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振り返り学習

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

振り返り学習(ふりかえりがくしゅう/省察的学習)とは、学習における重要概念。成人教育や企業研修においては単に「振り返り」と表現される。

従来の教育では「おさらい」「復習」などと同様に扱われてきた表現だが、アクティブ・ラーニングの導入や、体験重視の学習、多様化する学習内容の定着のため「振り返り学習」が注目されるようになっている[1]

2017年(平成29年)公示の学習指導要領においても「振り返る」という表現が52か所見られ、学習指導要領総則編においても「振り返り(る)」という表現が31か所見られる[要出典]

振り返りの学習効果については、経済協力開発機構 (OECD)の『Education2030』[2]でも

  • 学習者自身の考えを改善する
  • 経験から他の考えにつなげる
  • メタ認知、自己認識、批判的思考、意思決定を導く

等の学習効果が「振り返り学習」にあるとする[3]

「振り返り学習」(省察的学習)の重要性についての言及は日本国内でも広がりつつあり、海外のprimaryschool~大学まで様々な学校のホームページ上でその重要性が指摘されている[4]

脚注

[編集]
  1. ^ 平成25年度全国学力・学習状況調査 クロス集計結果”. 文部科学省 (2021年12月2日). 2021年12月2日閲覧。
  2. ^ Education2030 (PDF) - 経済協力開発機構(英語)
  3. ^ 0 OECD Future of Education and Skills 2030 Conceptual learning framework” (英語). OECD (2021年12月2日). 2021年12月2日閲覧。
  4. ^ reflective learning” (英語). Deakin University (2021年12月2日). 2021年12月2日閲覧。