早崎守俊
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早崎 守俊(はやさき もりとし、1926年4月13日 -2023年11月7日は、日本のドイツ文学者、名古屋大学名誉教授[1]。
人物・来歴
[編集]大阪府生まれ。本籍・石川県。本名・早﨑良久。1948年第八高等学校理科甲類卒、1952年東京大学文学部独乙文学科卒。同志社大学助教授、名古屋大学教養部助教授、同教授、語学センター教授、同センター長事務代理、総合言語センター教授、1990年定年退官[2]、名誉教授。愛知工業大学客員教授[3]。妻の早﨑ふき子(1929-2020)は、『カフカの椅子』(角川書店 2006)等の歌集および『美の四重奏』(春日井建論、山中智恵子論、馬場あき子論、塚本邦雄論)(雁書館 1993)等の作家論集を著わした歌人で[4]、2008年梨郷賞(中部日本歌人会大賞)受賞[5]。
著書
[編集]- 『負の文学 ドイツ戦後文学の系譜』思潮社 1972
- 『ぼくらのドイツ語 シュヴァーベンは汽車に乗って』第三書房 1974
- 『ドイツ文法 旅をしながら』三修社 1974
- 『グルッペ四十七史 ドイツ戦後文学史にかえて』同学社 1989
- 『ドイツ表現主義の誕生 Expressionismus 1905-1915』三修社 1996
共編
[編集]- 『初級文法読本-思わぬ出会いから…』Heinz Hugo Alber共編 同学社 1987
- 『初級文法読本-湖のある風景』Heinz Hugo Alber共編 同学社 1990
- 『初級文法読本-ベルリンの街角で』Heinz Hugo Alber共編 同学社 1994
- 『グリムと旅して ドイツ語入門文法読本』Heinz Hugo Alber共編 同学社 1996
翻訳
[編集]- シュニッツラー「ギリシャの踊り子」『ドイツの文学 第12巻 (名作短篇)』三修社 1966
- アルフレート・デーブリーン『ハムレット あるいはながき夜は終りて』筑摩書房 1970
- アルフレート・デーブリーン「たんぽぽ殺し」『ドイツ表現主義 2 (表現主義の小説)』河出書房新社 1971
- アルフレート・デーブリーン『ベルリン・アレクサンダー広場』河出書房新社 1971、復刻新版 2012
- ルードルフ・ハーゲルシュタンゲ『遅すぎた夏』白水社 1974
- ウルリヒ・プレンツドルフ『若きWのあらたな悩み』白水社 1976 のち白水Uブックス
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 小栗友一「早﨑守俊先生を偲んで」〔日本独文学会東海支部『ドイツ文学研究』56号(2024)77-79頁〕
- ^ 「早崎良久教授略歴・業績」名古屋大学総合言語センター『言語文化論集』XI/2 (早崎良久教授退官記念号) 1990.3
- ^ 『ドイツ表現主義の誕生』著者紹介
- ^ 他の歌集に『十字花冠』(1974)『桔梗追覆曲』(1988)『触覚的な風景』(1997)『秋水の掌』(2002)、他の評論に『塚本邦雄論集成』(共著)(1993)、『塚本邦雄とは何か――時代史のなかで――』)(2012)がある。
- ^ 『中日新聞』2008.3.24付け夕刊6面および『中日新聞』2008.4.15付け19面。