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性典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

性典(せいてん)は、性について書かれた書物[1]

概要[編集]

性典は性についての様々なことが書かれており、性のハウツー本的な側面もある[2]。古代インドの『カーマ・スートラ』や『房中術』が代表的な性典とされており[3]、日本においては江戸時代にも書かれた。その内の一つに『和合淫質録』がある[4]

性典は宗教教理に則って書かれることもある[5]。例えば、『匂える園』は、クルアーン雌牛章223節の「女子は汝の畑なり、行きてよく耕すべし」という章句に基づいている[6]

メディアミックス[編集]

性典ものは映画作品として製作・上映されることもある[7]

性典とされる書物[編集]

出典[編集]

  1. ^ 性典(セイテン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年6月2日閲覧。
  2. ^ 春画ール『春画にハマりまして。』CCCメディアハウス、2021年3月31日。ISBN 978-4484212067 
  3. ^ 『世界の二大性典: 『カーマ・スートラ』と『房中術』究極の“性書”は、やっぱりスゴイ!』河出書房新社、2009年1月19日。ISBN 978-4309497143 
  4. ^ スケベしすぎの病気に効く!? 江戸時代の秘薬を再現して飲んでみた”. ワニブックス (2020年10月14日). 2024年6月2日閲覧。
  5. ^ 原 2019, p. 141.
  6. ^ 原 2019, p. 144.
  7. ^ 南美川洋子の特集上映が開催、性典ものやお色気コメディなど10本”. ナタリー (2017年10月20日). 2024年6月2日閲覧。
  8. ^ 『明治の「性典」を作った男』書評 時代と格闘した人を再発見”. 朝日新聞社 (2018年6月8日). 2024年6月2日閲覧。

参考文献[編集]

  • 原比露志 (2019年4月). “東洋愛慾文献覺え書”. 文化人の性風俗誌 あまとりあ 3【復刻版】 (久保書店).