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日本国民の査証要件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本国民のビザ要件から転送)

日本国民の査証要件(にほんこくみんのさしょうようけん)では、日本国政府外務省在外公館)によって発給された日本国旅券(一般旅券)を所持した日本国民(天皇皇族を除く日本国籍所有者)が、短期滞在(観光商用知人・親族訪問等の滞在で報酬を得る活動をしない場合)を目的として、外国入国する際の査証(ビザ)要件について記述する。

(2017年1月)現在、パスポートを所持した日本国民は193(内、ビザ免除は154)の地域に、ビザなしもしくは到着時のビザ取得(アライバルビザ)で入国することが可能である。

はビザが免除されている国、は渡航前に電子申請が必要な国、黄緑は到着時にビザが取れる国である。

以下の表のうち、緑の国はビザ免除、白の国は到着時にビザ取得が可能、赤の国は渡航前に大使館などでビザの取得が義務付けられている国家である。なお、下表にない国家は、全て渡航前に大使館などでビザの取得が義務付けられている国家である。また、査証の他にも、旅券の残存有効期限が国家によって定められているので、注意が必要である。

アジア

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39/50(中国の特別行政区である香港の旗 香港マカオの旗 マカオ並びに日本が国家承認していない国家のうち朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国及びパスポートを承認している中華民国の旗 中華民国台湾)、パレスチナの旗 パレスチナ[1]を含む)

東アジア

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5/7

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
中華人民共和国の旗 中国 30日以内、2024年11月30日から2025年12月31日、渡航前に査証取得が不要[2]海南島は査証不要(30日以内)
香港の旗 香港 90日以内
マカオの旗 マカオ 90日以内
大韓民国の旗 韓国 90日以内(渡航前にK-ETA(Korea Electronic Travel Authorization: 電子旅行許可制)申請が必要)[3]
朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国 日本国内、または経由地となる中国国内、ロシア国内の旅行会社で指定ツアーに申し込み取得する。なお、日本国政府渡航の自粛を呼び掛けている[4]
中華民国の旗 中華民国台湾 90日以内[5]
モンゴル国の旗 モンゴル 30日以内

東南アジア

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11/11

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
ブルネイの旗 ブルネイ 14日以内
カンボジアの旗 カンボジア 空港及び国境到着時に30日間有効なTビザ(観光査証)と1年間有効なEビザ(一般査証)を取得できる。料金はTビザが30米ドル、Eビザが35米ドル[6]。Tビザに関しては事前に電子申請することも可能。料金は37米ドル[7]
インドネシアの旗 インドネシア 30日以内。到着時のビザ[8]
ラオスの旗 ラオス 15日以内
マレーシアの旗 マレーシア 3か月以内
ミャンマーの旗 ミャンマー 30日以内。2018年10月1日から2019年9月31日まで、観光目的に限られた試行措置であったが、2020年9月30日まで延長された[9]。空路入国のほか、陸路入国も対象。

2012年6月1日より到着査証(Visa on Arrival)制度が再開された。これにより、ヤンゴンネピドーマンダレーの各空港から入国し商用や会議参加などの場合に限り、到着ビザが発給されるようになった。商用ビザは70日間有効で50米ドル、エントリービザ(会議参加など)は28日間有効で40米ドル、トランジットビザは24時間有効で20米ドル[10]
また、タイ国境地帯の一部の町については、5米ドルで日帰り訪問が、コータウンでは、10米ドルでパスポートと引き換えに、2週間の地区限定滞在許可証が発行される[11]

