新主流派
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新主流派(New Mainstream)は、ビバップ、ハード・バップに対抗しうるジャズの新スタイル(モード・ジャズ)を意味する。評論家アイラ・ギトラーが公式にマイルス・デイヴィス(Miles Davis)のアルバム『マイルス・スマイルズ』(1966年、SME、Columbia/Sony)で最初に使い始めた。1965年以降ともされる。英語圏ではポスト・バップとも呼ばれる。
- マイルス・デイヴィス(Miles Davis)『マイルス・スマイルズ (Miles Smiles)』(SME、Columbia/Sony)
- ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)『処女航海 (Maiden Voyage)』(Blue Note)
- ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)
- ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)『ワン・ステップ・ビヨンド (One step beyond)』(Blue Note)
- フレディ・ハバード(Freddie Hubbard)
- トニー・ウィリアムス(Tony Williams)
- エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)
- グレイシャン・モンカー3世(Grachan Moncur III)
等が挙げられる。
参考文献
[編集]- 細川周平、後藤雅洋、村井康司、寺島靖国、小川隆夫、加藤総夫、柳沢てつや、北里義之、大村幸則、瀧口秀之、西島多恵子、山下泰司、黒田京子、桜井圭介、上野俊哉、米田栄、田辺秀樹、高橋順一、川竹英克、田村和紀夫、大宅緒、高見一樹、島原裕司、柴俊一『新版 ジャズを放つ』洋泉社、1997年、23頁。ISBN 4896912500。
- 小川 隆夫『知ってるようで知らない ジャズおもしろ雑学事典 ~ジャズ100年のこぼれ話~』ヤマハミュージックメディア、2001年、173頁。ISBN 4636207505。
- ジャズ批評編集部編 編『ジャズ管楽器 : バリトン・サックス/ソプラノ・サックス/クラリネット/フルート/トロンボーン他』松坂〈ジャズ批評ブックス〉、2002年、233頁。ISBN 4-915557-12-X。