日本製鋼所広島製作所
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座標: 北緯34度22分14秒 東経132度31分06秒 / 北緯34.370636度 東経132.518281度
株式会社日本製鋼所広島製作所(にほんせいこうしょひろしませいさくしょ、The Japan Steel Works, Ltd. Hiroshima Plant)は広島県広島市安芸区船越南1丁目6-1にある、日本製鋼所の製作所である。
概要
[編集]日本製鋼所広島製作所は、1917年(大正6年)に広島県船越村に設立された松田製作所を1920年(大正9年)買収してできた廣島工場を前身とする[1]、日本製鋼所の主力機械工場である。
広島製作所では射出成形機、造粒機、混練押出機などの樹脂機械、マグネシウム合金の射出成形(チクソモールディング)機、携帯電話などに使われるマグネシウム射出成形品を生産している。
また日本で唯一の砲を製造できる工場であり、現在も機関砲、戦車砲、艦載砲などの砲のほか、ミサイル発射装置などの兵器システムを製作している。
生産品
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[編集]沿革
[編集]- 1917年(大正6年)広島県船越村南部(現在の広島市安芸区船越南)から仁保村字延命(現在の広島市南区堀越3丁目)に渡る土地に株式会社松田製作所を設立
- 1918年(大正7年)株式会社日本製鋼所が株式会社松田製作所へ資本参加。同年6月、株式会社日本製鋼所による出資比率が70%に達したのを機に商号を株式会社広島製作所と改める
- 1920年(大正9年)株式会社広島製作所を買収、日本製鋼所広島工場(現広島製作所)とする
- 1945年(昭和20年)終戦、民需転換開始
- 1949年(昭和24年)広島日鋼争議
- 1950年(昭和25年)ガス圧縮機、樹脂押出機の第一号機完成
- 1950年(昭和25年)企業再建整備法により株式会社旧日本製鋼所と改称ののち解散、あらたに株式会社日本製鋼所を設立(4製作所、1作業所体制)
- 1961年(昭和36年)樹脂射出成形機第一号機完成
- 1975年(昭和50年)広島製作所内に機械研究所を設立
- 1979年(昭和54年)デミング賞事業所表彰を受賞[2]
- 1993年(平成5年)マグネシウム合金用チクソモールディングマシンの第一号機完成
- 1995年(平成7年)ISO 9001取得
- 1998年(平成10年)ISO 14001取得
脚注
[編集]- ^ 海田史年表『海田町史 通史編』p842、海田町編集、昭和61年9月10日、全国書誌番号:87013317
- ^ “受賞者リスト デミング賞”. 日本科学技術連盟. 2021年6月25日閲覧。
関連項目
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