徳島県教組業務妨害事件
徳島県教組業務妨害事件(とくしまけんきょうそぎょうむぼうがいじけん)は、2010年(平成22年)4月14日、日本の保守系市民団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)・「チーム関西」に所属する活動家らが、徳島県教職員組合(徳島県教組)による四国朝鮮初中級学校への寄付に抗議するとして組合事務所内で抗議活動を行い、威力業務妨害罪などに問われた事件。2016年11月2日の最高裁判決で在特会側の敗訴が確定した[1]。
事件に至るまでの経緯
[編集]子ども救援カンパ・トブ太カンパ
[編集]2009年(平成21年)6月、日本教職員組合(日教組)は貧困下にある子どもとその家庭を支援するため「子ども救援カンパ」を募集すると発表した。カンパの使途については公式サイト上に、
カンパの使途
子ども救援カンパの使途:「あしなが育英会奨学金」に寄付します。また、連合を通じて「保護者の厳しい就労状況等により学校へ修学できない子ども、外国籍・病気・障害のある子どもの支援」、「学生・青年に対する職業訓練、求職支援、障害者の作業所への支援」などを行っているNPO団体等へ寄付します。 — 日本教職員組合、同公式サイト2009年6月3日付記事より抜粋[2]
と明記した上で、同ページ上に振込用口座番号を掲載し、寄付を募った[2]。また本部やいくつかの傘下単組では街頭募金活動を行ったが[3]、徳島県教組のように街頭に立たず組合員からのみ募金を集める単組も見られた[4]。
募金活動は2010年(平成22年)2月末まで続けられ、約1億7600万円が集められた。ここから宣伝経費を差し引いた残りのうち、あしなが育英会に約7200万円が、上部団体である日本労働組合総連合会(連合)が実施していた「雇用と就労・自立支援カンパ」(通称「トブ太カンパ」)に1億円が、それぞれ寄付された[3]。
連合では日教組や他の加盟労組から集めたこれらのカンパを元手に就労・修学支援などを目的とするNPO等への事業助成を行っていた。徳島県教組は2009年(平成21年)の第3期助成事業として「在日朝鮮学校に通う子どもへの修学支援事業」を申請し、同年7月1日付で150万円の助成を認められたため[5]、助成金を四国で唯一の朝鮮学校である四国朝鮮初中級学校に寄付した[6]。なお日教組傘下の単組を通じて申請を行い助成が認められた30事業のうち、徳島県教組の事業を含む7事業で傘下単組が事業主体として直接助成を受けていた[3][7]。
反日教組陣営による批判
[編集]「子ども救援カンパ」の最終報告が行われた直後の2010年(平成22年)3月18日、日教組批判の急先鋒として知られる義家弘介参議院議員(現衆議院議員、自民党)[8]が参議院予算委員会でこのカンパを取り上げ、「街頭に立ったりした教師は、育英会の活動にプラスになるとの思いだったことが聞き取り調査でも明らかだ」と述べて連合の「トブ太カンパ」への寄付を批判した[7][9]。
同じく日教組に批判的な産経新聞が翌日の記事でこの発言を報じ、加えて徳島県教組が朝鮮学校に通う子どもへの支援として150万円を受け取ったことにも言及した[7]。この報道を受けた一部のネットユーザーが「日教組による募金詐欺・横領だ」などと主張し、匿名掲示板「2ちゃんねる」に複数のスレッドが立てられるなど批判の動きが強まった[8][10][11]。
在特会による抗議計画
[編集]これらの批判を聞きつけた在特会京都支部運営の西村斉らは徳島県教組への抗議行動を計画し、2010年(平成22年)4月4日、在特会の公式サイト上に「国民の善意を踏みにじる募金詐欺組織のネコババ日教組を許さない!」と題した抗議計画の情報を掲載し、参加者を募った。抗議は在特会京都支部の主催、在特会を中心とした関西の右派系市民活動家の集まりであるチーム関西の協力で行われる運びとなった[12]。
事件当日
