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新川 (香川県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新川
高松市春日町新川橋付近。背景は屋島。
水系 二級水系 新川
種別 二級河川
延長 18.693 km
流域面積 131.9 km2
水源 讃岐山脈(三木町大字鹿庭)
河口・合流先 瀬戸内海(香川県)
流域 香川県
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新川(しんかわ)は、香川県木田郡三木町から高松市東部を流れる新川水系の本流で、二級河川

概要

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高仙山の北方、三木町大字鹿庭字三番付近に源を発して北流したのち、三木町大字平木字下所で西に流路を転じ、再び高松低地東部を春日川と並行して北流し、高松市屋島西町付近で瀬戸内海へ流れる。支流は三木町大字平木で古川、高松市東山崎町付近で吉田川、最下流部の河口付近で春日川などが合流する。指定延長18.693km、流域面積131.9km2、支流を含む指定総延長は約98km。

新川の西側に流れる支流の春日川はもとは1つの河川であり、東山崎町付近で現在の春日川へ合流していたと考えられている。古墳時代に新川は春日川から切り離され、その際川名を新しい川という意にちなんで新川と名付けた。また、中流の三木町大字平木付近の人工的な流路形状は、条里制施行時代の流路変更によるものと考えられている。ちなみにこれと同じく人工的に流路変更されたのが、三木町大字池戸と高松市亀田南町付近における吉田川である[1]。これらの河川は伏流して水量に乏しいが、大雨の時には洪水被害が頻発する。

かつて北部と河岸には一毛作の湿田も少なくなかったが、河川の砂を用いて客土を行い、肥沃な穀倉地帯となった。これらの川には井を設け灌漑水源に充てているが、不足する山大寺池小川下池こかげいけ男井間池おいまいけ、久米池など多くの溜池が設けられている。高度経済成長期には、中流部から下流部の地域では住宅地化や、人口増加が著しく進んだ[2]

典型的な香川県における河川の特徴として、平時は水量に乏しいものの、降雨時には急激に水かさが増す。そのため下流部周辺ではたびたび洪水に見舞われており、過去には1972年(昭和47年)9月の台風20号(浸水家屋1880戸、浸水面積約425ha)、1987年(昭和62年)10月の台風19号(浸水家屋4831戸、浸水面積約703.4ha)が周辺に特に大きな被害を与えている[3]

主な支流

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主な橋梁

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参考

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  1. ^ 四国新聞社編集局 編『讃岐のため池』美巧社、1975年9月。ASIN B000J9UVCE 
  2. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典37 香川県』角川書店、1985年9月、437頁頁。ISBN 978-4-04-001370-1 
  3. ^ 新川水系河川整備基本方針” (PDF). 香川県 (2009年4月). 2012年12月8日閲覧。
  4. ^ ことでん近代化産業遺産(平成20年度 続33)- 高松琴平電気軌道ウェブサイト

関連項目

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