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待ってました お肉の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「待ってました お肉の日」
香蓮シングル
リリース
ジャンル サウンドトラック
時間
レーベル Island music
作詞・作曲 香蓮、原曲/Harry・F・Aoki
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待ってました お肉の日」(まってましたおにくのひ)は、香蓮の楽曲。2017年9月30日にシングルとして発売された。全国食肉事業協同組合連合会が食肉関係団体とタイアップして進める「肉の日」事業のキャンペーンソングとして制作された[1]

概要

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食肉関係の団体は毎月29日を「肉の日」[2]8月29日を「焼肉の日」[3]11月29日を「いい肉の日」[4]と語呂合わせし、日付を肉に結びつけたさまざまなキャンペーンを行ってきた。全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)はJA全農、日本食肉協会など関係団体と共同で、こうした「肉の日」に消費拡大に向けたキャンペーンを行う「肉の日」事業を毎年行うようになった。2017年(平成29年)には29年が肉と読めることから活動が強化され、全肉連は2月9日を「お肉の日」としてキャンペーン対象に加えるとともに、参加店に「待ってた!お肉の日」と書かれたポスターを掲示した。強化第2弾として、キャンペーンソング制作も計画されていた[5]。こうして作られたのが「待ってました お肉の日」で、6月の「肉の日」事業推進会議において発表された[1][6]

曲の作詞・作曲と歌唱を行う香蓮は宮崎出身で、2010年の口蹄疫発生を機に「お肉応援隊」として音楽で畜産業の支援活動を行ってきたシンガーソングライターである。「29ROCK(ニクロック)」「肉肉 筋肉」など肉に関する曲を制作したほか[7][8]。近江牛など[9]、地方牛のPRソング作成実績もある。全肉連は香蓮に、「肉の日」の歌を作ってみたらどうか、と持ちかけ、「待ってました お肉の日」が作られた[10]

歌詞は、肉料理の名前を多く盛り込んだ[11]、シンプルなもので[1]、曲調は、親しみやすいアップテンポ[11]、誰もが口ずさめるテンポの良い曲[1]、などと評価された。7月18日にはアレンジも完成して全肉連ホームページで公開された[12]。60分間繰り返し曲が流れる販売促進用のCD1万枚が制作され[13]、8月29日の「焼肉の日」に向けて5000枚が「肉の日」事業参加店舗にも配布された[6]。「焼肉の日」には香蓮も近江牛のイベントでこの曲を歌い[10]、10月には宮崎で[11]、2018年2月には都内で開催された「宮崎県フェア」でもこの曲を披露した[14]。全国の肉屋などで使用されており[15]、全国のスーパーで流れることもあるという[11]。また、2018年1月29日放送の『YOUは何しに日本へ?』肉の日スペシャルでは、オープニングで本曲が用いられた[16]

香蓮はこの曲以降も2018年に宮崎市から「歌うてげてげお肉博士」としてプロモーション大使を委嘱されるなど[17]、畜産応援活動を続けていたが、2019年にお肉応援隊としての活動を終了した[18]

脚注

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  1. ^ a b c d 「待ってましたお肉の日」に CPソング決定 全肉連 「肉の日」に向け」『食肉通信』2017年(平成29年)7月4日付1面。
  2. ^ 「輸入牛肉指定店モー消える 自由化控え普及の“お役御免”に」『朝日新聞』1988年10月17日付東京本社朝刊27面。
  3. ^ 「全国焼肉店経営者協会、焼肉の日(8月29日)設定」『日本食糧新聞』1992年12月4日付。
  4. ^ 「十一月二十九日は「いい肉の日」安全性、おいしさをPR」『日本農業新聞』2001年11月30日付50面。
  5. ^ 新たに2月9日も「肉の日」に設定 キャンペーン強化 肉年にあたり全肉連が」『食肉通信』2017年(平成29年)2月14日付8面。
  6. ^ a b 「全肉連が「肉の日」CPソング、「待ってましたお肉の日」」『食肉速報』第9832号、2017年6月28日、2ページ。
  7. ^ 「異業種からのアプローチ 肉牛業界を応援する人たち 第1回 香蓮さん(シンガーソングライター・お肉応援隊隊長)」『肉牛ジャーナル』第27巻第4号、肉牛新報社、2014年4月、55-57ページ。
  8. ^ お肉応援隊!シンガーソングライター香蓮さんを迎えて”. 早朝の生ワイド番組「Fine!!(ファイン)」. TBSラジオ. 2020年1月22日閲覧。
  9. ^ 「近江牛PRキャラ考えて 来月20日まで募集 入賞者に宿泊券や商品券」『読売新聞』2013年4月11日付大阪本社朝刊26面。
  10. ^ a b 「「肉の日」CPソング披露 滋賀県でイベント 「焼肉の日」盛り上がる」『食肉通信』2017年(平成29年)9月12日付。
  11. ^ a b c d 竹之下理恵「歩廊」『宮崎日日新聞』2017年(平成29年)10月29日付25面。
  12. ^ 「CPソング完成する 待ってましたお肉の日」『食肉通信』2017年(平成29年)8月1日付3面。
  13. ^ 「「肉の日」CPソング披露 「焼肉の日」の滋賀県イベント」『ミート・ジャーナル』第54巻通巻647号、食肉通信社、2017年10月、113-114ページ。
  14. ^ 戸高大輔「県産食材味わって 飲食店関係者ら招き催し」『宮崎日日新聞』2018年(平成30年)2月9日付22面。
  15. ^ 「園児ら肉ソングや体操 宮崎の幼稚園で食育教室」『読売新聞』2019年(令和元年)12月4日付西部本社朝刊26面。
  16. ^ ARTIST 出演アーティスト”. ニクオン2019. 2020年1月22日閲覧。
  17. ^ 中村和彦「宮崎市 「ベジフル大使」にパティシェ江森さん(横浜) 地取れ果物 魅力伝えて 商品開発や全国発信期待」『宮崎日日新聞』2018年(平成30年)6月28日付19面。
  18. ^ 鳥越眞也「香蓮(宮崎市出身)「お肉応援隊」卒業 宮崎牛テーマソング制作 活動10年で区切り」『宮崎日日新聞』2019年(令和元年)12月1日付15面。

外部リンク

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