族車キングシリーズ
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族車キングシリーズ(ぞくしゃキングシリーズ)は、タムソフトが開発し、ディースリー・パブリッシャーから発売されているプレイステーション2用レースゲームのシリーズである。
概要
[編集]従来のレースゲームとは違い、暴走族の改造車によるレースがテーマである。その筋の車両改造マニア向けの雑誌『チャンプロード』が監修を務め、ツッパリデッパや、竹やりマフラーなどのヤンキーパーツが満載のユニークなゲームである。そのインパクトある内容と税抜2000円の低価格ソフトSIMPLEシリーズとして出たこともあり、第1作はじわじわと長く売れ続けるロングセラーとなりシリーズ化もされた。
クルマは実在するものがモデルになっているが、当て字で表記されている(例:世留死雄=UCF11型セルシオ)。
クルマは、70年代の旧車 (C10型スカイライン(ハコスカ)など)から、80年代ネオクラシック(蘇阿羅=Z20型ソアラ)、90年代の最新モデル(JZS161型アリストなど)が登場する。
タイトルリスト
[編集]SIMPLE2000シリーズUltimate
[編集]- 『最速!族車キング 〜仏恥義理伝説〜』
- Vol.3、2002年9月26日発売。
- 『狂走!単車キング 喝斗美!罵離罵離伝説』
- Vol.13、2003年10月23日発売。『族車キング』の単車版。
- 『超最速!族車キングBUのBU 〜仏恥義理伝説2改〜』
- Vol.25、2005年5月26日発売。
- 『仏恥義理伝説2』に新車種と新コースを追加した廉価版。なお、「BU」は「ボアアップ」と読む。
- 『降臨!族車ゴッド 〜仏恥義理 愛羅武勇〜』
- Vol.30、2006年2月2日発売。
- 新たに、仏恥義理ブーストというシステムが登場、クルマも31台に増えた。
SIMPLEアウトローズDX外伝(フルプライス)
[編集]- 『超最速!族車キングBU 〜仏恥義理伝説2〜』
- 2003年4月29日発売。
- 前作の好評を受け、税抜4800円と、SIMPLEシリーズの倍以上の値段で登場。なお、「BU」は「ボアアップ」と読む
コース紹介
[編集]- 湾岸
- 海沿いのコース。ゆるいコーナーが多い。裏道も存在する。
- 市街地
- 高速道路を抜けビル街を駆け抜けていくコース。スタート直後に右に曲がると近道がある。『超最速!族車キングBU 〜仏恥義理伝説2〜』(以下『BU』)からは、関西にあるという設定になっている。
- 林道
- 林に覆われたダート路面を駆け抜けていくコース。『BU』からは、北海道にあるという設定になっている。
- サーキット場
- アップダウンが激しいレース用のコース。『BU』からはピットが閉鎖されていたり、標識が取れかかったりしているなど、朽ち果てている。
- 東京
- 『BU』から登場。高速道路のコース。なお、『降臨!族車ゴッド 〜仏恥義理 愛羅武勇〜』(以下『ゴッド』)のストーリーモードのイベントモードで首都高と表記されている。
- 九州
- 『BU』から登場。ショートコースとロングコースがある。アップダウンの激しい峠コースという設定になっている。
- 浅草
- 『ゴッド』から登場。浅草の町を駆け抜けるロングコースとショートコースがあるコース。雷門がある。
- ラベンダー畑
- 『ゴッド』から登場。北海道にあって、コースが北海道の形をしているコース。発売当初、ラリージャパンが開催されていた影響もあるためか、アップダウンの激しいダートコースという設定なっている。
「ツレ」について
[編集]このゲームは普通のレースゲームと違い、助手席にツレ(ラリーで言うコ・ドライバー)を乗せることが出来る。以下は、助手席に乗せることが出来るキャラクターの一覧である。
『BU』のツレ
[編集]- 伊藤優子
- ノリのいいヤンギャル。ちょっと抜けている。
- 加藤光一
- 学校で1つ下だった後輩。
- 曽我原文太
- 数々の伝説を持つ地方出身の先輩。モデルは菅原文太。
- 剛田静子
- レディースのヘッドを張っている女番長。
- 横山安樹
- ちょっと変わった関西人。何故かテンパっている。
- 双葉理保
- 一日総長で来た売れっ子アイドル。
『ゴッド』のツレ
[編集]- ケンジ
- 主人公 浅川修一が総長を務める暴走族「浅草露苦」の副総長。
- 鈴子
- 修一の恋人。重い病気に冒されている。
- 茜
- 修一の幼馴染で鈴子の親友。元レディース。
- ウイルス
- 浅草で倒れていた謎の外国人。