志都乃石室
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志都乃石室(しづのいわや)は神話の大国主神と少彦名神の国造り伝承に由来し、万葉集(巻3-355)に収められている生石村主真人(おいしのすぐりのまひと)の「大汝少彦名乃将座志都乃石室者幾代将経(おほなむち すくなひこのいましけむ しつのいわやは いくよへにけむ)」に詠まれた地。作者の生石村主真人は続日本紀によれば天平10年に美濃少目となり、天平勝宝2年に外従五位下に叙されたとされる。志都乃石室の位置は明らかでなく以下のような説がある。
参考文献
[編集]- 佐佐木信綱著『萬葉集事典』206頁、平凡社、1962年(再版)
- 大久間喜一郎・森淳司・針原孝之編『万葉集歌人事典』47頁~48頁(稲垣富雄)、雄山閣出版、1982年
- 谷川健一編『日本の神々 神社の聖地(7)山陰』169頁~(白石昭臣)、白水社、2000年
- 『島根県大百科事典(上)』733頁(工藤忠孝)、山陰中央新報社、1982年
- 『日本歴史地名体系第二九巻 兵庫県の地名』206頁、平凡社、1999年
- 『日本歴史地名体系第三三巻 島根県の地名』549頁~550頁、平凡社、1999年