フィリピンの旗 フィリピン 30日以内。2013年8月から21日から30日に延長。
30日以上の観光滞在希望者は、駐日大使館にて59日間有効な観光査証を無料で発行[12]
シンガポールの旗 シンガポール 30日以内
タイ王国の旗 タイ 30日以内。陸路入国は年に2回まで[13]
2014年8月12日以降、ビザなしでの隣国へ繰り返す再入国(ビザラン)について、タイ王国政府は取締りを強化している[14]
東ティモールの旗 東ティモール 空路入国の場合のみ、空港で30日間有効のビザを取得できる。料金は30米ドル。インドネシアから陸路入国の場合は、事前にビザを取得しておく必要がある[15]
ベトナムの旗 ベトナム 15日以内。2015年1月1日より、前回出国時より30日以内にベトナムへ再入国する際には、査証が必要となった。しかし同年6月1日に一部緩和され、30日以内に再入国する際には、航空券の有効期間に応じた最大15日間滞在可能、かつ1回限り有効なVRビザを空港到着時に取得できるようになった。料金は45米ドル[16][17][18]

南アジア

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3/8

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アフガニスタンの旗 アフガニスタン 渡航前の査証取得が必要で、カーブル国際空港到着時の査証取得も認められていない。
バングラデシュの旗 バングラデシュ 観光目的なら国境、空港到着時に30日のビザを取得できる[19][20]
ブータンの旗 ブータン 渡航前に、事前にブータン政府から入国許可書(VISA Clearance)を取得することが必要で、個人での大使館や領事館での直接取得は不可能。ブータン旅行を取り扱っている旅行会社が代行取得する。
インドの旗 インド オプション 2014年11月27日より観光ビザ電子発給制度(Tourist Visa on Arrival enabled with Electronic Travel Authorization(TVoA-ETA))が導入された。これにより事前に電子申請を済ませ、デリームンバイチェンナイコルカタ等9空港から入国する場合のみ、到着時に30日間有効のビザが取得できる。料金は60米ドル。これにより、2015年1月26日をもって従来の到着査証(Visa on Arrival)制度は廃止された[21]
陸路入国の場合は事前にビザを取得しておく必要があり、6か月間有効なマルチビザを2,135で取得することができる[22]
モルディブの旗 モルディブ 30日以内
ネパールの旗 ネパール 空港及び国境到着時に、15日間有効なビザと30日間有効なビザと90日間有効なビザを取得できる。
料金は15日間有効なビザが25米ドル、30日間有効なビザが40米ドルで90日間有効なビザが100米ドル[23]
パキスタンの旗 パキスタン 観光目的でも商用目的でも査証が必要。
商用目的の場合は短期入国者かつ日本商工会議所パキスタン投資庁英語版等からの推薦状を持つ者に限り、空港到着時に30日間有効なビザを取得できる[24]
スリランカの旗 スリランカ 2012年1月1日から、渡航前にスリランカ民主社会主義共和国出入国管理局ウェブサイトからETA(Electronic Travel Authority: 電子入国許可)申請が必要(英語)。
料金は30日・2回有効の観光ビザは35米ドル、30日・複数回有効の商用ビザは40米ドル。通過ビザは無料だが、渡航前にETAの申請が必要。

中央アジア・コーカサス諸国

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7/8

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アルメニアの旗 アルメニア 180日以内[25]
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン 2016年2月1日より、観光目的ならバクー及びギャンジャ各空港到着時に30日間有効のビザを無料で取得できる。なお、陸路入国の場合は事前にビザを取得しておく必要がある[26][27]
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン 30日以内[28]
カザフスタンの旗 カザフスタン 30日以内[29][30]
キルギスの旗 キルギス 期限なし。2013年8月から60日を越える滞在の場合はビザが必要[31][32]
ジョージア (国)の旗 ジョージア 1年以内[33]
タジキスタンの旗 タジキスタン 30日以内
トルクメニスタンの旗 トルクメニスタン 渡航前に査証取得が必要

