) 1995
  • 『女と男のびやかに歩きだすために』(梨の木舎、教科書に書かれなかった戦争 PART38) 2002
  • 『無能だって? それがどうした?! 能力の名による差別の社会を生きるあなたに』(梨の木舎、教科書に書かれなかった戦争 PART41) 2002
  • 『九条の根っこ なぜ?と問うことからはじめよう』(れんが書房新社) 2006
  • 『いま、なぜ9条の根っこを問うのか』(第9条の会・オーバー東京、あーてぃくる9ブックレット) 2007
  • 『文学をとおして戦争と人間を考える』(れんが書房新社) 2014
  • 『亜人間を生きる - 白井 愛 たたかいの軌跡』(「戦争と性」編集室) 2019
  • クオ・ヴァディス? ある愛国少年の転生』(柘植書房新社) 2020
  • 『天皇のはなしをしましょう - 「あたりまえ」だとおもっていることは、ほんとうにあたりまえなのかしら?』(「戦争と性」編集室) 2023

翻訳

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  • 『四つ足になった金融王』(ユーリエフ、大光社、ソビエトS・F選集) 1967
  • 『ラドガ壊滅』(ストルガーツキイ兄弟、大光社、ソビエトS・F選集) 1967
  • 『国境から数歩のところで』(メシテルハージ、新日本出版社、世界の革命文学) 1972

論文

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脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』2002年