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日野・滝畑コミュニティバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
滝畑ふるさと文化財の森センター前にて。
バス停標には旧専用カラーのバスが描かれている

日野・滝畑コミュニティバス(ひの・たきはた - )は、大阪府河内長野市で運行しているコミュニティバス南海バスに委託している。

運行系統

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河内長野駅前と滝畑ダムを結んでいる。

  • 滝畑ダム行き
419系統・419V系統
河内長野駅前 → 錦町 → むくの本 → 長野車庫 → 下高向 → 中高向 → 高向公民館前 → (奥河内くろまろの郷 → )上高向(花の文化園前) → 高向 → 古保 → 汐滝橋 → 中日野 → 日野 → 日野コミュニティーセンター → 日野口 → 奥天野(ユースホステル前) → サイクルセンター → 清掃工場前 → 滝尻 → 滝尻口 → 滝畑ダムサイト → 清水 → 滝畑ふるさと文化財の森センター前 → 夕月橋 → 滝畑ダム


  • 河内長野駅前行き
419系統・419V系統
滝畑ダム → 夕月橋 → 滝畑ふるさと文化財の森センター前 → 清水 → 滝畑ダムサイト → 滝尻 → 滝尻口 → 清掃工場前 → サイクルセンター → 奥天野(ユースホステル前) → 日野口 → 日野コミュニティーセンター → 日野 → 中日野 → 汐滝橋 → 古保 → 高向 → 上高向(花の文化園前) → (奥河内くろまろの郷 → )高向公民館前 → 中高向 → 下高向 → 長野車庫 → むくの本 → 錦町 → 河内長野駅前

※「奥河内くろまろの郷」は419V系統のみ停車。

沿革

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南海バスは、2001年9月までは南海電気鉄道のバス部門であったが、ここでは南海バスの表記に統一する。

  • 1995年9月 運行開始

従来、南海バス河内長野駅前~高向~日野間を路線バスとして運行していたが、利用者減により、日野地区(高向~日野間)からの運行撤退を示していた。また、滝畑地区は、滝畑地区の自治会による自主運行の、住民利用専用のマイクロバスが河内長野駅近郊(南海バス錦町停留所付近)と滝畑地区を結んでいた[1]。 これらを代替し、日野、滝畑両地区への生活路線バスを確保する目的で、南海バスの運行で、河内長野市が運行経費の赤字分を負担することで、貸切運行許可に基づいて運行を開始した。

運行開始当時は、以下の特徴があった。

  • 名目上、日野・滝畑地区住民の優先利用となっていた。実際には、日野・滝畑地区住民以外でも利用を妨げられることはなかったが、南海バス側で、公式路線図などで日野・滝畑コミュニティバスは案内されないなど、日野・滝畑地区住民以外には知る機会の少ない路線であった。
  • 河内長野駅前~高向間は、日野・滝畑方面は乗車のみ、河内長野駅前方面は降車のみのクローズドドアシステムが採用されていた。河内長野駅前~高向間の利用は、南海バス河内長野駅前~高向便、または河内長野駅前~長野車庫便のみ可能であった。
  • 南海バス回数券、カード類が利用できず、代わりに日野・滝畑コミュニティバス専用の回数券が発行されていた。
  • 2003年7月 一般路線化

貸切運行許可から一般乗合許可に変更し、「一般路線化」として利用者等に案内された。

一般路線化にともない、以下の変更がなされた。

  • 日野・滝畑地区住民の優先利用とする名目がなくなり、南海バス側でも、公式路線図などで日野・滝畑コミュニティバスが案内されるようになった。また停留所が14箇所から23箇所となった。
  • 河内長野駅前~高向間のクローズドドアシステムが廃止となり、河内長野駅前~高向間のみの利用も可能になった。この区間は、南海バスの河内長野駅前~高向便、河内長野駅前~長野車庫便と併せて利用できることで、利便性が向上した。
  • 南海バスの回数券、カード類が利用できるようになった(下記の「利用可能なカード類」項参照)。それに伴い、日野・滝畑コミュニティバス専用の回数券は廃止となった。
  • 2005年4月 停留所追加

「日野コミュニティセンター」停留所を新設。

  • 2006年4月 停留所追加

「滝尻」「滝尻口」停留所を新設。

  • 2014年 新停留所・新系統追加

11月29日のダイヤ改正にともない、以下の変更がなされた。

  • 「奥河内くろまろの郷」停留所を新設。
  • 「奥河内くろまろの郷」を経由する419V系統を新設。なお同日400系統(河内長野駅→(直行)→サイクルセンター→(直行)→ダムサイト→滝畑ダム)が新設されたが日野・滝畑コミュニティバスではない

運行車両

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以前は専用カラーの車両で運行していたが、車両廃車後は南海バスのワンステップ車両で運行されている。

利用可能なカード類

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  • PiTaPa、ICOCAほか、交通系ICカード全国相互利用サービス対応
  • 南海バス専用ICカード(なっち)、なんかいバスカード
  • 河内長野市内(限定)モックルカード(バス1日フリー乗車券) - 650円。バス車内、河内長野駅バス定期券発売所、アンスリー河内長野店で販売。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 河内長野駅前~滝畑地区間は、自治会の自主運行バスのほかに、南海バスが、河内長野駅前~天野山~サイクルセンター の一部の便を延長する形で、滝畑ダムまで運行をおこなっていたが、冬季を除く土曜・日曜・祝休日と夏期平日のみの運行で、行楽客の利用に絞った運行であり、住民向けの運行ではなかった。この運行は現在では廃止されている。

参考文献

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  • 「河内長野市公共交通のあり方―市民みんなで守り育くむ持続可能な公共交通を目指して―」 (河内長野市 2008年)
  • 広報かわちながの平成15年(2003年)7月号

外部リンク

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