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推理小説 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
刑事・雪平夏見シリーズ > 推理小説 (小説)
推理小説
著者 秦建日子
発行日 2004年12月20日
発行元 河出書房新社
ジャンル ミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判上製本
ページ数 296
次作 アンフェアな月
公式サイト 河出書房新社
コード ISBN 4-309-01686-3
ウィキポータル 文学
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推理小説』(すいりしょうせつ)は、秦建日子による日本推理小説。『刑事・雪平夏見シリーズ』の第1作。

2006年から2015年にかけてテレビドラマ映画化された『アンフェア』(フジテレビ系)の原作となり、『推理小説』は連続ドラマの第4話までドラマ化された。

あらすじ

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新宿区の公園で、片方の眼球を抉り取られた会社員と女子高生の遺体が見つかった。通り魔か、計画殺人か、捜査一課の意見は割れる。現場からは「アンフェアなのは、誰か」と印刷された栞が発見される。

その後出版社に送られた、事件を予告する小説の原稿。犯人の要求は「事件を防ぎたければ小説の続きを落札せよ」というものだった。

登場人物

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警視庁

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雪平 夏見(ゆきひら なつみ)
捜査一課で検挙率No.1、大酒飲み、“無駄に美人”、バツイチ。
安藤 一之(あんどう かずゆき)
雪平の相棒。
山路 哲夫(やまじ てつお)
捜査一課長。
小久保(こくぼ)
捜査一課の刑事。
安本(やすもと)
捜査一課の刑事。
沢井(さわい)
捜査一課の刑事。
原口(はらぐち)
科捜研の技官。アニメオタク的風貌。

事件関係者

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瀬崎 一郎(せざき いちろう)
神田神保町の出版社・岩崎書房の編集者
栗山 創平(くりやま そうへい)
音羽出版編集者。瀬崎の元同僚で、唯一友人と呼べる存在。
龍居 まどか(たつい まどか)
都立高校3年生。17歳。
鈴木 弘務(すずき ひろむ)
印刷会社営業部長。42歳。
橋野 美樹(はしの みき)
W大学文学部4年生。ミステリ研究会所属。名探偵を意識した「フッフッフ」が口癖。
粕谷 理恵子(かすや りえこ)
W大学文学部4年生。ミステリ研究会所属。「T.H」という人物から不気味なメールを送られる。
田口 和志(たぐち かずし)
W大学文学部7年生。ミステリ研究会所属。芸能人にも知り合いがいて、爽やかで理知的な男性。理恵子の元恋人。2年前から久留米隆一郎のゴーストライターを務めている。
久留米 隆一郎(くるめ りゅういちろう)
ミステリ作家。いつも「復讐」をテーマにした、2時間程度で読み終わることができる作品を次々と出している。岩崎書房が主催する文学賞の選考委員長。
小沢 茉莉(おざわ まり)
久留米の秘書。雪平に匹敵する美貌の持ち主。
平井 唯人(ひらい ただひと)
W大学文学部ミステリ研究会所属。理恵子のことが好きだった。2年前に失踪し、現在行方不明。持込した原稿を瀬崎に酷評されたことがある。