恐れ (アルバム)
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『恐れ』 | ||||
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ジョン・ケイル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロンドン サウンド・テクニークス、オリンピック・スタジオ | |||
ジャンル | アート・ロック、プロト・パンク[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | アイランド・レコード | |||
プロデュース | ジョン・ケイル | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョン・ケイル アルバム 年表 | ||||
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『恐れ』(おそれ、原題:Fear)は、ジョン・ケイルが1974年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ケイルはしばらくアメリカの西海岸を拠点に活動していたが、その後イギリスに戻り、新たにアイランド・レコードとの契約を得た[2]。ケイルは当時、ザ・ビーチ・ボーイズやマーラーのレコードを聴きながら西海岸での思い出に浸っており、それが本作にも影響を与えたといわれる[2]。
評価
[編集]Ned Raggettはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、アルバムの全体像に関して「それまでの彼のソロ・キャリアは、興味深い手法による実験だったが、彼は本作で、そうした実験と彼ならではの親しみやすいポップ/ロックを調和させている」、収録曲「ザ・マン・フー・クドゥント・アフォード・トゥ・オージー」に関して「ザ・ビーチ・ボーイズの楽しい模倣」と評している[1]。また、Daryl Easleaは2007年、BBCのレビューにおいて「パンクへの道を完璧に指し示した、濃密でシャキシャキしたロック・アルバム」と評している[2]。
収録曲
[編集]全曲ともジョン・ケイル作。
- フィアー・イズ・ア・マンズ・ベスト・フレンド - "Fear Is a Man's Best Friend" - 3:53
- バッファロー・バレエ - "Buffalo Ballet" - 3:29
- バラクーダ - "Barracuda" - 3:48
- エミリー - "Emily" - 4:22
- シップ・オブ・フールズ - "Ship of Fools" - 4:38
- ガン - "Gun" - 8:05
- ザ・マン・フー・クドゥント・アフォード・トゥ・オージー - "The Man Who Couldn't Afford to Orgy" - 4:34
- ユー・ノウ・ミー・モア・ザン・アイ・ノウ - "You Know More Than I Know" - 3:35
- モママ・スキューバ - "Momamma Scuba" - 4:24
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・ケイル - ボーカル、キーボード、ヴィオラ、ギター、ベース
- フィル・マンザネラ - ギター、スライドギター
- アーチー・リジェット - ベース
- フレッド・スミス - ドラムス
- ブライアン・イーノ - エフェクト
- ドリーン・チャンター、アイリーン・チャンター、リザ・ストライク - バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- ジュディ・ナイロン - ゲスト・ボーカル(on #7)
- リチャード・トンプソン、ブライン・ハワース - スライドギター(on #9)
- ブライアン・ターリントン - ベース(on #9)
- マイケル・デスマライス - ドラムス(on #9)
脚注
[編集]- ^ a b c Raggett, Ned. “Fear - John Cale - Album”. AllMusic. 2024年4月13日閲覧。
- ^ a b c Easlea, Daryl (2007年). “Review of John Cale - Fear”. BBC. 2024年4月13日閲覧。