中東

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13/16

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
バーレーンの旗 バーレーン 空港到着時に2週間有効のビザを取得できる。料金は5バーレーン・ディナールもしくは15米ドル[34]
キプロスの旗 キプロス 90日以内
イランの旗 イラン 観光目的であるのなら、シーラーズエスファハーンタブリーズマシュハドテヘラン各空港でのみ到着時に30日間有効のビザが取得できる。料金は50ユーロ、または66米ドル[35]
陸路入国の場合は事前にビザを取得しておく必要があり、3か月間有効なビザを60ユーロで取得することができる[36]
イラクの旗 イラク 2021年3月15日、日本人はイラクの空港、陸路、海路の交差点に到着したときに、75米ドルの手数料で60日間ビザを取得できるようになりました。
イスラエルの旗 イスラエル 3か月以内
ヨルダンの旗 ヨルダン 空港及び国境で30日間有効のビザを無料で取得できる[37]
クウェートの旗 クウェート オプション空港到着時に3か月間有効のビザを取得できる。料金は3クウェート・ディナール[38]。事前に電子申請をすることも可能である[39]
レバノンの旗 レバノン Yes観光目的なら空港及び国境到着時に無料で1か月間有効のビザを取得できる[40]
オマーンの旗 オマーン 14日以内
パレスチナの旗 パレスチナ 3か月以内。イスラエルに準ずる[41]
カタールの旗 カタール 1か月以内
サウジアラビアの旗 サウジアラビア 空港到着時に90日有効の観光ビザを取得できる。料金は440リヤル(健康保険料を含む)。事前に電子申請をすることもできる。[42]
シリアの旗 シリア 渡航前に査証取得が必要
トルコの旗 トルコ 180日間のうち合計90日以内[43]
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 30日以内
イエメンの旗 イエメン 渡航前に査証取得が必要

アフリカ

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28/57(日本が国家承認していない国は除く。ただし海外領土は含める)

北アフリカ

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3/7

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アルジェリアの旗 アルジェリア 渡航前に査証取得が必要
エジプトの旗 エジプト オプション 空港及び国境で1か月間有効のビザを取得できる。料金は15米ドル[44][45]
リビアの旗 リビア 渡航前に査証取得が必要
モロッコの旗 モロッコ 3か月以内
スーダンの旗 スーダン 渡航前に査証取得が必要
チュニジアの旗 チュニジア 3か月以内
西サハラの旗 西サハラ 未定義

西アフリカ

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4/5

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
カーボベルデの旗 カーボベルデ 空港到着時に6か月間有効のビザを取得できる。料金は25ユーロ[46]
ベナンの旗 ベナン 国境到着時に2日間有効のトランジットビザを取得できる。料金は1,0000CFAフラン[47]
モーリタニアの旗 モーリタニア 空港到着時に1か月間有効のビザを取得できる。料金は130米ドル[48]
セネガルの旗 セネガル 90日以内
トーゴの旗 トーゴ 空港及び国境でビザを取得できるが、空港では7日間有効のビザしか取得できない[49][50]

東アフリカ

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7/8

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
ブルンジの旗 ブルンジ 到着時のビザ1ヶ月。2021年12月から、ビザが必要なすべての国の乗客は、ブジュンブラ国際空港とすべての国境に到着してから1か月後にビザを取得できるようになりました。
ジブチの旗 ジブチ 空港及び国境で30日間有効のビザを取得できる。料金は5,000ジブチ・フラン[51]
エチオピアの旗 エチオピア 空路入国の場合のみ空港で1か月間有効のビザを取得できる。料金は20米ドル。陸路入国の場合は事前にビザを取得しておく必要がある[52]
ケニアの旗 ケニア 空港及び国境で3か月間有効のビザを取得できる。料金は50米ドル。しかし日本政府は渡航前の取得を勧めている。日本で取得した場合は、一次入国ビザ4,500。なお、一次入国ビザおよび通過ビザに関しては事前に電子申請することも可能である[53][54][55]
セーシェルの旗 セーシェル 1か月以内
タンザニアの旗 タンザニア 空港及び国境で3か月間有効のビザを取得できる。料金は50米ドル[56]
ウガンダの旗 ウガンダ 空港及び国境で6か月間有効のビザを取得できる。料金は50米ドル[57]

