日本曹達
表示
(日曹から転送)
本社が入居する新大手町ビルヂング | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | 日曹、NISSO |
本社所在地 |
日本 〒100-8165 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビルヂング 北緯35度41分5.51秒 東経139度46分1.36秒 / 北緯35.6848639度 東経139.7670444度座標: 北緯35度41分5.51秒 東経139度46分1.36秒 / 北緯35.6848639度 東経139.7670444度 |
設立 | 1920年2月1日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 1010001008833 |
事業内容 | カセイソーダ、塩素および塩素製品、合成樹脂および可塑物、染料、医薬品、農業用薬品、動物用薬品、肥料その他各種化学工業品の製造、加工、販売 他 |
代表者 |
石井彰(代表取締役会長) 阿賀英司(代表取締役社長) |
資本金 |
291億6600万円 (2020年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
3112万7307株 (2020年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結:1447億3900万円 単独:838億1100万円 (2020年3月期)[2] |
営業利益 |
連結:81億3500万円 単独:37億7200万円 (2020年3月期)[2] |
経常利益 |
連結:103億1200万円 単独:54億0900万円 (2020年3月期)[2] |
純利益 |
連結:69億6400万円 単独:△2億5900万円 (2020年3月期)[2] |
純資産 |
連結:1444億4000万円 単独:1156億6500万円 (2020年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結:2105億5600万円 単独:1679億4800万円 (2020年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結:2,744人 単独:1,313人 (2020年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[2] |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 4.93% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.60% 三井物産 3.39% JP MORGAN CHASE BANK 385632 3.18% 日本曹達取引先持株会 3.03% 農林中央金庫 2.96% JP MORGAN CHASE BANK 380684 2.74% みずほ銀行 2.73% INTERACTIVE BROKERS LLC 2.53% BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG / JASDEC / JANUS HENDERSON HORIZON FUND 2.18% (2020年3月31日現在)[2] |
主要子会社 | 三和倉庫 100.0% |
関係する人物 | 中野友禮(創立者) |
外部リンク | https://www.nippon-soda.co.jp/ |
日本曹達株式会社(にほんそーだ、英: Nippon Soda Co.,Ltd.[3])は、東京都千代田区に本社がある日本の化学会社。略称は
事業内容
[編集]農業化学品、医薬中間体、電子材料等の高付加価値有機・無機化学製品及び各種工業薬品等の製造・販売を行う。
- クロールアルカリ事業
- カセイソーダ、塩素、塩酸、カリ製品、青化製品 他
- 機能性化学品事業
- 半導体フォトレジスト材料、染料製品、特殊樹脂 他
- アグリビジネス
- 殺菌剤、殺虫・殺ダニ剤、除草剤 他
- 環境化学品事業
- 水処理剤、殺菌消毒剤、光触媒、PCB無害化処理 他
- 医薬品事業
- 医薬中間体、製剤用添加剤 他
事業所
[編集]- 本社:東京
- 支店:大阪
- 営業所:札幌、仙台、関東(さいたま市)、高岡、福岡
- 工場:二本木(上越市中郷区)、高岡、水島(倉敷市)、千葉(市原市)
- 研究所:小田原、千葉、各工場生産技術研究所
- 海外:ニューヨーク、デュッセルドルフ、サンパウロ、上海ほか
沿革
[編集]- 1913年(大正2年) 創立者の中野友禮、電解法ソーダの特許を取得。
- 1920年(大正9年) 日本曹達株式会社設立、資本金75万円。二本木工場(新潟県上越市中郷区)の操業開始。
- 1949年(昭和24年) 東京証券取引所・大阪証券取引所に株式上場。
- 1960年(昭和35年) アメリカのマスタービルダーズ社を吸収合併したマーティン・マリエッタ社と合弁で、日曹マスタービルダーズを設立[4]。
- 1963年(昭和38年) 日曹油化工業株式会社を設立。
- 1969年(昭和44年) 日曹化成株式会社(千葉県市原市)を設立。
- 1970年(昭和45年) 福島県耶麻郡の日曹金属会津工場でカドミウム公害が深刻化。
- 1999年(平成11年) 日曹化成株式会社を合併(同社千葉工場となる)。日曹油化工業株式会社株式の全部を、丸善石油化学株式会社に譲渡。
関連会社
[編集]2020年3月31日現在の子会社数は38社、関連会社数は8社である[5]。
- 連結子会社
- 日曹商事株式会社
- 三和倉庫株式会社
- 日曹金属化学株式会社
- 日曹エンジニアリング株式会社
- 株式会社日曹建設
- 上越日曹ケミカル株式会社
- 新富士化成薬株式会社
- ニッソーファイン株式会社
- 株式会社ニッソーグリーン
- 持分法適用関連会社
- 日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社
その他
[編集]日曹コンツェルン
[編集]重化学工業から発達した昭和の新興財閥の一つに数えられた。1940年(昭和15年)には傘下企業が42社まで増え、日曹コンツェルンと呼ばれた。その後、第二次世界大戦後、GHQの指定する15社に数えられ、財閥解体された。
ウサギの社章
[編集]日本曹達の社章は、雪像の「雪うさぎ」を、6つの頂点を持つ環で囲んだもので、古くからの重工業企業としては童心のあるデザインである。雪の結晶は六角であり、それぞれ誠実、勤勉、創意工夫、協調、奉仕、感謝を意味しているという記述もあるが、後年つけ加えられたものだと思われる。
元は1920年の創業初期、二本木工場で「製品に付けるマーク」も議題に含めた会議中、会議室に白い野ウサギが突然飛び込んできて、また駆け去るというハプニングがあったことから、これに絡めて考案されたものと伝えられる。更に、白いウサギのイメージを、創業当初の主力製品であった「苛性ソーダ」「さらし粉」の高純度を象徴する純白性に重ねたものともいう。
2018年8月より、創業100周年に向けた「コミュニケーション・シンボル」として、ウサギのキャラクターであるミッフィーを採用している[6]。
開発製品
[編集]同社は、花王と共同で「キッチンハイターヌメリ取り剤」を開発した。
脚注
[編集]- ^ 役員一覧 - 日本曹達株式会社
- ^ a b c d e f g h i j k 日本曹達株式会社『第151期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2020年6月26日。
- ^ 日本曹達株式会社 定款 第1章第1条
- ^ “MASTER BUILDERSポゾリス®の沿革”. BASFジャパン建設化学品事業部. 2017年4月22日閲覧。
- ^ 日本曹達株式会社『第151期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 事業の内容』(レポート)2020年6月26日。
- ^ 『創業100周年に向けた「コミュニケーション・シンボル」の採用のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)日本曹達株式会社、2018年8月28日 。2020年7月28日閲覧。
関連項目
[編集]- イハラケミカル工業(クミアイ化学工業との合弁で設立。2017年にクミアイ化学工業が吸収合併)
- 日曹炭鉱天塩砿業所専用鉄道
- 二本木駅
- 鈴木寅彦(社長)