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徐 善述(じょ ぜんじゅつ、1353年 - 1419年)は、明代の官僚。字は好古。本貫は台州天台県。
洪武年間、歳貢法が施行されると、善述は首貢により太学に入った。桂陽州学正に任じられた。1404年(永楽2年)4月[1]、国子博士から左春坊左司直郎に抜擢された。皇太子朱高熾に重んじられ、「先生」と呼ばれた。1410年(永楽8年)12月、左春坊左賛善に進んだ[2]。1419年(永楽17年)10月、罪に問われて死去した。享年は67。1425年(洪熙元年)、太子少師の位を追贈された。諡は文粛といった。著書に『尚書直指』6巻[3]があった。
- 『明史』巻152 列伝第40
- 故左春坊左賛善徐公墓誌銘(楊士奇『東里文集』巻18所収)