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後藤康之 (放射線医師)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

後藤 康之(ごとう やすゆき、1952年4月28日 - )は、日本医師放射線科)。専門は放射線診断・治療、腫瘍血管形態学。医療法人財団コンフォート コンフォート病院(神奈川県横浜市西区)院長[1]。日本医学放射線学会、日本医学放射線専門医会、日本インターベンショナルラジオロジー(日本IVR)学会に所属。

来歴

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東京都出身。1978年9月東京医科大学卒業。1979年5月医籍登録。東京医科大学研修医を経て、日本赤十字社武蔵野赤十字病院放射線科に勤務。1986年同病院放射線科副部長。新東京病院放射線科医師の勤務を経て、2001年よりコンフォート病院に病院診療部長として着任。2012年より同病院院長に就任し、現在に至る。

現在までに進行癌の積極的治療として数千例を超す「カテーテル治療」の経験を持つ。「癌カテーテル治療」とは、癌の原発巣(最初に癌ができた場所)や転移巣(原発の癌が広がっている部分)の近くの動脈まで、可能な限りカテーテルで近づけて抗がん剤を注入し、がんの縮小や消失を目指す。また、癌が栄養補給を行っている血管を見つけ出し、可能な限りカテーテルで近づけて塞栓物質を注入することで、癌に栄養を送っている血管の流れを止めて、癌の成長を抑制させるなどの医療行為である。

主な著書

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  • 『がん治療‐サリドマイドの適応と警鐘』共著(日本工業新聞社・2003年)

主な論文

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  • 『肝動注用シスプラチン(アイエーコール)とDegrable starch microspheres(DSM)併用の化学塞栓療法における安全性に関する基礎的検討』日本癌治療学会誌40(2),577,2005‐09
  • 無水エタノール併用下で経カテーテル的塞栓術を施行したAneurysmal typeの腎動静脈ろうの2例』IVR16(3),259‐263,2001‐07
  • 『下大静脈内血栓のため拡張不全となったGreenfield filter拡張不全の予防対策とLoop snareを用いた位置修正法』IVR15(1),93‐95,2000‐01
  • 『Tc‐99m‐標識RBCの動脈注入による小腸出血の局在化』Ann Nucl Med13(3),191‐194,1999‐06
  • 『Palmazステント留置中にバルーンが破損した2例』IVR14(1),80‐82,1999‐01
  • 『Tc‐99m‐GSA SPECTによる肝内腫ようと腫よう病巣の量的診断の可能性 病理評価とMRI所見との相関』Ann Nucl Med12(5),275‐280,1998‐10
  • 『2本のカテーテルを片側大腿脈より挿入し施行した肝動脈CT,門脈CTの連続撮影方法‐安全性,有効性の評価‐』日本醫學放射線學會雜誌58(3),91‐93,1998‐02
  • 『膝関節のMRI半月板のMRI診断』臨床画像13(10),1148‐1160,1997‐10
  • 『新しい一時的下大静脈フィルター(Neuhaus ProtectTM)の臨床的有用性について』基礎と臨床31(11),3241‐3248,1997‐10
  • 『肝動脈塞栓療法(TAE)後に気腫性肝膿瘍を合併した原発性肝癌の2例』Progress in Medicine17(9),2471‐2473,1997‐09
  • 『造影剤注入直後における血液‐造影剤間の混合性の造影効果に及ぼす影響』映像情報Medical29(8),489‐492,1997-04-15
  • 『drip infusion pyelography施行時の造影効果に及ぼすNaの影響』映像情報Medical28(6),340‐343,1996
  • 『新しい4Fカテーテル(グライドキャスⅡ)の使用経験』映像情報Medical26(8),454‐458,1994
  • 『TAEで止血後、肝切除を行った肝細胞癌破裂の1例』Therapeutic Research14(9),3937‐3942,1993
  • 『上腸間膜動脈への選択的リボPGE1動注による肝細胞癌症例の肝動脈塞栓術(TAE)に対する肝細胞保護作用』基礎と臨床24(2),735‐739,1990‐01
  • 『ピラルビシン(THP)を用いたリピオドール加化学塞栓療法による原発性肝癌の治療経験』癌と化学療法17(7),1303‐1307,1990‐07
  • 『経上腸間膜動脈性門脈造影におけるリポPGE1の効果』基礎と臨床23(12),4783‐4786,1989‐08
  • 『腹部X線造影検査時の腸管ガスの抜去に対するバソプレシンの効果』基礎と臨床23(17),7143‐7146,1989‐12
  • 『急性心筋梗塞治療の現状』基礎と臨床16(2),797‐800,1982‐02

脚注

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  1. ^ コンフォート病院 医療法人財団 コンフォート病院オフィシャルサイト、 2015年7月12日閲覧。

外部リンク

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