役人村

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役人村とは、室町時代の末期~江戸時代にあった城下町穢多の人々の集落の総称である。

概要[編集]

通常穢多の人々は辺鄙な場所へ住まわされていたが、城下付近に住むエタの人々も居た。そして、町に出入りする人を監視したり、百姓一揆の中に潜んで、領主側に情報を知らせる役目を負ったりした。

そのため、そのようなエタの人々の集落は、一般の農民から「役人村」と呼ばれるようになった。役人村の役職として年寄り・小頭などが設けられていた。

木津[要曖昧さ回避]の摂津役人村などが特に有名である。

出典[編集]

  • スーパー日本史 (1991年、講談社

関連項目[編集]