日向往還
表示
日向往還(ひゅうがおうかん)は、肥後国(熊本県)と日向国(宮崎県)を結ぶ、旧道。九州を横断する街道で、国道442号などがこの近くを通っている。現在の上益城郡嘉島町 - 御船町 - 山都町を通り、日向の国(宮崎県延岡市)へ至る旧藩時代の歴史街道。肥後往還ともいう。
概要
[編集]阿蘇の南外輪山と九州山地の間にある谷間を縫うように続く道で、生活道路であった。 詳細地図など
特に内陸部にあった山都町など山間部から延岡市へは、重要な塩を手に入れるために牛馬を引き歩いて通ったという。
現在、街道沿いにある史跡・八勢眼鏡橋(御船町七滝)や立野橋(山都町金内)などには案内看板や石柱が設置されており、一部では石畳なども残り旧街道沿いを歩くことが可能である。
この地方の町興しの一環として近年、「日向往還歴史ウォーク」のような参加型イベントが山都町を中心に開催されている。
- 八勢眼鏡橋(やせめがねばし 桜の季節が最高な石橋) 御船町
- 通潤橋(つうじゅんきょう 石材で出来た日本一の水道橋) 以下、山都町
- 五老ヶ滝(ごろがたき 名瀑)
- 聖橋(ひじりばし 通潤橋を作る際、参考になった石橋)
- 聖滝(ひじりだき 二筋に分かれて落ちる珍しい滝。永青文庫『領内名勝図鑑』にも描かれた名勝である)
- 龍宮滝(りゅうぐうだき 時間帯によって、虹が出やすい)
- 清和文楽(せいわぶんらく)