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ベル食品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
成吉思汗たれから転送)
ベル食品株式会社
Bell Shokuhin Co,.Ltd
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 ベル BELL
本社所在地 日本の旗 日本
063-0803
北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3-35
設立 1947年
業種 食料品
法人番号 7430001014420 ウィキデータを編集
事業内容 食品・調味料の製造・販売
代表者 代表取締役社長 福山 浩司
資本金 4億8,525万円
売上高 68億1,200万円 (2024年3月期)
従業員数 240名
主要株主 テーブルマーク株式会社
主要子会社 三栄食品株式会社
外部リンク http://www.bellfoods.co.jp
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成吉思汗たれ

ベル食品株式会社(ベルしょくひん)は、北海道札幌市西区二十四軒に本社を置く調味料の製造・販売会社。主力商品「成吉思汗(ジンギスカン)たれ」が有名。

なお、大阪府大阪市鶴見区に本社を置くベル食品工業とは、社名は似ているが、資本・人材関係は一切ない。また、かつて存在したベルフーズ(後のカネボウフーズ、現在はクラシエフーズ)およびカネボウ(現・クラシエホールディングス)との関連は一切ない。

コーポレートスローガンは「北海道のソウルフードメイカー」だが、昭和時代には「おいしさのパートナー」と名乗っていたことがある[1]

概要

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1947年北海道大学農学部OB7人が創業した「北共(ほっきょう)化学」が前身で、1958年に「ベル食品」に改称。社名は北海道大学の前身、札幌農学校の演武場の鐘(札幌時計台)に由来する[2]。会社が右肩上がりで発展していくようにと、ロゴマークのベルは45度の角度で描かれている[3]

北海道でも老舗の食品会社で、主力商品は1956年に発売された「成吉思汗たれ」(ジンギスカンタレ)。発売当初は北海道でもジンギスカン料理そのものが一般に普及しておらず、当事は精肉店と協力し商品と一緒に黒いジンギスカン鍋を貸し出すサービスも行っていた。その後、北海道の花見や運動会、海水浴などで現在の形のジンギスカンパーティーが広まった[4]。北海道内では非常に有名な商品であるが、北海道以外での認知度は低かった。しかし、昨今のジンギスカンブームを受け、ラム肉等の羊肉と共にこの商品の認知度は全国へと広がって行った。なお釧路市など道東地方限定で通常の瓶入りの他に創業当初の缶入りが販売されており、こちらを好んで買う人も多い。理由は真空で完全密封されるので風味の劣化が少ないことに加え、漁師の間で割れにくいと評判だったためだという。

創業から数年間は調味料ではなく、ラムネ粉末ジュースを主に製造販売していた。たれ以外にもラーメンスープやレトルト食品等の製造販売も手がけているが、「成吉思汗のたれ」に比較して他の商品は北海道内でも知名度はさほど高くない。

TEAM NACS大泉洋のプロデュースにより、自身のフォトエッセイ本「本日のスープカレー」の販売に合わせてスープカレーの素「本日のスープカレーのスープ」を共同開発し、2004年に販売を開始した。発売後、北海道のお土産として人気を博し、スープカレーブームにも乗った事も手伝って、新千歳空港でも発売されるなど、北海道の新名物としてベル食品と共に定着している。また、2005年には「本日のスープカレーのスープ(アジア)」が発売された[5]

食べ~るベルベルベル食品♪」というTVコマーシャルのサウンドロゴは道内でも有名。ただ、かつてのサウンドロゴでは冒頭部が直前の音声と重なっていたため、「ベ~ルベルベルベル食品♪」だと勘違いしている視聴者が多い。近年は使用していなかったが、2018年に坂口渚沙(元AKB48)主演のシリーズで、坂口本人の歌唱により復活した。

前述のベル食品工業とは、同じ大阪府内に営業所を置いており販売商品の分野も一部重複しているが、ベル食品のほうが創業が早かったこともあり、ベル食品はロゴマークの上にコーポレートスローガンの「北海道のソウルフードメイカー」という文章を付け足して、ベル食品工業の方はベルの角度を真っ直ぐにして区別することで双方が合意している。

沿革

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  • 1947年昭和22年) - 北海道札幌市豊平区豊平1条1丁目に前身会社「北共化学株式会社」として創業。
  • 1949年(昭和24年)11月 - 札幌市西区琴似二十四軒・現在地に本社・工場を移転
  • 1954年(昭和29年) - ラーメンスープ「華味」を発売
  • 1956年(昭和31年) - 「成吉思汗たれ」を発売
  • 1958年(昭和33年)3月 - 「株式会社ベル食品」を設立。9月、社名を「ベル食品化学工業株式会社」に変更
  • 1972年(昭和47年)2月 - 社名を「ベル食品株式会社」に変更
  • 1987年(昭和62年) - 「ガラベース」を発売
  • 1991年平成3年) - 「おろししゃぶしゃぶのたれ」を発売。10月、「三栄食品株式会社」と資本提携
  • 1992年(平成4年)5月 - 新工場が竣工。
  • 1993年(平成5年) - 「ラムしゃぶしゃぶのたれ」を発売。ASP製法(滅菌充填)の「ガラベース」を発売
  • 1994年(平成6年)4月 - 三栄食品株式会社を100%出資の子会社にする。
  • 1995年(平成7年) - 「ザンギ名人」を発売
  • 2000年(平成12年) - 「食べあきしない やきにくたれ」を発売。4月、HACCP対応の工場が竣工。
  • 2000年(平成12年)7月 - 「日本たばこ産業株式会社」と業務提携、11月に資本提携。
  • 2004年(平成16年)10月 - 「本日のスープカレーのスープ」を発売
  • 2008年(平成20年)7月 - 日本たばこ産業株式会社の事業統合に伴い、業務・資本提携先が「株式会社加ト吉(現:テーブルマーク株式会社)」に変更。
  • 2010年(平成22年)3月 - ISO 22000:2005認証取得
  • 2023年令和5年)3月 - 毎年4月22日を「成吉思汗たれの日」と制定。たれを羊肉にかけることから、カレンダーで「羊肉の日(4月29日)」の上に位置する4月22日を記念日とした[6]

主力商品

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ベル食品

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三栄食品

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所在地

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本社・工場
遠軽工場
東京支店
東北営業所
大阪営業所

関連会社

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  • 三栄食品株式会社

CM出演

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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