[編集]2010年(平成22年)4月14日午後1時頃、在特会京都支部運営・主権回復を目指す会(主権会)関西支部幹事の増木重夫を筆頭に、チーム関西代表の荒巻靖彦、在特会副会長兼大阪支部長川東大了、いずれも在特会会員である30代の女、10代の男、20代の男、チーム関西のカメラマン、日本シルクロード科学倶楽部副会長の中曽千鶴子など合計19名が、徳島県教組の事務所が置かれている徳島県教育会館前の路上に集合した。
増木らは当初会館前の路上で街宣活動を行っていたが、午後1時15分頃になって突然館内に立ち入り、うち16名が建物2階の組合事務所内に侵入して以下のような言動に及んだ[8]。
「日教組の正体、反日教育で日本の子供たちから自尊心を奪い、異常な性教育で日本の子供たちを蝕む変態集団、それが日教組」などと記した横断幕、日章旗、拡声器等を携帯して、「詐欺罪。」などと怒号しながら侵入した上、そのころから同日午後1時28分ころまでの間、約13分間にわたり、同事務所において、同組合の業務に係る事務をしていた同組合書記長X(当時58歳)及び同組合書記Y(当時44歳)の2名を取り囲み、同人らに対し、前記横断幕、日章旗を掲げながら、拡声器を用いるなどして、「詐欺罪じゃ。」「朝鮮の犬。」「売国奴読め、売国奴。」「国賊。」「かわいそうな子供助けよう言うて金集めてね、朝鮮に150万送っとんねん。」「募金詐欺、募金詐欺じゃ、こら。」「非国民。」「死刑や、死刑。」「腹切れ、お前、こら。」「腹切れ、国賊。」などと怒号し、「人と話をするときくらいは電話は置き。」「置けや。」などと言いながら前記Xの両腕や手首をつかむなどして同人が110番通報中であった電話の受話器を取上げて同通話を切った上、同人の右肩を突き、「朝鮮総連と日教組の癒着、許さないぞ。」「政治活動をする日教組を日本から叩き出せ。」などとシュプレヒコールするなどした上、机上の書類等を放り投げ、拡声器でサイレン音を吹鳴させるなどし、前記事務所内を喧噪状態に陥れ… — Aほか15名、京都地方裁判所平成22年(わ)第1257号、平成22年(わ)第1641号 平成23年4月21日第2刑事部判決・判決文本文より抜粋[13]
これらの言動について、現場に居合わせた書記長は後に「教研集会のたびに右翼団体の抗議は目にしていたが、それと比べても常軌を逸していた」と語っている[14]。
110番通報を受けて警察官が駆けつけたが抗議活動は収まらず、侵入から約20分後、「日本が嫌なら脱日せよ」と題した宣言文を読み上げてから参加者らは事務所を退去した。抗議活動の一部始終は動画配信サイトで生中継されたほか[14]、翌日までに撮影を担当したGらによって動画投稿サイト「YouTube」「ニコニコ動画」に動画形式でアップロードされている[15][16]。
事件後の動き
[編集]徳島県教組側
[編集]事件から一週間後の2010年(平成22年)4月21日、徳島県教組は事件参加者のうち顔と名前を特定できた8名について、威力業務妨害などの容疑で徳島西警察署に刑事告訴した[17]。また日教組は同日付で書記長談話を発表し、事件に対して強く抗議するとともに、徳島県教組の取り組みを全面的に支持することを表明した[18]。
なお保守系の教職員組合である全日本教職員連盟(全日教連)の傘下にあり、徳島県内の教職員組合としては最大勢力を誇る徳島県教職員団体連合会(徳教団)は、参加者らが起訴された後の11月22日付で、「徳教団は反日教組の立場だが、徳島県教組とは今後も信頼関係に基づいて互いに協力していくという姿勢に変わりはなく、どのような主義や主張であっても法を逸脱した行為は許容しない立場である」との事務局長談話を発表している[19]。
抗議者側
[編集]徳島県教組からの刑事告訴に対し、在特会側も日教組・徳島県教組を詐欺容疑で刑事告発したが不受理とされた[14]。
また、2010年(平成22年)4月27日には事件関与者のうち増木と川東、他数名が徳島県庁で記者会見を行い、「徳島県教組は募金詐欺を働き、北朝鮮系の反日団体に金を送った。抗議は当然のことだ」などと述べた[20][21]。これと並行して記者会見当日に在特会東京支部が日教組本部前で[22]、翌4月28日に同京都支部が徳島県庁前で、それぞれ抗議街宣を行った[23]。
川東はのちに自身のブログでこう語っている[24]。
