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日記才人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日記才人(にっきさいと)とは、2001年から2007年にかけて存在したWeb日記のリンク集。

沿革

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前身である日記猿人が名称の問題で紛糾していたおり、システムやインターフェイスのを一新すると同時に名称の変更をしようという提案が運営陣からあり、公募した結果、「日記才人」と決定した。「才人」は「さいじん」ではなく、「さいと」と読み、Siteとひっかけている。長年使ってなじみのあった「日記猿人」からの改名は、一部古参Web日記執筆者の脱退という結果も招いた。しかしながら、ネットインフラの拡充とそれにともなうネット人口の増大により、登録者が順調に増え、NHK教育テレビジョンのパソコン講座でも取り上げられるほどの人気サイトとなった。

ところがさらに時代が進み、ブログという形でのウェブの構築、トラックバックコメントというシステムによるコミュニケーション手段の実装、RSSリーダーによる更新情報の配信が始まり、「日記才人」のシステムは時代遅れなものになっていく。

2004年、現在のシステムが導入されたが、そのさいに既存の登録データを再登録しなければならなくなり、かなりの登録者がユーザーから離脱。デバッグ不足からか、安定稼動もしなくなり、徐々にその活力を失っていった。

mixiなどの別のコミュニティサイトに人が流れた結果、その使命が尽きたと考えられたのか、2007年6月にサーバーの維持が出来なくなったことを理由に7月中旬でサービスを停止することが発表された。

運営資金は2004年まではオーナー個人の持ち出し、その後は管理人が某社に対しての仕事をする際、対価の代わりにサーバを貸してくれと頼んで確保していたものだった。運営自体は元は登録者だったボランティアのプログラマーたちであり、自主独立した形で日本のネット社会の草創期を飾った「日記才人」(日記猿人)はその使命を終えて終焉した。 2007年7月14日稼働停止。