打出小槌古墳
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打出小槌古墳 | |
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出土埴輪 (芦屋市立美術博物館展示) | |
所在地 | 兵庫県芦屋市打出小槌町 |
位置 | 北緯34度43分58.1秒 東経135度18分51.9秒 / 北緯34.732806度 東経135.314417度座標: 北緯34度43分58.1秒 東経135度18分51.9秒 / 北緯34.732806度 東経135.314417度 |
形状 | 前方後円墳 |
築造時期 | 5世紀末 |
特記事項 | 墳丘は非現存 |
地図 |
打出小槌古墳(うちでこづちこふん)は、兵庫県芦屋市打出小槌町にあった古墳。形状は前方後円墳。現在では墳丘は失われている。
概要
[編集]翠ヶ丘台地の最南端部、標高10メートル付近に立地する古墳である。古墳時代中期末(5世紀末)に築造された。前方部を南東方向にむける前方後円墳。墳丘長約58メートルと推定されており、阪神間における5世紀末の古墳では最大クラスである[1]。
室町時代(15世紀〜16世紀初頭)に耕作地開発が行われ、現在、墳丘は完全に消滅している[2][3]。
この付近には、打出小槌遺跡が分布しており、旧石器時代〜中世・近世にかけての複合遺跡である[4][3]。これまでに発掘調査が実施されている。
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人物埴輪
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円筒埴輪
墳丘
[編集]墳丘の規模は次の通り。
- 墳丘長︰約58メートル
- 後円部径︰約28メートル
- 周濠や外堤を合わせた全長︰85メートル程度
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 芦屋市教育委員会 2012.
- ^ 芦屋市教育委員会 2012, p. 13.
- ^ a b 芦屋市教育委員会 2020, p. 54.
- ^ 芦屋市教育委員会 2012, p. 12.
参考文献
[編集]- 芦屋市教育委員会『芦屋市内遺跡発掘調査概要報告書』 91巻〈芦屋市文化財調査報告〉、2012年3月31日。 NCID BB17511479 。
- 芦屋市立美術博物館『遺跡と出土品が語る芦屋の古代』芦屋市立美術博物館、2014年 。
- 芦屋市教育委員会「打出小槌古墳」『芦屋の文化財ハンドブック-第5版-』芦屋市、2020年3月31日、54頁 。