徳島県での事件も、簡単に述べると、交通事故等によって親を失った遺児の高校進学等の為の支援を行う「あしなが育英会」の名前を騙って「子ども救援カンパ」なる募金を日教組が行った訳であるが、その募金で集まったお金1億7000万程の内、1億円を上部組織の連合に収め、そこから徳島県教組が朝鮮学校への寄付として150万円を渡したというのが事件の発端である。朝鮮学校の子供達は、日本の公立学校へ入学が認められているにも関わらず、親の意思で「民族教育を受けさせる」として通っている子供達であり、比較的、裕福な家庭の子供なのである。つまり、「親を失った子供の就学支援に使われる」と思って募金した人のお金を、「親もいる。家庭も裕福」な子供に使ったのである。
更には、朝鮮学校は日本人拉致事件を行った北朝鮮と、その出先機関である朝鮮総連の傘下の学校であり、そこでは金親子の肖像画を掲げて様々な反日教育を行っている事が知られており、そのような事から「朝鮮学校に寄付されると知っていたら、募金しなかった」と言う人が多くいた。さらに、この事件によって、あしなが育英会も悪評が立ち、一時期、あしなが育英会への寄付も減って、交通遺児への支援金が不足して、高校進学を断念する子供達も出ていた。 — 川東大了、2014年7月19日(土)のブログから抜粋
他方で、参加者側からも過激な抗議活動を行ったことへの懸念や批判の声が上がり始めた。参加者の一人であるDは徳島県教組による告訴の翌日に自身のブログで「抗議の前々日に過激な行動は控えようと申し合わせたのにこんなことになってしまった。これでは支持も広がらないし、増木はもう少し頭を使って欲しい」とリーダー格である増木の言動を批判した[25]。また、当時在特会と共闘関係にあり、当事件やその後の記者会見に構成員が参加していた主権会は、「今回の抗議は現行犯逮捕されてもおかしくない危険で無責任な行動であり、『行動する保守』運動に大きなダメージを与えかねない」として、本件に関与した増木・荒巻ほか1名と記者会見に参加した1名の計4名を除名処分にすると発表した[26]。
刑事責任の追及
[編集]逮捕・起訴
[編集]2010年(平成22年)9月8日、徳島県警察本部警備部は増木・川東・荒巻他4名、計7名を威力業務妨害などの容疑で逮捕した[27][28]。また9月24日にはHら残りの参加者12名も組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律違反(組織的威力業務妨害)などの容疑で書類送検された[29]。
徳島地方検察庁は当初、より罰則の重い組織的犯罪処罰法違反での立件を目指していたが、在日特権を許さない市民の会の組織性を立証することは難しいとの判断から同法の適用を回避し、9月29日付で6名を威力業務妨害・建造物侵入の容疑で起訴するに留め、名誉毀損容疑については起訴猶予処分とした。またそれ以外の7名は3つの容疑全てについて起訴猶予処分となり、Gは釈放された[30]。
起訴された6名のうち増木・川東・西村の3名は既に京都朝鮮学校公園占用抗議事件で京都地裁に起訴されていたため、3名についてのみ徳島地方裁判所で審理し、増木・川東・西村の審理は京都地裁で行うことになった。
刑事裁判
[編集]徳島地裁
[編集]2010年(平成22年)11月17日に開かれた初公判でD・E・Fはいずれも起訴内容を認め、即日結審となった[31]。
徳島地裁は翌12月1日、「犯行は悪質で被害者への精神的影響も大きいが、被告人らは行き過ぎた行為を認め、在特会を辞めると述べている」として、Dを懲役2年・執行猶予5年、Eを懲役8月・執行猶予4年、Fを懲役8月・執行猶予3年とする判決を言い渡した[32][33]。D・E・Fはいずれも控訴せず、有罪判決が確定した。
京都地裁
[編集]A・B・Cはいずれも無罪を主張したため、威力業務妨害罪と建造物侵入罪の成否が争点となった。Aらは、
- Aらの行為は正当な政治的抗議であり違法性に欠ける。また抗議は短時間で、業務妨害に該当するものではない。
- Aらは徳島県教育会館の入り口受付で立ち入りを制止されておらず、事務所への立ち入りは承諾されたと解すべきであるから、建造物侵入罪は成立しない。