南部アフリカ

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12/13

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アンゴラの旗 アンゴラ 電子ビザ。最大滞在期間は30日[58]
ボツワナの旗 ボツワナ 90日以内
コモロの旗 コモロ コモロの在外公館がない国から入国した場合は、空港もしくはモロニの出入国管理局で査証を取得できる[59]
レソトの旗 レソト 90日以内
マダガスカルの旗 マダガスカル 観光目的であるなら到着時に空港で90日間有効の査証を取得できる。料金は140,000マダガスカル・アリアリ[60]
マラウイの旗 マラウイ 以前はビザ免除であったが、2015年10月1日より査証が必要となった。空港及び国境で各種査証を取得できる。料金は3か月間有効の一次入国査証で75米ドル[61][62]
モーリシャスの旗 モーリシャス 3か月以内[63]
ナミビアの旗 ナミビア 90日以内
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ 90日以内
エスワティニの旗 エスワティニ 30日以内
ザンビアの旗 ザンビア 90日以内
ジンバブエの旗 ジンバブエ 空港及び国境で3か月間有効の査証を取得できる。料金はシングルビザで30米ドル[64]

海外領土

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3/3

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
マヨット島の旗 マヨット島 90日以内[65]
レユニオンの旗 レユニオン 90日以内[65]
セントヘレナの旗 セントヘレナ 3か月以内

オセアニア

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23/25

オーストラリア

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2/2

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
オーストラリアの旗 オーストラリア 3ヶ月以内[66]。渡航前にETA(Electronic Travel Authority: 電子入国許可)申請が必要[67]
オーストラリアの旗ノーフォーク島の旗 ノーフォーク島 オーストラリアに準ずる[68]

ミクロネシア

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6/7

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
グアムの旗 グアム 90日以内(渡航前にESTA承認を受けた場合)もしくは45日以内(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム利用時)[69]
キリバスの旗 キリバス 30日以内[70]
マーシャル諸島の旗 マーシャル諸島 空港到着時に30日間有効のビザを無料で取得できる[71]
ミクロネシア連邦の旗 ミクロネシア連邦 30日以内[72]
ナウルの旗 ナウル 渡航前に査証申請が必要。最も短い観光用ビザの場合、期間は1か月間で料金は100豪州ドル[73]
北マリアナ諸島の旗 北マリアナ諸島 90日以内(渡航前にESTA承認を受けた場合)もしくは45日以内(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム利用時)[69]
パラオの旗 パラオ 空港到着時に30日間有効の滞在許可証(Entry Permit)を無料で取得できる[74][75]

メラネシア

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5/5

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
ニューカレドニアの旗 ニューカレドニア 90日以内[76]
フィジーの旗 フィジー 4か月以内
パプアニューギニアの旗 パプアニューギニア 観光目的であるなら到着時に空港で2か月間有効のビザを取得できる。料金は100キナ[77][78]
ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島 観光目的であるなら到着時に空港で3か月間有効のビザを無料で取得できる。[79]
バヌアツの旗 バヌアツ 30日以内

ポリネシア

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10/11

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア 30日以内[80]
クック諸島の旗 クック諸島 31日以内[81]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド 3ヶ月以内。2019年10月1日より渡航前にNZeTA(電子渡航認証)申請が必要[82]
ニウエの旗 ニウエ 30日以内[83]
フランス領ポリネシアの旗 フランス領ポリネシア 90日以内[76]
ピトケアン諸島の旗 ピトケアン諸島 14日以内[84]
サモアの旗 サモア 60日以内
トンガの旗 トンガ 31日以内
トケラウの旗 トケラウ サモアのアピアにある、トケラウオフィスで渡航許可を申請する。料金は申請書代20ニュージーランド・ドル[85]
ツバルの旗 ツバル 1か月以内
ウォリス・フツナの旗 ウォリス・フツナ 90日以内[65]

