数学能力検定試験
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数学能力検定試験(すうがくのうりょくけんていしけん)は、数理検定協会が実施していた数学・算数の能力検定である。略称はTOMAC(トマック、Test of Mathematical Competence)。
数理検定協会は2017年に特定非営利活動法人の認証を取り消されており[1]、2023年現在は実施が確認されていない。
概要
[編集]TOMACは1994年、民間の算数・数学の検定事業機関である数理検定協会により研究・開発された。2004年に学力低下、失業率、ニート等の社会問題を懸念し、個人受験を開始した。同年7月には厚生労働省の「若年者就職基礎能力修得支援事業(YESプログラム)」認定試験となった。
TOMACは、学校教育で学習する内容の力を問う「数学(算数)能力」の分野と、数学の問題におけるひらめき・センスを問う「数学的潜在能力」分野に分かれており、その2つの分野を絶対評価により測定する。数学(算数)の一般的な問題のほか、音声を聴いて解くリスニング問題、右脳を刺激する潜在能力の問題で構成されている。
受験グレード
[編集]検定級にあたる「受験グレード」は AI・AII・AIII・BI・BII・CI・CII・CIII・Dの9段階がある。大まかな区分であるA・B・C・Dは、学校教育における小学校・中学校・高等学校・大学の水準にそれぞれ対応している。年齢・性別等の制限はないが、実用数学技能検定などと異なり、同時に複数のグレードを受験することはできない。
脚注
[編集]- ^ “数理検定協会|東京都生活文化局”. 東京都生活文化スポーツ局. 2023年2月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 数学能力検定 TOMAC(ウェイバックマシン)