新井哲夫
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新井 哲夫(あらい てつお、1951年2月 - )は、日本の教育学者。専門は美術教育。群馬大学名誉教授。
略歴
[編集]- 1951年2月 埼玉県で出生。
- 1969年3月 埼玉県立川越高等学校卒業
- 1974年3月 多摩美術大学美術学部絵画学科(油画)卒業
- 1988年3月 横浜国立大学大学院教育学研究科美術教育専攻修了
- 1988年3月 教育研究表彰(財団法人日本教育研究連合会)受賞
群馬大学教育学部教授、群馬大学教育学部附属小学校校長(兼任)、明治学院大学心理学部教育発達学科教授を歴任。現在、群馬大学名誉教授。
研究分野
[編集]- 『思春期の美術教育に関する研究』
- 『創造主義の美術教育に関する研究』
- 『図画工作・美術科における鑑賞教育に関する研究』
- 『小・中学校における美術教育に関する授業研究』
他
著書・論文
[編集]著書
[編集]- 『造形教育事典』(共著) (建帛社、1991年)
- 『現代造形美術実践指導全集第6巻』(共著) (日本教育センター、1988年)
- 『中学校美術科 絵画・彫刻』(共著) (明治図書 、1991年)
- 『小学校図画工作科教育の研究』(共著) (建帛社、1993年)
- 『図画工作・美術教育研究』(共著) (教育出版、1994年)
- 『中学校美術授業づくりの基礎・基本』(編著) (日本文教出版、1996年)
- 『久保貞次郎を語る』(共著) (文化書房博文社 、1997年)
- 『中学校美術の新しい展開-新学習指導要領の解説と実践-』(共著) (日本文教出版、1999年)
- 『小学校図画工作科指導の研究』(共編著) (建帛社、2000年)
- 『新訂図画工作・美術教育研究』(共編著) (教育出版、2000年)
- 『絵画の教科書』(共著) (日本文教出版、2001年)
- 『新版造形教育実践全集 第7巻 美術鑑賞の新しい試み』(共著)(日本教育図書センター、2002年)
- 『図工・美術の鑑賞指導』(共著) (日本文教出版、2004年)
- 『現代教育方法事典』(共著) (図書文化、2004年)
- 『日本美術の授業─東京国立博物館の名品による鑑賞授業の手引き─』(共著) (日本文教出版、2006年)
- 『小学校図画工作科の指導』(共編著)(建帛社、2010年)
- 『木水奥右衛門(育男)指導画集』(共著)(木水奥右衛門(育男)指導画集鯖江実行委員会、2011年)
- 『教育発達学の構築─心理学・教育学・障害科学の融合─』(共著)(風間書房、2015年)
- 『美術科教育における授業研究の進め方』(共著)(美術科教育学会、2017年)
- 『思春期の美術教育─造形表現の質的転換期とその課題』(編著)(日本文教出版、2018年)
- 『美術教育学の現在から』(共著)(ブックウェイ、2018年)
論文
[編集]- 『描画の発達と「主題」意識』 美術教育学 (学術雑誌、1989年)
- 『様式の不在としての描画の危機-思春期における描画の危機をめぐって-』 美術教育学 (学術雑誌、1990年)
- 『表現活動と子どもの意思決定』 アートエデユケーション (学術雑誌、1989年)
- 「久保貞次郎の美術教育論(1)—『児童画の見方』と美術教育論の形成過程—」 美術教育学 (学術雑誌、1993年)
- 『久保貞次郎の美術教育論(2)—その『創造性』の概念をめぐって—』 美術教育学 (学術雑誌、1995年)
- 『久保貞次郎・美術教育関連著作年譜—「久保貞次郎の美術教育論」資料—』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、1995年)
- 『久保貞次郎の美術教育論(3)—教師論の行方—』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、2001年)
- 『久保貞次郎の美術教育論(4)—美術教育の方法論をめぐって—』 藝術教育学(学術雑誌、2001年)
- 『久保貞次郎の児童画評価─久保貞次郎の美術教育論(5)─』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、2004年)
- 『子どもの絵の評価をめぐって─久保貞次郎の美術教育論(6)─』 群馬大学教科教育学研究(研究紀要、2004年)
- 『霜田静志の美術教育─大正期における造形主義の美術教育─』 第二次美術教育ぐんま塾年報2004(2005年)
- 『北川民次と創造主義の美術教育─我が国における児童中心主義の美術教育(1)─』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、2006年)
- 『ウィリアム・ジョンストンと思春期の美術教育─我が国における児童中心主義の美術教育(2)─』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、2007年)
- 『ヴィクター・ローエンフェルドと思春期の美術教育─我が国における児童中心主義の美術教育(3)─』 群馬大学教育学部紀要(研究紀要、2008年)
- 『大勝恵一郎と「青年期」の美術教育─「青年期」の内面の要求と造形表現学習との統合─』 第三次美術教育ぐんま塾年報2008(研究紀要、2009年)
- 『鯖江中央中学校及び武生第三中学校における木水育男の美術教育─思春期の子どもを対象とした「創造主義の美術教育」の展開─』 第三次美術教育ぐんま塾年報2010(研究紀要、2011年)
- 『思春期における絵画表現に関するハワード・ガードナーの解釈めぐって─H. ガードナーによる描画の発達研究に関する検討─』 第三次美術教育ぐんま塾年報2011(研究紀要、2012年)
- 『図画工作・美術科教育に求められる専門的力量形成に関する研究(1)─図画工作・美術科教育に求められる専門的力量とは?─』 美術教育学(学術雑誌、2013年)
- 『創造美育運動に関する研究(1)─「創造美育運動」とは何か?─』 美術教育学(学術雑誌、2014年)
- 『美術教育ぐんま塾の試み─図画工作・美術の専門家としての自己確立をめざして─』 第四次美術教育ぐんま塾年報2014(研究紀要、2015年)
- 『創造美育運動における戦前・戦後の連続性と非連続性─創造美育運動に関する研究(2)─』 美術教育学(学術雑誌、2016年)
- 『久保貞次郎と欧米視察旅行─1930年代末における視察旅行の意義と旅行に至る背景の解明を中心に─』 美術教育学(学術雑誌、2019年)
他多数
所属学会
[編集]- 美術科教育学会
- 大学美術教育学会