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『愛に満ちた処女よ』(あいにみちたおとめよ、イタリア語: Vergin, tutto amor)は、フランチェスコ・ドゥランテが作曲した作詞者不明の歌曲。
詞の最初にVerginとあるが、これは聖母マリアを表している。聖母は最後の審判で、罪を裁くキリストに対し、慈悲を請うてくれる執り成しの役割を果たすものとされ、中世末期からルネサンス以後は、マリアへの哀れみと許しを願う曲が多くなった。
Vergin, tutto amor omadre di bontade, o madre pia, ascolta, dolce Maria, la voce del peccator. Il pianto suo ti muova, ti muovan suoi lamenti, suo duol, suoi tristi accenti oda il tuo pirtoso cor.
愛に満ちた処女よ、 ああ善意の母、敬虔な母よ、 お聞きください優しいマリア様よ 罪人の声を。 罪人の涙が貴女を動かし その嘆きがあなたを動かし その苦しみ、その悲しみの言葉 哀れみをもて貴女の心が聞かれんことを。
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