旧藏内氏庭園
表示
旧藏内氏庭園 | |
---|---|
所在地 | |
座標 | 北緯33度38分13秒 東経130度59分40秒 / 北緯33.63694度 東経130.99444度座標: 北緯33度38分13秒 東経130度59分40秒 / 北緯33.63694度 東経130.99444度 |
開園 | 2013年4月18日 |
運営者 | 築上町 |
駐車場 | 大型バス3台、普通車50台 |
旧藏内氏庭園 (きゅうくらうちしていえん)は、福岡県築上町にある、日本の名勝に指定されている庭園である。庭園のほか旧邸宅も文化財に含まれており、旧蔵内邸(きゅうくらうちてい)の呼称も多く用いられる。
概要
[編集]明治中期から昭和初期にかけての建築。母屋、庭園などから構成されており、炭鉱王の邸宅としては九州随一の規模と豪華さを誇る。特に二重入母屋破風の屋根を構える大玄関は独特なもので珍しい。[2][3]
空き家となり個人が維持管理していたものを築上町が購入し、トイレや駐車場などを整備し2013年(平成25年)4月18日より一般公開(有料)を開始した[4]。
2014年(平成26年)に文化審議会が答申を行い、2015年(平成27年)3月10日付で文部科学大臣から国の名勝指定を受ける[5][6][7]。
文化財等
[編集]- 下記は国登録有形文化財(2002年2月14日登録)
- 旧蔵内家住宅便所
- 旧蔵内家住宅中門
- 旧蔵内家住宅倉
- 旧蔵内家住宅米倉
- 旧蔵内家住宅宝蔵
- 旧蔵内家住宅炊事場棟
- 旧蔵内家住宅大広間棟
- 旧蔵内家住宅座敷棟
- 旧蔵内家住宅茶室
- 旧蔵内家住宅主屋
- 旧蔵内家住宅応接間棟
- 旧蔵内家住宅大玄関棟
- 国指定名勝:旧藏内氏庭園(2015年3月10日指定、2017年2月9日追加指定)
脚注
[編集]- ^ “筑豊炭都物語”. - 飯塚観光協会. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “旧藏内邸ガイド”. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “我が国の文化政策の書誌情報”. 文化庁長官官房政策課 (文化庁, 2015-08). 2019年10月5日閲覧。
- ^ 広報ちくじょう2013年3月号(No.100) (PDF) 、p.1,3
- ^ “旧藏内氏庭園が国指定名勝に”. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “旧藏内邸(きゅうくらうちてい) 国指定名勝(庭園・建造物)”. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “第153回文化審議会文化財分科会 - 文化庁”. 2019年10月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 近代の庭園・公園等に関する調査研究報告書 - 文化庁
- 記憶遺産・記念碑などからみた筑豊の石炭産業
- 地域の伝統技術を継承する - 全国過疎地域自立促進連盟
- 平澤毅『名勝地保護施策に関する研究』University of Tokyo(東京大学)〈博士(農学) 乙第18247号〉、2017年。doi:10.15083/00075059。 NAID 500001078348 。
- 恵香, 森山、高弘, 松岡、秀人, 川上、隆, 北野「筑豊における炭鉱主の住宅の平面変化に関する考察」『日本建築学会計画系論文集』第68巻第569号、2003年、209–216頁、doi:10.3130/aija.68.209_3。