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新藤悦子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

新藤 悦子(しんどう えつこ、1961年12月26日[1] - )は、日本の児童文学作家ノンフィクション作家ファンタジー小説家愛知県豊橋市出身。1988年に情報センター出版局刊の『エツコとハリメ 二人で織ったトルコ絨毯の物語』でデビュー。

略歴

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1961年愛知県豊橋市に生まれる[2]愛知県立豊橋南高等学校を経て、津田塾大学学芸学部国際関係学科を卒業。在学中から中近東に関心を持ち、トルコ、エジプトを旅行。1985年から86年にかけてトルコ、イランを遊学する。トルコのカッパドキア地方ギョレメ村にて、現地の女性ハリメさんの手ほどきを得て絨毯を織り上げる[2]。この時の体験をもとに綴った初の書き下ろし『エツコとハリメ』で作家デビュー[2]

1987年ソビエト連邦領中央アジアからトルコへと遊牧民の軌跡を追い、『羊飼いの口笛が聴こえる 遊牧民の世界』として出版。以降、若手のノンフィクションライターとして、著作を重ねる。

2003年2月、豊橋ふるさと大使に任命される[2]

2005年5月、『青いチューリップ』が第38回日本児童文学者協会新人賞受賞[2]

2006年5月、1996年日本ヴォーグ社刊行の絵本『空とぶじゅうたん』が『空とぶじゅうたん1』『空とぶじゅうたん2』としてブッキングより復刊。2016年1月、『空とぶじゅうたん1』『空とぶじゅうたん2』が復刊ドットコムより再復刊。

著書

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  • 『エツコとハリメ 二人で織ったトルコ絨毯の物語』(情報センター出版局 1988年7月発行)
  • 『羊飼いの口笛が聴こえる 遊牧民の世界』(朝日新聞社 1990年6月10日発行)
  • 『チャドルの下から見たホメイニの国』(新潮社 1992年1月25日発行)
  • イスタンブールの目』(主婦の友社 1994年4月1日発行)
  • 『トルコ風の旅』(東京書籍 1996年5月24日発行)
  • 初のファンタジー絵本『空とぶじゅうたん』(こみねゆら挿絵 1996年11月20日 日本ヴォーグ社発行)
  • 『ギョレメ村でじゅうたんを織る――たくさんのふしぎ傑作集』(福音館書店 1998年9月25日発行)
  • ファンタジー『時をわたるキャラバン』( 東京書籍 1999年7月2日発行)
  • 『青いチューリップ』(講談社 2004年11月発行)
  • 『青いチューリップ、永遠に』(講談社 2007年10月25日発行)
  • 『月夜のチャトラパトラ (文学の扉)』(講談社 2009年11月11日発行)
  • 『ピンクのチビチョーク』(童心社 2010年3月5日発行)
  • 『ロップのふしぎな髪かざり』(講談社 2011年6月29日発行)
  • 『ヘンダワネのタネの物語』(ポプラ社 2012年10月6日発行)
  • 『手作り小路のなかまたち』(講談社 2014年5月28日発行)
  • 『イスタンブルで猫さがし』(ポプラ社 2015年9月4日発行)
  • 『スプーンは知っている』(講談社 2015年10月16日発行)
  • 『さばくのジン こどものとも通巻732号』(荒木郁代・絵 福音館書店 2017年3月1日発行)
  • 『南方熊楠 森羅万象の探求者』(あかね書房 2019年3月25日発行)
  • 『アリババの猫がきいている』(ポプラ社 2020年2月6日発行)
  • 『いのちの木のあるところ』(福音館書店 2022年6月17日発行)
  • 『ラナと竜の方舟』(理論社 2024年4月18日発行)

脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.453
  2. ^ a b c d e ふるさと大使/新藤悦子/豊橋市”. www.city.toyohashi.lg.jp. 豊橋市. 2022年8月20日閲覧。

関連項目

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