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日本曹達

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日曹から転送)
日本曹達株式会社
Nippon Soda Co.,Ltd.
本社が入居する新大手町ビルヂング
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 4041
1949年5月16日上場
略称 日曹、NISSO
本社所在地 日本の旗 日本
100-8165
東京都千代田区大手町二丁目2番1号
新大手町ビルヂング
北緯35度41分5.51秒 東経139度46分1.36秒 / 北緯35.6848639度 東経139.7670444度 / 35.6848639; 139.7670444座標: 北緯35度41分5.51秒 東経139度46分1.36秒 / 北緯35.6848639度 東経139.7670444度 / 35.6848639; 139.7670444
設立 1920年2月1日
業種 化学
法人番号 1010001008833 ウィキデータを編集
事業内容 カセイソーダ、塩素および塩素製品、合成樹脂および可塑物、染料、医薬品、農業用薬品、動物用薬品、肥料その他各種化学工業品の製造、加工、販売 他
代表者 石井彰代表取締役会長
阿賀英司(代表取締役社長
資本金 291億6600万円
(2020年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 3112万7307株
(2020年3月31日現在)[2]
売上高 連結:1447億3900万円
単独:838億1100万円
(2020年3月期)[2]
営業利益 連結:81億3500万円
単独:37億7200万円
(2020年3月期)[2]
経常利益 連結:103億1200万円
単独:54億0900万円
(2020年3月期)[2]
純利益 連結:69億6400万円
単独:△2億5900万円
(2020年3月期)[2]
純資産 連結:1444億4000万円
単独:1156億6500万円
(2020年3月31日現在)[2]
総資産 連結:2105億5600万円
単独:1679億4800万円
(2020年3月31日現在)[2]
従業員数 連結:2,744人
単独:1,313人
(2020年3月31日現在)[2]
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人[2]
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 4.93%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 4.60%
三井物産 3.39%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 3.18%
日本曹達取引先持株会 3.03%
農林中央金庫 2.96%
JP MORGAN CHASE BANK 380684 2.74%
みずほ銀行 2.73%
INTERACTIVE BROKERS LLC 2.53%
BNP PARIBAS SECURITIES SERVICES LUXEMBOURG / JASDEC / JANUS HENDERSON HORIZON FUND 2.18%
(2020年3月31日現在)[2]
主要子会社 三和倉庫 100.0%
関係する人物 中野友禮(創立者)
外部リンク https://www.nippon-soda.co.jp/
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日本曹達株式会社(にほんそーだ、: Nippon Soda Co.,Ltd.[3])は、東京都千代田区に本社がある日本の化学会社。略称は日曹にっそう。かつては日曹コンツェルンの中核企業であった。

事業内容

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農業化学品、医薬中間体、電子材料等の高付加価値有機・無機化学製品及び各種工業薬品等の製造・販売を行う。

クロールアルカリ事業
カセイソーダ、塩素、塩酸、カリ製品、青化製品 他
機能性化学品事業
半導体フォトレジスト材料、染料製品、特殊樹脂 他
アグリビジネス
殺菌剤、殺虫・殺ダニ剤、除草剤 他
環境化学品事業
水処理剤、殺菌消毒剤、光触媒、PCB無害化処理 他
医薬品事業
医薬中間体、製剤用添加剤 他

事業所

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  • 本社:東京
  • 支店:大阪
  • 営業所:札幌、仙台、関東(さいたま市)、高岡、福岡
  • 工場:二本木(上越市中郷区)、高岡、水島(倉敷市)、千葉(市原市
  • 研究所:小田原、千葉、各工場生産技術研究所
  • 海外:ニューヨーク、デュッセルドルフ、サンパウロ、上海ほか

沿革

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  • 1913年(大正2年) 創立者の中野友禮、電解法ソーダの特許を取得。
  • 1920年(大正9年) 日本曹達株式会社設立、資本金75万円。二本木工場(新潟県上越市中郷区)の操業開始。
  • 1949年(昭和24年) 東京証券取引所大阪証券取引所に株式上場。
  • 1960年(昭和35年) アメリカのマスタービルダーズ社を吸収合併したマーティン・マリエッタ社と合弁で、日曹マスタービルダーズを設立[4]
  • 1963年(昭和38年) 日曹油化工業株式会社を設立。
  • 1969年(昭和44年) 日曹化成株式会社(千葉県市原市)を設立。
  • 1970年(昭和45年) 福島県耶麻郡の日曹金属会津工場でカドミウム公害が深刻化。
  • 1999年(平成11年) 日曹化成株式会社を合併(同社千葉工場となる)。日曹油化工業株式会社株式の全部を、丸善石油化学株式会社に譲渡。

関連会社

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2020年3月31日現在の子会社数は38社、関連会社数は8社である[5]

連結子会社
  • 日曹商事株式会社
  • 三和倉庫株式会社
  • 日曹金属化学株式会社
  • 日曹エンジニアリング株式会社
  • 株式会社日曹建設
  • 上越日曹ケミカル株式会社
  • 新富士化成薬株式会社
  • ニッソーファイン株式会社
  • 株式会社ニッソーグリーン
持分法適用関連会社
  • 日曹ビーエーエスエフ・アグロ株式会社

その他

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日曹コンツェルン

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重化学工業から発達した昭和の新興財閥の一つに数えられた。1940年(昭和15年)には傘下企業が42社まで増え、日曹コンツェルンと呼ばれた。その後、第二次世界大戦後、GHQの指定する15社に数えられ、財閥解体された。

ウサギの社章

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日本曹達のJR貨物コンテナ
右上に描かれている図柄が社章である。

日本曹達の社章は、雪像の「雪うさぎ」を、6つの頂点を持つ環で囲んだもので、古くからの重工業企業としては童心のあるデザインである。雪の結晶は六角であり、それぞれ誠実、勤勉、創意工夫、協調、奉仕、感謝を意味しているという記述もあるが、後年つけ加えられたものだと思われる。

元は1920年の創業初期、二本木工場で「製品に付けるマーク」も議題に含めた会議中、会議室に白い野ウサギが突然飛び込んできて、また駆け去るというハプニングがあったことから、これに絡めて考案されたものと伝えられる。更に、白いウサギのイメージを、創業当初の主力製品であった「苛性ソーダ」「さらし粉」の高純度を象徴する純白性に重ねたものともいう。

2018年8月より、創業100周年に向けた「コミュニケーション・シンボル」として、ウサギのキャラクターであるミッフィーを採用している[6]

開発製品

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同社は、花王と共同で「キッチンハイターヌメリ取り剤」を開発した。

脚注

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  1. ^ 役員一覧 - 日本曹達株式会社
  2. ^ a b c d e f g h i j k 日本曹達株式会社『第151期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2020年6月26日。 
  3. ^ 日本曹達株式会社 定款 第1章第1条
  4. ^ MASTER BUILDERSポゾリス®の沿革”. BASFジャパン建設化学品事業部. 2017年4月22日閲覧。
  5. ^ 日本曹達株式会社『第151期(2019年4月1日 - 2020年3月31日)有価証券報告書 事業の内容』(レポート)2020年6月26日。 
  6. ^ 創業100周年に向けた「コミュニケーション・シンボル」の採用のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)日本曹達株式会社、2018年8月28日https://www.nippon-soda.co.jp/pdf/20180828.pdf2020年7月28日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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