挿絵の黄金時代
表示
挿絵の黄金時代(さしえのおうごんじだい、Books Beautiful)は、19世紀後半から1930年頃のイギリスを中心とした挿絵の黄金期。印刷革命によるギフト・ブック・ブーム。
ランドルフ・コールデコット、ケイト・グリーナウェイ、ワォルター・クレインを旗手として同時期に多くの挿絵画家が現れ、絵本の近代化が進んだ[1]。高橋吉文は同時期の挿絵の特徴について、視点を切り落とした遠近法や平面的な彩色など、ジャポニズムの影響を指摘している[1]。
主な作家
[編集]- エドワード・バーン=ジョーンズ(英)
- ウィリアム・モリス(英)
- ワォルター・クレイン(英)
- アルフォンス・ムハ(ミュシャ)(墺)
- トゥルーズ・ロートレック(仏)
- ウィリアム・バトラー・イェイツ(愛)
- チャールズ・リケッツ(英)
- アーサー・ラッカム(英)
- オーブリー・ビアズリー(英)
- ハリー・クラーク(愛)
- ジョルジュ・バルビエ(仏)
- エドマンド・デュラック(仏)
- カイ・ニールセン(デンマーク)
脚注
[編集]- ^ a b 高橋吉文 大野寿子(編)「19世紀西洋視覚とジャポニズム」『グリムへの扉』勉誠出版 2015 ISBN 9784585290933 pp.164-171.