南北アメリカ

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51/52

北米

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4/4

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
カナダの旗 カナダ 6か月以内(空路で入国する場合、電子渡航認証(eTA)が必要[86]
グリーンランドの旗 グリーンランド 90日以内[87]
サンピエール島・ミクロン島の旗 サンピエール島・ミクロン島 90日以内[65]
アメリカ合衆国の旗 アメリカ 90日以内で延長不可。ただし、空路または海路で入国する場合は、通過であっても渡航前にESTA承認と21米ドルが必要である。また、2016年1月21日ビザ免除プログラムの改定が行われ、イラクイランスーダンシリアリビアソマリアイエメンの7箇国に、2011年3月1日以降渡航または滞在したことがある者、及びこれらの国々との二重国籍者は、ビザ免除プログラムの対象外となった[88]
ただし、公務人道支援活動、報道、合法的な商用目的などで、これらの国々に入国した場合は、大使館で事前審査を経た上で、引き続きビザ免除プログラムの対象となることがある[88]

中米

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8/8

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
ベリーズの旗 ベリーズ 2014年12月4日より、90日以内の滞在であるのならビザ免除[89][90]
コスタリカの旗 コスタリカ 90日以内
エルサルバドルの旗 エルサルバドル 90日以内
グアテマラの旗 グアテマラ 90日以内
ホンジュラスの旗 ホンジュラス 3か月以内
メキシコの旗 メキシコ 180日以内
ニカラグアの旗 ニカラグア 90日以内
パナマの旗 パナマ 日本とパナマの間には正式な査証免除協定はないのだが、パナマ政府の措置により入国税5米ドル(航空運賃に含まれている)を支払うことにより、ノービザで最大180日間の滞在が可能[91]

カリブ海諸国

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25/26

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アンギラの旗 アンギラ 3か月以内[92]
アンティグア・バーブーダの旗 アンティグア・バーブーダ 6か月以内
アルバの旗 アルバ 90日以内[93]
バハマの旗 バハマ 3か月以内
バルバドスの旗 バルバドス 90日以内
バミューダ諸島の旗 バミューダ諸島 6か月以内[94]
ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島 6か月以内[95]
キューバの旗 キューバ 観光目的であるなら、キューバ大使館もしくは旅行会社などでツーリスト・カードを購入すれば30日以内の滞在が可能。商用は短期滞在であってもビザが必要[96][97]
ドミニカ国の旗 ドミニカ国 6か月以内
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国 90日以内
グアドループの旗 グアドループ 3か月以内[65]
グレナダの旗 グレナダ 3か月以内
ハイチの旗 ハイチ 3か月以内
ジャマイカの旗 ジャマイカ 30日以内
マルティニークの旗 マルティニーク 90日以内[65]
モントセラトの旗 モントセラト 6か月以内[98]
プエルトリコの旗 プエルトリコ 90日以内(渡航前にESTA承認が必要)[88]
フランスの旗 サン・バルテルミー 90日以内[65]
セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファー・ネイビス 90日以内
セントルシアの旗 セントルシア 6週間[99]
サン・マルタン島の旗 サン・マルタン島 90日以内[65]
セントビンセント・グレナディーンの旗 セントビンセント・グレナディーン 3か月以内
タークス・カイコス諸島の旗 タークス・カイコス諸島 3か月以内[100]
イギリス領ヴァージン諸島の旗 イギリス領ヴァージン諸島 6か月以内[101]
アメリカ領ヴァージン諸島の旗 アメリカ領ヴァージン諸島 6か月以内(渡航前にESTA承認が必要)[88]

南米

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14/14

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
アルゼンチンの旗 アルゼンチン 90日以内
ブラジルの旗 ブラジル 90日以内。なお、2016年6月1日から同年9月18日までは期間限定で観光ビザを免除していた[102]
ボリビアの旗 ボリビア 90日以内
チリの旗 チリ 90日以内
コロンビアの旗 コロンビア 90日以内
エクアドルの旗 エクアドル 90日以内
フォークランド諸島の旗 フォークランド諸島 3か月以内
フランス領ギアナの旗 フランス領ギアナ 90日以内[65]
ガイアナの旗 ガイアナ 3か月以内
パラグアイの旗 パラグアイ 90日以内
ペルーの旗 ペルー 90日以内
スリナムの旗 スリナム 3か月以内
ウルグアイの旗 ウルグアイ 3か月以内
ベネズエラの旗 ベネズエラ 3か月以内