などと主張したが、京都地方裁判所は審理の結果、
- Aらは狭隘な事務所に16名で押し入って職員2名を取り囲んだ上、約13分間にわたって拡声器を用いて大音量で怒号するなどし、被害者の腕や手首をつかんだり右肩を突き、机上の資料を放り投げたりサイレンを鳴らすなどしたもので、その行為に許容される余地はない。
- 上記のような抗議に対処することが組合業務の一環であるとはおよそ言えないから、建物受付で立ち入りを制止されなかったとしても、組合事務所への立ち入りが承諾されたと考える余地はない。
と判断し、威力業務妨害罪・建造物侵入罪の成立を認めた。また京都朝鮮学校公園占用抗議事件についてもA・B・Cを有罪とした。
その上で、犯行態様が悪質であるにもかかわらずAらには反省の様子が見られないと指摘しつつも、3名とも見るべき前科がなく今後は活動手法を改める旨述べているという事情も認められるとして、2011年(平成23年)4月21日、Aを懲役2年・執行猶予4年、B・Cを懲役1年6月・執行猶予4年とする判決を言い渡した[13]。A・B・Cは控訴せず、これにより起訴された6名全員の有罪が確定した。
その後の動きと不起訴不当議決
[編集]2010年(平成22年)12月17日付で公安調査庁が公表した「内外情勢の回顧と展望(平成23年1月)」において当事件は京都朝鮮学校公園占用抗議事件などと共に取り上げられ、「排外的主張を掲げ執拗な糾弾活動を展開する右派系グループ」が起こした事件の一例として記載された[34]。
公判中の2011年(平成23年)1月22日・23日に日教組の全国教研に合わせて在特会茨城支部が抗議街宣を行うなど[35]、在特会はその後も「日教組の募金詐欺を糾弾する」という姿勢を崩しておらず、同年2月28日には「日教組による募金詐欺の被害者からの情報提供を求める」との告知を公式サイト上で発表している[36]。
一方徳島県教組は参加者19名全員の名誉毀損容疑に対する起訴猶予処分と、G・Hの威力業務妨害・建造物侵入容疑に対する起訴猶予処分を不服として、2011年(平成23年)7月28日付で徳島検察審査会に審査申立を行った。徳島検察審査会は審査の結果、
- 名誉毀損容疑について検察官は発言の具体性に乏しいとしたが、「詐欺」などの具体的発言が行われており、さらにインターネットに動画を公開したことで二次被害が生じている。根拠のない非難で被害者が受けた精神的苦痛は大きく、不起訴は納得できない。
- G・Hの威力業務妨害・建造物侵入容疑について、Gはビデオ撮影を担当し、Hは罵声を浴びせるなど積極的に行動しており、起訴された6名と区別する理由は見当たらない。
と判断し、2012年(平成24年)6月21日付で不起訴不当の議決を下した[37][38]。
これを受けて徳島県教組は7月24日、「民主主義に対する暴力行為を許さない7・24緊急報告集会」と題した集会を開催し、徳島地検に起訴を求める団体署名活動を行うことを決定した[39]。その後、県内外の労働組合など248団体と県議ら10人が署名した「起訴を求める要請書」を9月5日付で徳島地検に提出した[40]。
追加での起訴
[編集]不起訴不当議決を受けて再捜査を進めていた徳島地検は公訴時効直前の2013年(平成25年)3月29日、威力業務妨害幇助・建造物侵入の容疑でGを、威力業務妨害・建造物侵入の容疑でHを、それぞれ起訴した。その一方で参加者19名全員の名誉毀損容疑については不起訴の判断を維持した[41]。
民事訴訟
[編集]徳島県教組は2013年8月6日、県教組と書記長(当時)の女性が在日特権を許さない市民の会の1団体と10人の個人に対して1683万円の損害賠償及び慰謝料を請求する民事訴訟を、徳島地方裁判所に提起した[42][43][44]。一方、在特会側は「刑事告訴から3年経過してからの提訴で、損害賠償請求権は時効で消滅した」と主張していた[45]。2015年3月27日、徳島地裁は在特会などに計約231万円の賠償を命じた[46]。在特会の威力業務妨害が人種差別に根ざすものと裁判所が認めなかったため、また在特会は賠償認容を不服として、双方が控訴。
