手ブラ
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手ブラ(てブラ)は、手で乳首・乳輪を隠したポーズのことをいう。英語「handbra」をはじめとして、日本語以外においても同源の言葉が使われている。モデルやグラビアアイドル(グラドル)が行うことがある[1]。
歴史
[編集]ポーズ自体は、日本においては1977年のカネボウ化粧品の広告における夏目雅子や、1979年の日本映画のパンフレットにおける女優の松坂慶子をはじめとして、1980年代には由美かおる・范文雀、大信田礼子、高樹澪らの例がある[2]。「手ブラ」という用語はそれよりも遅く、1997年ごろから写真週刊誌で使われ始めたという[3]。1996年に大塚寧々が披露したセミヌードの広告が、グラドルの間で手ブラのポーズの流行を広げたとされる[4]。
2010年代 - 現在
[編集]2017年5月には、「世界で最もホットな女性100人」の1位に輝いたモデルのヘイリー・ボールドウィンが自身のメイクアップラインの広告で手ブラ姿を披露し、「モデルの雰囲気を出すことにこだわりたかった」と語っている[5]。同年7月には、モデルのベラ・ハディッドが自身のInstagramにヌードカラーのショーツを履いた手ブラ姿の写真を投稿し、80万件以上の「いいね」が集まっている[6]。2019年2月には、女優・モデルのカーラ・デルヴィーニュがファッションブランド「バルマン」 (Balmain) で披露した[7]。同年5月には、ロンドン出身のモデルであるエミリー・ラタコウスキーが自身のInstagramにオレンジ色のパンツスタイルの水着にロングブーツを合わせた手ブラの姿を映した動画を投稿したことが、話題となった[8]。
派生語
[編集]手をブラジャー(ブラ)の代わりに使うから手ブラであり、隠し方や隠す部位によってさまざまな派生語が存在する。
- 髪ブラ(かみブラ)
- 胸部より下まで長く伸ばした髪で隠すポーズ。
- 腕ブラ(うでブラ)
- 乳房を腕で隠すポーズ[9]。
- 肘ブラ(ひじブラ)
- 胸を肘で隠すポーズ。「肘ブラ」は2017年に田中みな実が披露したものが話題になったが、その20年以上前に石田ゆり子が行った例がある[10][11]。
- クロス手ブラ(クロスてブラ)
- 左右の手を交差させ、右手で左胸を、左手で右胸を隠すポーズ[12]。
- 両手ブラ(りょうてブラ)・片手ブラ(かたてブラ)
- 前者は乳房を隠すのに両手を使い、後者は片手のみで両方の乳房を隠す[13]。ただし、片手ブラは片方の乳房だけを隠すポーズを指して使われることもある[14]。
- 指ブラ(ゆびブラ)
- 指で乳首のみを隠すポーズ[15][16]。
- 脚ブラ(あしブラ)
- いわゆる体育座りのような姿勢を取って脚部で隠すポーズ[17]。
- 壁ブラ(かべブラ)
- 胸を壁に押し当てて隠すポーズ[18]。
- 手パンツ(てパンツ)
- 股間(女性器)を片手で隠すポーズ[19][20]。手パン(てパン)とも呼ばれる[21]。
ギャラリー
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両手ブラ(順手)
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両手ブラ(順手)
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クロス手ブラ
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腕ブラ(両腕)
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腕ブラ(片腕)
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手ブラ・腕ブラ(片腕)
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肘ブラ
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片手ブラと手パンツ
脚注
[編集]- ^ 松尾 (2022年11月25日). “田中みな実、藤田ニコル、熊切あさ美も……際どすぎる手ブラグラビアまとめ!”. エンタメRBB (株式会社イード) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “グラビアの定番「手ブラ」 その単語が生まれた年は?”. NEWSポストセブン (小学館). (2017年11月15日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “グラビアの定番「手ブラ」 その単語が生まれた年は?”. NEWSポストセブン (小学館): p. 2. (2017年11月15日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ 「週刊文春」編集部 (2023年1月28日). ““手ブラ”ブームを生んだ衝撃の“靴ブラヌード”…“奇跡の50代”大塚寧々はなぜ“復活”したのか”. 文春オンライン (文藝春秋): p. 2 2023年5月28日閲覧。
- ^ フロントロウ編集部 (2017年5月26日). “ヘイリー・ボールドウィン、トップレス手ブラで悩殺”. フロントロウ (オウトグラフ・プロダクション) 2023年5月28日閲覧。
- ^ フロントロウ編集部 (2017年7月4日). “驚異の美ボディ!ベラ・ハディッドの手ブラ写真が美しすぎる”. フロントロウ (オウトグラフ・プロダクション). オリジナルの2019年5月6日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。
- ^ フロントロウ編集部 (2019年2月2日). “カーラ・デルヴィーニュ、バルマンの広告でフルヌードをお披露目”. フロントロウ (オウトグラフ・プロダクション) 2023年5月28日閲覧。
- ^ フロントロウ編集部 (2019年5月6日). “エミリー・ラタコウスキー、セクシーすぎる「手ブラ」でファンを悩殺【動画あり】”. フロントロウ (オウトグラフ・プロダクション). オリジナルの2019年5月6日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。
- ^ “大島優子が“腕ブラ”大胆セミヌード”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2014年8月4日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “田中みな実が“肘ブラ”撮影裏話! 下着カットでは「Tバックのままで…」”. サンスポ (産経デジタル). (2017年12月21日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “石田ゆり子が20代のころに披露していた「過激な写真」”. まいじつ (日本ジャーナル出版). (2017年12月15日) 2018年12月5日閲覧。
- ^ “『アド街』に全裸の温泉美女続々! キワどい入浴シーンに視聴者大歓喜”. メンズサイゾー (サイゾー). (2017年9月25日) 2018年12月5日閲覧。
- ^ “大槻ひびきが乳首が見えないようにブラを外し、セクシーアピール後に乳首を見えないようにブラを装着!! 「見えそで見えないとこに美しさを感じる」”. おたぽる (サイゾー). (2018年7月4日). オリジナルの2021年7月26日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。
- ^ “「片手ブラ」披露のグラドル・二宮さくら 「布団のシーンでは黒い下着を…」”. Sirabee (NEWSY): p. 2. (2017年8月29日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “妖艶グラドル・一條めぐ、100センチGカップ見せつける過激SNS! 手ブラ&指ブラにファン大喜び”. メンズサイゾー (サイゾー). (2017年5月30日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ ““大人の24時間テレビ”も感動の嵐!Dカップ新城美稀、指ブラ披露”. ZAKZAK (産経デジタル). (2011年8月22日). オリジナルの2018年12月5日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。
- ^ “市川由衣、“脚ブラ”ヌード大胆披露 『anan』でセクシー全開”. ORICON NEWS (oricon ME). (2014年8月8日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “永尾まりや、AKB48の同期・島田晴香と“壁ブラ”被りで対抗心”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2017年10月29日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ ““着エロ界の金髪天使”ジェマ、手ブラ&手パンツの全裸ショットで新作イメージ作品をPR”. メンズサイゾー (サイゾー). (2017年10月30日). オリジナルの2023年2月4日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。
- ^ “脊山麻理子、手で股間を隠す手パンツ挑戦「新しいエロの形を」”. サンスポ (産経デジタル). (2018年11月12日) 2023年5月28日閲覧。
- ^ “Iカップ菅野ゆうこ、103センチのバスト見て見て~”. ZAKZAK (産経デジタル). (2011年12月27日). オリジナルの2021年6月4日時点におけるアーカイブ。 2023年5月28日閲覧。