ヨーロッパ

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50/51(日本が国家承認していない国は除く。ただし地域は含める)

国と地域 入国の条件と滞在可能日数
オーストリアの旗 シェンゲン圏オーストリア 6か月以内 (あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えた期間にその他のシェンゲン圏に滞在することはできない)[103]
欧州連合の旗 シェンゲン圏 あらゆる180日の期間内で最大90日間
アルバニアの旗 アルバニア 90日以内
アンドラの旗 アンドラ 90日以内
ベラルーシの旗 ベラルーシ ミンスク国際空港からの出入国かつ30日以内の滞在に限り査証不要である[104]。ただしロシア発着の航空便は利用出来ない[105]
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナ 90日以内
ブルガリアの旗 ブルガリア 90日以内
ジブラルタルの旗 ジブラルタル 6か月以内[106]
アイルランドの旗 アイルランド 3か月以内
コソボの旗 コソボ 90日以内
北マケドニアの旗 北マケドニア 60日以内
モルドバの旗 モルドバ 90日以内
モンテネグロの旗 モンテネグロ 90日以内
ルーマニアの旗 ルーマニア 90日以内
ロシアの旗 ロシア 観光、通過の際もビザが必要[107]であるが、空港内の制限区域のみを通過する場合はビザ不要。
2009年5月21日より、事前に滞在スケジュールが確定した2名以上の団体であり、なおかつロシア政府が指定した海港において船によって出入国する場合、72時間(3日)以内の滞在に限りビザ免除となった[108]。このほか2017年8月1日より簡素化された電子ビザ制度が順次開始され、ウラジオストク空港など指定された地点から出入国する場合に限り、出入国地点の所在する連邦構成主体に8日間滞在することが可能となった[109]
また、ロシア実効支配下の北方四島への訪問事業に限り、外務省発給の身分証明書のみで渡航可能[110]
セルビアの旗 セルビア 90日以内
ウクライナの旗 ウクライナ 90日以内
イギリスの旗 イギリスイギリス王室属領を含む) 6か月以内[111]

脚註

[編集]
  1. ^ 法務省、パレスチナ国籍認める”. AFPBB News (2007年10月5日). 2017年1月23日閲覧。
  2. ^ 外交部:中方决定扩大免签国家范围” (中国語). 中國領事服務網 (2024年11月22日). 2024年11月22日閲覧。
  3. ^ 2023年4月1日から、2024年12月31日まで、日本を含む22カ国のパスポート保有者に限り、K-ETAの適用を一時的に免除
  4. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=35#2
  5. ^ 日本のパスポートに限り、滞在日数以上の残存有効期間があるパスポートで入国可 https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/49589.html
  6. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=4#2
  7. ^ https://www.evisa.gov.kh/?lang=Jap
  8. ^ https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_01.html
  9. ^ 日本人の観光ビザ免除、10月以降も延長 - NNA.ASIA 2019/08/19
  10. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=18#2
  11. ^ http://www.myanmarplg.com/basic/arrival.html
  12. ^ 日本語)『入出国情報』(プレスリリース)フィリピン観光局http://www.premium-philippines.com/info/airport.html2016年8月16日閲覧 
  13. ^ タイ入国に際してのご注意(陸路入国回数の制限) - 在タイ日本国大使館 2016年12月15日
  14. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=7#2
  15. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=295#2
  16. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=015#2
  17. ^ ベトナム出入国管理情報 (一方的査証免除入国対象の外国人に対する特例措置) 在ベトナム日本国大使館
  18. ^ ベトナム政府、30日以内の再入国不可などの規制緩和 空港でビザ発給”. Traicy(トライシー) (26 June 2015). 29 January 2016閲覧。
  19. ^ 駐日バングラディッシュ大使館
  20. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=12#2
  21. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=001#2
  22. ^ http://www.indianvisaatjapan.co.jp/fees_charges_jp_online.html
  23. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=10#2
  24. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=011#2
  25. ^ https://www.am.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000167.html
  26. ^ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=152#2
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出典

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関連項目

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