日本刺絡学会
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日本刺絡学会(にほんしらくがっかい、NIHON SHIRAKU GAKKAI)とは、1987年の福島事件を機に、全国刺絡問題懇話会準備委員会(1988年~1991年)を前身とし、全国刺絡問題懇話会(1992年~1993年)を経て、1994年の総会にて日本刺絡学会へと改称した。
概要
[編集]- 古代中国や日本の刺絡を研究対象としており、日本で唯一の刺絡学会である。1991年から機関誌「刺絡」を発行している。また、一部書店でも日本刺絡学会が編集した「刺絡鍼法マニュアル」(緑書房、1996年4月発行)、「中国刺絡鍼法」(東洋学術出版社、1999年5月発行)が購入可能である。
- 内容的には刺絡に対する啓蒙活動や衛生知識、技術の普及・習得を目的としている。医師しか行えない瀉血と混同されるが、瀉血と全く違うので、はり師がこれを行っても問題ではない。
- 毎年、開催される学術大会には、刺絡がいまだにはり師が行えないという誤解が生じているため、考えさせられる内容も多い。講習会も東京と大阪の2都市で開催されている。
学会
[編集]学会誌
[編集]- 年1回、機関誌「刺絡」を刊行している。
認定鍼灸師
[編集]基礎講習会(東京、大阪)を修了していない鍼灸師や医師や基礎講習会修了を5年以上経過した者を対象とした講習会で、臨床における刺絡の正しい治療法を習得することが目的である。
学会賞
[編集]なし
入会
[編集]- 鍼灸師または医師