新感覚☆キーワードで英会話
『新感覚☆キーワードで英会話』(しんかんかく キーワードでえいかいわ)は、2006年4月4日から2007年3月29日(再放送は同年4月7日)までNHK教育テレビで放送された語学番組である。
それまで3年間にわたって放送されてきた『100語でスタート!英会話』を引き継ぐ番組で、単語の「コアイメージ」を視覚的に捉えて意味を学ぶという新しいスタイルを取り入れた英語の入門講座である。
2007年4月から後継番組として『新感覚☆わかる使える英文法』を放送した。
放送時間
[編集]いずれも日本標準時。
- 本放送:月曜日~木曜日 23時00分~23時10分(10分間)
- 2006年9月までは、火~金曜日の同時間に放送されていた。これは、総合テレビ『英語でしゃべらナイト』が、同年4月改編でそれまでの月曜日から金曜日に移動し、当番組と放送時間帯が重なったことに対する苦情がNHKに多数寄せられたことによる。
- 再放送:翌週月曜日~木曜日 12時00分~12時10分/日曜日 7時00分~7時40分(1週間分)
※2006年8月7日~10日、14日~17日にかけては、高校野球のため翌週再放送分が放送できなかったため、翌週の土曜日(12日、19日)の14時20分~15時にまとめて放送された。
※2007年3月26日~29日、4月2日にかけては、高校野球のため翌週再放送分が放送できなかったため、翌週の土曜日(31日は15時10分~15時50分、4月7日は15時~15時10分)にまとめて放送された。
番組内容
[編集]毎回、中学レベルの基本英単語を1語~2語とりあげ、その単語の「コアイメージ」をビジュアル的に感覚で捉える。6ヶ月間で約150の単語を学習する。
月ごとにテーマが決まっている。
- 4月(再放送:10月) 基本動詞編
- よく使われる基本動詞をコアイメージを通して解説する。
1. take
2. give
3. get
4. have
5. hold
6. keep
7. make
8. break
9. cut
10. be
11. put
12. set
13. catch
14. come
15. go
16. run
- 5月(再放送:11月) 似たもの動詞編
- 似たような意味の動詞を比較して違いを解説する。
17. look & see
18. say & tell
19. speak & talk
20. hit & strike
21. listen & hear
22. throw & cast
23. push & press
24. pull & draw
25. fall & drop
26. pull & draw
27. carry & bring
28. remain & stay
29. lay & lie
30. move & pass
31. turn & change
32. spread & extend
33. touch & meet
34. work & operate
35. close & shut
36. lift & raise
- 6月(再放送:12月) 前置詞編(副詞含む)
- 辞書的な和訳だけでは理解しにくい前置詞をコアイメージを通して解説する。
37. in
38. on
39. at
40. by
41. to
42. with
43. for
44. of
45. under
46. up & down
47. out
48. off & away
49. over
50. through
51. across & along
52. around & about
- 7月(再放送:1月) 形容詞編
- 似たような意味の形容詞について「どんな名詞を修飾できるか」などを比較して違いを解説する。形容詞編にのみ以下の特徴がある。
- コアイメージの演出が他と異なる。主に静止画が使われBGMも異なる。
- 講師と生徒が直接対話するコーナーが設けられている。
53. good & great
54. bad & wrong
55. big & large
56. little & small
57. nice & fine
58. clever & wise
59. right & correct
60. true & real
61. fast & quick
62. high & tall
63. low & short
64. wide & broad
65. sharp & keen
66. new & fresh
67. hard & firm
68. happy & glad
- 8月(再放送:2月) 名詞・文法項目編
- 上旬は似たような意味の名詞を比較して違いを解説する。下旬は他の月のテーマのどれにも当てはまらない単語や文法関連の概念について解説。
69. way & course
70. heart & mind
71. head & face
72. eye & mouth
73. front & side
74. line & point
75. end & edge
76. sense & interest
77. a (an)
78. the
79. to do
80. doing
81. will
82. should
83. as
84. what
- 9月(再放送:3月) 動詞+副詞編
- 動詞と副詞の組み合わせで表されるいわゆる「句動詞」について解説する。
85. take + 副詞
86. give + 副詞
87. get + 副詞
88. hold + 副詞
89. keep + 副詞
90. break + 副詞
91. cut + 副詞
92. put + 副詞
93. come + 副詞
94. go + 副詞
95. run + 副詞
96. push + 副詞
97. pull + 副詞
98. carry + 副詞
99. bring + 副詞
100. turn + 副詞
そのほかに、9月最終週に101~104回分として、総まとめの役割の「特別編」があった。
-
takeのコアイメージ「何かを自分のところに取り込む」
-
giveのコアイメージ「何かを自分のところから出す」
-
getのコアイメージ「ある状態にする(なる)」
スキット
[編集]この番組のスキットはCGアニメで作られており、登場人物の大半は猫でごく稀に蟻が登場する。会話というよりはごく短いフレーズのみで構成されている回も少なくない。
出演者
[編集]講師
[編集]- 田中茂範:主任講師。「基本動詞編」、「似たもの動詞編」、「前置詞編」、「動詞+副詞編」講師(慶應義塾大学環境情報学部教授)
- 河原清志:「形容詞編」講師(慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員)
- 佐藤芳明:「名詞・文法項目編」講師(慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員)
スタジオ解説
[編集]- 安良城紅(歌手)
生徒
[編集]- 藤岡正明(歌手)
その他
[編集]補足
[編集]- TANGOのグラフィックは後番組の「わかる使える英文法」で"cybercat"として使われたが、声はダリオ戸田ではなかった。