御膳水宮
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御膳水宮(ごぜんすいぐう)は、小樽市見晴町にある史跡。国道5号と北海道道1126号銭函停車場線の交点(道道の終点)からやや東の地点、国道の南脇の崖沿いに位置する。
1881年(明治14年)、明治天皇が北海道巡幸中に休憩を取った際、当地の沢の水を飲料用に供出したことを記念し、碑が建てられた[1]。向かって左には家型の御膳水宮碑、中央には御巡幸御膳水碑がある。右側の井戸を模した記念物は、碑に比べるとやや新しい造りである[1]。
また、周辺の地名の由来にもなっており、国道5号・道道1126号交点の東隣の交差点に建つ信号機の案内板には「御膳水」と表記されている[1]。
自動車の往来が激しい国道の脇に、神社や公園に囲まれるでもなく碑だけがポツンと立っているため、訪れる者どころかその存在に気づく者すら少ない[1]。
長谷部虎杖子句碑
[編集]1951年(昭和26年)5月、御膳水宮のすぐ右隣に、長谷部虎杖子の俳句を刻んだ石碑が建てられた。
車組むや 一滴の油 地に開く — 長谷部虎杖子
御膳水宮同様、この句碑に目を留める人はほとんどいない[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 青木由直『小樽・石狩秘境100選』共同文化社〈都市秘境シリーズ〉、2007年11月3日。ISBN 978-4-87739-139-3。
座標: 北緯43度08分16.9秒 東経141度10分4.6秒 / 北緯43.138028度 東経141.167944度