戸田勝久
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戸田 勝久(とだ かつひさ、1932年12月15日[1] - 2023年5月9日[2])は、日本の茶人、茶道研究家、創造学園大学名誉教授。茶名・宗安[1]、裏千家今日庵業躰[1]。
東京日本橋茅場町に即日庵戸田宗寛の長男として生まれる[1]。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究か修士課程修了[1]。創造学園大学教授、名誉教授。2008年『武野紹鷗研究』『武野紹鴎研究 茶と文芸』で東京大学学術博士[1]。元茶の湯文化学会前副会長[1]。第5回茶道文化学術賞受賞[3]。
死後、一般社団法人茶道裏千家淡交会から特別功労賞を追贈された[2][4]。
著書
[編集]- 『武野紹鷗研究』中央公論美術出版 1969
- 『茶道霧海抄』講談社 1980
- 『近代の芸文と茶の湯』淡交社 茶道文化選書 1983
- 『南方録の展開 千利休秘伝書』平凡社 1988
- 『千利休の美学 黒は古きこゝろ』平凡社 1994
- 『茶の湯連翹抄』思文閣出版 2005
- 『武野紹鷗 茶と文藝』中央公論美術出版 2006
- 『南方録の行方』淡交社 2007
- 『護國寺茶の湯物語』里文出版 2012
編著など
[編集]- 立花実山『南方録』教育社新書 原本現代訳 1981
- 柳宗悦『茶と美』編 講談社 1986、講談社学術文庫 2000
- 『茶道学大系3 茶事・茶会』編 淡交社 1999
- 『茶道学大系9 茶と文芸』編 淡交社 2001
- 井伊直弼『茶湯一会集』校注 岩波文庫 2010
出典
[編集]- ^ a b c d e f g 株式会社ローソンエンタテインメント. “戸田勝久|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2024年10月25日閲覧。
- ^ a b “一般社団法人 茶道裏千家淡交会 令和5年度 全国役員懇話会”. 裏千家ホームページ 茶の湯に出会う、日本に出会う (2023年11月30日). 2024年10月25日閲覧。
- ^ “茶道文化学術賞(平成2年度から平成31年度まで)”. 大日本茶道学会. 2024年10月26日閲覧。
- ^ “茶道文化賞にジーン・有吉さん 裏千家今日庵:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年11月14日). 2024年10月25日閲覧。