日産ディーゼル・サングレイト
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サングレイトは日産ディーゼル工業(現・UDトラックス)が1963年から1971年まで生産していたキャブオーバー大型トラック。
概要
[編集]日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)初のキャブオーバー型トラックであるTC80型(1960年発売・8トン積み・直4・UD4エンジン搭載) と、6TWDC12型(1961年発売・11.5トン積み・直6・UD6エンジン搭載)の後継として、両車のキャブデザインを統一して発売。この時一般公募によりサングレイトの愛称がつけられた。後に、前2軸車やトラクタ等の追加、直5・UD5及び直6・4ストロークのPD6エンジンの搭載等でラインナップ拡充を図りながら生産され、後継車の新CD / CV系ニューキャブシリーズ(Cシリーズ)に引き継がれた。
歴史
[編集]- 1963年デビュー。
- 1968年マイナーチェンジ、車種追加、フロントグリル形状を変更。
- 1969年一部に4ストロークエンジン搭載。
- 1970年
- 6月 - マイナーチェンジ。速度表示灯を角型から砲弾型に変更。
- 8月 - CD30、CV30追加。
- 1971年Cシリーズと入れ替わる形で製造・販売終了。
ラインナップ
[編集]- UEG(デザインはサングレイトで日産自動車製ブランド)
- TC
- PTC
- TWC
- TWDC
- TVC
- CV
- CD
保存車
[編集]- UDトラックス本社でUEG681型1968年式車両(車台番号:UEG681-02225)がレストアされ保存されている。これは、ある愛好家が1988年に当時の日産ディーゼル工業に寄贈した車で、その後未公開状態で保管されていたが、2014年に本格的なレストアを実施して本社前に展示された。レストアにあたっては、側面窓の庇が撤去され、ワイパーの形状も異なるなど、完全なオリジナル形態にはなっていなかったが、2015年7月時点ではワイパーがオリジナル形状に復元され、屋内保管されている。