日本防災スキーム
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒206-0802 東京都稲城市東長沼568-11 HPビル2F[1] |
設立 | 2022年(令和4年)6月1日[1] |
法人番号 | 8012401039261 |
金融機関コード | JP |
事業内容 |
停電時用照明器具の開発・製造・販売・設置 感震ブレーカーの開発・製造・販売・設置 災害、防災、減災に関する講演、及び啓蒙活動 災害対策に配慮した製品の開発・製造・販売[1] |
代表者 | 佐藤 央 |
資本金 | 300万円 |
外部リンク | https://nbss.co.jp/ |
特記事項:国土強靱化担当大臣賞受賞[2][3] |
日本防災スキーム株式会社(にほんぼうさいスキーム)は、東京都稲城市東長沼に本拠を置く、停電時用照明器具、感震ブレーカーの開発・製造・販売・設置を行う会社。災害、防災、減災に関する講演、及び啓蒙活動なども行っている。
概要
[編集]日本で初めて日常的な使用を意識して開発された"停電しても消えない電球"『いつでもランプtsuita』のメーカー。同製品は、2021年12月に販売を始めた、バッテリー内蔵のLED電球で、点灯中の突然の停電時に自動的に停電モードに切り替わり、内蔵バッテリーによりLED電球が点灯し続けるフェーズフリー商品である。2022年3月16日に発生した福島県沖地震では、首都圏でも最大で約210万軒の停電が発生したが、『いつでもランプtsuita』を使用していた1部屋だけが停電時にも点灯していたという逸話を残す[4][5]。
世界中で発生する地震の22.9%が日本で起きており、日本政府が推進する「国土強靭化基本計画」の中で、「2024年度までに住宅密集地域の25%に感震ブレーカーを普及させる」という具体的な目標を掲げた。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の際の電気火災のほとんどは、電気が復旧した際に転倒・破損した家電製品に通電することに起因する通電火災だったと言われており、避難を終えたあと無人となった室内で出火するため消火が遅れ、広範囲の大火災に繋がった。感震ブレーカーは、通電火災を防止するために震度5強以上の地震を検知した場合、自動的にブレーカーを落とす仕組みだが、夜間の地震で通電を遮断した時、照明が消えることで、逆にリスクが高くなることもあり、普及が進まない。『いつでもランプtsuita』は、この矛盾を解消する製品で、感震ブレーカーが作動して電気が遮断されても照明が消えないため、避難行動に支障をきたさない上、通電が復旧後も通電火災を起こさない[6][4]。
2024年4月23日、国土強靱化担当大臣賞を受賞した[2]。
コンセプト
[編集]同社の基本的な考えは、人生の大半は日常だが、その日常を非日常から守るものが防災用品の根幹であり、身の回りにあるモノやサービスを平時のみならず、有事にも役立つ「フェーズフリー」と考え商品開発を行う[1]。
製品
[編集]出典[7]
いつでもランプtsuita
[編集]2022年12月22日からMakuakeで販売を開始[5]。同製品は、普段は間接照明やダウンライトのLED照明として使用され電気代を節約し、停電時にも灯りは消えず、普段通りの明るさを確保。金具部分を握れば通電し点灯するため、緊急時に見つけにくい懐中電灯代わりとしても使用できる。電球色・白色タイプがあり、50W相当、660lmの明るさがあり、バッテリー容量は約6時間。消費電力は5Wで経済産業省が規定するLEDのトップランナー基準、110lm/wをクリアする[6]。
感震ブレーカー coco断
[編集]同社が製造し三和商事が総代理店。同製品は、東京都が、木造住宅密集地域の木造住宅の居住者に、配布している。震度5強相当以上の強い揺れを感知すると自動で通電を遮断する。コンセントに差し込むだけで簡単に設置できる、特定遮断タイプの感震ブレーカーでである[8][9][10]。
沿革
[編集]その他、[12]
主要取引先
[編集]日本テレビ、関西テレビ、東海テレビ、QVCジャパン、ディノス、セシール、カタログハウス、ビックカメラ、ロフト、ハンズ
メディア出演
[編集]- 2022年1月17日 - 『おはよう日本』(NHK)
- 2022年5月7日 - 『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ)
- 2022年12月18日 - 『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ)
- 2023年8月25日 - 『いちばん本舗』(東海テレビ)、『ハイヒールの真夜中市場+』(関西テレビ)
- 2023年9月1日 - 『THE TIME』(TBS)
- 2023年9月9日 - 『あさパラS』(読売テレビ)
- 2023年9月10日 - 『通販の女王アン・ミカ ゼヒモノSP』(日本テレビ)
- 2023年10月5日 - 『情熱市場』(山形放送)
- 2023年10月5日 - 『どさんこワイド朝』[1](札幌テレビ)
- 2023年10月31日 - 『QVCテレビショッピング』
- 2023年11月27日 - 『ドランクドラゴン馬鹿売れ研究所』(ワールド・ハイビジョン・チャンネル BS12)
- 2024年1月17日 - 『THE TIME』(TBS)
- 2024年2月23日 - 『真夜中市場』(関西テレビ)
- 2024年4月1日 - 『ヒルナンデス』(日本テレビ)
出典[11]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “会社概要”. 日本防災スキーム株式会社公式サイト. 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b c “<国土強靱化>内閣総理大臣賞、国土強靱化担当大臣賞”. 内閣官房. 2024年5月29日閲覧。
- ^ “第10回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」”. 内閣官房国土強靱化推進室. 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b “仕事に直結!生活に密着!すぐ役立つ経済ニュース「わが社の技術を防災に」”. 日本放送協会 (2022年1月17日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b c ““停電しても消えない電球”『いつでもランプtsuita』、「第一回地域防災EXPO」に出展”. PRTIMES. 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b “停電時でも灯り続ける「いつでもランプtsuita」電気代節約と災害時の備えをこれ一つで!”. サンデー毎日「話題の逸品」『注目企業オンライン』 (2021年12月21日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ “三和商事株式会社”. 2024年5月29日閲覧。
- ^ “東京都出火防止対策促進事業”. 東京都. 2024年5月29日閲覧。
- ^ “震災時の通電火災に備える「コンセント型感震ブレーカー」を三和商事が発売!”. 三和商事株式会社 prtimes (2023年5月9日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ “コンセントに差し込むだけ 簡単設置!「coco断(ココダン)」”. 三和商事株式会社. 2024年5月29日閲覧。
- ^ a b “メディア実績– category –”. 日本防災スキーム株式会社. 2024年5月29日閲覧。
- ^ “沿革”. 日本防災スキーム株式会社. 2024年5月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 日本防災スキーム株式会社
- 日本防災スキーム(NBSs) (@NBS_NBSs) - X(旧Twitter)
- 日本防災スキーム公式YouTube