文林郎
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文林郎(ぶんりんろう)は、唐朝の官職の一つ。文史を撰録する官僚のこと。
解説
[編集]唐の時代の官職の一つで、主に文書や記録の管理を担当。具体的には、秘書省に属し、文書の作成や保管、整理などを行う役割を担った。この職位は、隋の開皇6年(586年)に従九位という比較的低い位階に位置し設置されたが、楊帝の三年に廃止された。
唐の武徳七年(624年)に復活し、九位から二十八位までとなった[1]。
宋代には九位から後に三十三位までとなったが、明朝、清朝でもその地位は続いた。明の時代には七位は当初内務大臣に与えられ、その後民政大臣に与えられた。清朝では、七位は文臨琅(ぶんりんろう)に与えられ、宦官として生まれた者には宣宜琅(せんぎろう)が与えられたが、清朝末期に廃止された。