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撃柝売買

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

撃柝売買 (げきたくばいばい)は株式市場商品市場において、売りと買いそれぞれの注文を集計した上で、売買数が均衡となる単一の価格を決定する価格決定方式のこと。撃柝とは拍子木を叩くことであり、この拍子木によって価格の決定を市場参加者に知らせた。

歴史的には、1893年に取引所法が公布されたのに伴い、当時の大阪株式取引所が寄り付き・大引けの価格決定のために行った「付け合せ方式」が端緒だとされる[1]

東京証券取引所

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東京証券取引所では、1949年(昭和24年)の取引所設立から1982年(昭和57年)まで、一部の特定銘柄の午前・午後の寄り付き・大引け時(合計4回)に撃柝売買を行っていた。1982年12月の大納会が撃柝売買の最終日となった。

特定銘柄については、一銘柄ずつ価格決定のためのセリが行われ、拍子木が叩かれるまでの間であれば、ある会員(証券会社)が一度買った株式を別の会員に転売したり、逆に売った株式を買い戻したりすることも自由に行うことができたが、価格については拍子木が鳴らされた時点のものが統一的に適用された[1]

特定銘柄

なお、東証での撃柝売買終了後となる1984年(昭和59年)1月に、NHK大河ドラマ山河燃ゆ』の「昭和13年(1938年)当時の集団競争売買の立会い」シーン撮影のため、東証職員の協力のもと、東証立会場(旧市場館)で撃柝売買が再現されたことがある[2]

出典

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  1. ^ a b 1982(昭和57)年撮影:特定ポストの終わる日、1999(平成11)年撮影:株券売買立会場閉場日 - 日本取引所グループ公式チャンネル
  2. ^ 撃柝 東証Arrows見学 - 日本取引所グループ

関連項目

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外部リンク

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