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微塵(みじん)は、円形の太い鉄環に三本の分銅鎖をつけた武器。
分銅鎖の長さは6、7寸、分銅は30匁から60匁の切子玉形の分銅をつける。環に指を入れて分銅鎖を振る。あるいは分銅鎖一本を持ち、二本の分銅鎖で敵を打つ、敵の刀を絡めとる、投げつけるなどして使用したとされる。
微塵の名前の由来は、相手を微塵に砕く威力があるとされたことによると考えられる。
名和弓雄によれば、使用した流派や伝系などは不明とされる[1]。
- ^ 名和弓雄(1977)『図解隠し武器百科』 新人物往来社