2016年4月25日の控訴審判決で高松高等裁判所は、原告側の主張を認め、賠償認容額をほぼ2倍とする判決を言い渡した[47][48]。
2016年11月2日、最高裁第3小法廷は1日付けで在特会の上告を退け、賠償額を増額した2審高松高裁判決が確定した[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 在特会への賠償命令確定=朝鮮学校支援の教組に罵声-最高裁 共同通信2016年11月2日
- ^ a b “日教組「子ども救援カンパ」ご協力のお願い ~子どもたちの教育・進学支援のために~”. 日本教職員組合 (2009年6月3日). 2009年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c “子ども救援カンパ最終報告” (PDF). 日本教職員組合 (2010年3月15日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ 安田浩一 2012, p. 118.
- ^ “2009 連合「雇用と就労・自立支援カンパ」第3期助成事業 助成先”. 日本労働組合総連合会 (2009年7月1日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ 安田浩一 2012, p. 115.
- ^ a b c “日教組が連合に1億円寄付 子供救援名目、政治行為か? (2/2ページ)”. 産経新聞. (2010年3月19日). オリジナルの2010年3月22日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ a b c 安田浩一 2012, p. 116.
- ^ 平成22年3月18日参議院予算委員会会議録19頁
- ^ “日教組「寄付金で子どもを救援すると言ったな。あれは嘘だ」 → 1億円ほど横領” (2010年3月21日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “【政治】 "日教組が「あしなが育英会に」と寄付集め、1億円を自分のところに"で、朝鮮学校にもお金渡る…自民・義家氏が追及★4” (2010年3月22日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “国民の善意を踏みにじる募金詐欺組織のネコババ日教組を許さない!”. 在日特権を許さない市民の会 (2010年4月4日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ a b 京都地方裁判所平成22年(わ)第1257号、平成22年(わ)第1641号 平成23年4月21日第2刑事部判決
- ^ a b c 安田浩一 2012, p. 117.
- ^ YouTubeの動画はEのアカウントが削除されたため現存しておらず、ニコニコ動画の動画も肖像権侵害などを理由に一部削除されている。
- ^ “4 月14日 募金詐欺組織のネコババ日教組を許さない!④ - ニコニコ動画:Q” (2010年4月15日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “在特会が違法抗議行動 徳島県教組が刑事告訴”. 週刊金曜日. (2010年4月30日). オリジナルの2010年3月22日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ 『徳島県教組書記局への乱入・暴力行為事件に対する書記長談話』(プレスリリース)日本教職員組合、2010年4月21日 。2013年4月6日閲覧。
- ^ “事務局長談話 徳教団の掲示板”. 徳島県教職員団体連合会 (2010年4月4日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ 安田浩一 2012, pp. 117–118.
