於安御前
表示
於安御前 | |
---|---|
所在地 | 徳島県美馬郡つるぎ町半田西久保481 |
位置 | 北緯34度1分32秒 東経134度1分30秒 / 北緯34.02556度 東経134.02500度座標: 北緯34度1分32秒 東経134度1分30秒 / 北緯34.02556度 東経134.02500度 |
本尊 | 延命地蔵菩薩 |
創建年 | 不明 |
正式名 | 於安御前 地蔵寺 |
札所等 | 端四国八十八ヶ所 第83番札所 |
於安御前(おやすごぜん)は、徳島県つるぎ町にある仏堂。本尊は延命地蔵菩薩。
概要
[編集]創建年は不詳。大型公園である於安パークが広がる丘陵地の一角に祀られている[1]。
徳島県西部で唯一の子授け・安産祈願のスポットで、堂宇の中には数多くのよだれかけが奉納されている[2]。於安御前の本坊は神宮寺が行っている。
伝承
[編集]天正年間(1573年-1592年)に徳島藩主の命によりこの地にあった大楠の伐採を行おうとしたが、不吉なことばかりが起こるため伐採できずにいた。そのため、大楠に毎日祈りを捧げていた平家の末裔といわれる於安に、大楠の精霊に木の伐採の説得をお願いしたところ、木の伐採は実現したが、精霊は於安の体内に移り、於安の子として生まれた。
しかし、於安自身は難産であったためそのまま亡くなってしまう。その際に「願わくは今より後の人々に安産のご利益を垂れ給え」と言い残し、この地に堂宇を建立した[3]。