- ^ “4月27日 日教組問題 徳島市内で緊急記者会見 - ニコニコ動画:Q” (2010年4月28日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “日教組による募金詐欺を許さない抗議活動 【東京支部】(生中継URL追加)”. 在日特権を許さない市民の会 (2010年4月26日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “反日組織日教組を徳島から叩きだせ! 抗議街宣&ビラ配布 【京都支部】”. 在日特権を許さない市民の会 (2010年4月24日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ 大和魂、2014年8月27日閲覧
- ^ “ハッキリさせておく|Jellyの~日本のタブー~” (2010年4月22日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “<再び告知 主権は一切関知せず>”. 主権回復を目指す会 (2010年5月3日). 2010年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月6日閲覧。
- ^ “在特会さらに5人逮捕、幹部も再逮捕へ 徳島県教組へ抗議活動”. 産経新聞. (2010年9月8日). オリジナルの2010年9月11日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ “徳島県教組の業務妨害容疑 「在特会」新たに2人逮捕”. 産経新聞. (2010年9月8日). オリジナルの2010年9月11日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ “徳島県教組抗議活動で在特会メンバー12人書類送検”. 産経新聞. (2010年9月24日). オリジナルの2010年9月26日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ “在特会事件起訴 組織性の立証断念”. 朝日新聞. (2010年9月30日). オリジナルの2010年9月30日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ “在特会の徳島県教組業務妨害事件の初公判 3被告に求刑”. 産経新聞. (2010年11月17日). オリジナルの2010年11月24日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ “在特会の3人に判決(徳島県)”. 四国放送. (2010年12月1日). オリジナルの2010年12月1日時点におけるアーカイブ。 2013年4月6日閲覧。
- ^ 安田浩一 2012, p. 143.
- ^ “内外情勢の回顧と展望(平成23年1月)” (PDF). 公安調査庁. p. 60 (2010年12月20日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “日教組大会抗議活動報告”. 在日特権を許さない市民の会 (2011年1月24日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “日教組募金詐欺問題について情報提供のお願い”. 在日特権を許さない市民の会 (2011年2月28日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “威力業務妨害:県教組名誉毀損で不起訴不当と議決−−検察審 /徳島”. 毎日新聞. (2012年6月26日)
- ^ “在特会事件 徳島検審が「不起訴不当」”. 徳島新聞. (2012年6月26日)
- ^ “民主主義に対する暴力行為を許さない7・24緊急報告集会|専従日誌” (2012年7月26日). 2013年4月6日閲覧。
- ^ “県教組 名誉毀損罪で在特会員起訴を 地検に申し入れ”. 徳島新聞. (2012年9月5日)
- ^ “在特会事件 共謀の2人起訴 県教組に威力妨害 地検、検察審議決受け”. 徳島新聞. (2013年4月5日)
- ^ “威力業務妨害 在特会に賠償請求 県教組と元書記長が提訴”. 徳島新聞. (2013年8月7日)
- ^ “在特会メンバーに県教組が賠償提訴”. 読売新聞. (2013年8月7日)
- ^ “在特会と会員に損害賠償を請求 県教組と元書記長”. 朝日新聞. (2013年8月7日)
- ^ 徳島県教組の業務妨害事件、在特会に231万円賠償命令 徳島地裁
- ^ “在特会に231万円賠償命令 徳島県教組の業務妨害事件”. 47NEWS. (2015年3月27日) 2015年4月10日閲覧。
- ^ 在特会側の賠償増額、高松高裁 暴言「人種差別的」と判断 共同通信2016年4月25日
- ^ 在特会の県教組への抗議は「人種差別」 高松高裁判決 朝日新聞2016年4月25日
参考文献
[編集]- 安田浩一『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』講談社、2012年4月17日。ISBN 978-4-06-217112-0。
- 樋口直人「在特会による徳島県教組襲撃事件裁判に対する意見書」『徳島大学社会科学研究』29号、2015年12月。
関連項目
[編集]- 行動する保守
- 在日特権を許さない市民の会
- チーム関西
- 日本教職員組合
- 京都朝鮮学校公園占用抗議事件 - A・B・C・E・Gらが起こした事件
- 水平社博物館前差別街宣事件 - Cが起こした事件
- ロート製薬強要事件 - A・B・Gらが起こした事件
外部リンク
[編集]- ヘイトスピーチを考える 2:「在日特権」は根拠のないデマ - 朝日新聞連載「現場へ!」