明四大家
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明四大家(みんしたいか)とは、中国美術史における明代の著名な画家4人を指す呼称であり、沈周(1427-1509)、文徴明(1470-1559)、唐寅(1470-1523)、仇英(1494ごろ-1552)の4人のことである[1][2]。
4人は同時代の画家であり、沈周は文徴明の師であり、唐寅と仇英はともに周臣(1460-1535)の弟子である。これら5人は、いずれも呉派に属する[3]。4人の作風や画題はいずれも異なる[4]。仇英以外の3人は、書家や詩人としても優れており、独自のスタイルを確立した。
明四大家は、明四家(みんしか)とも呼ばれるほか、4人とも蘇州近辺の呉の出身であることから蘇州四家[5]、呉門四家[6]とも呼ばれる。「四大家」という呼称は、明代中期、嘉靖帝の時代ごろから使われ始め、その後も継続している。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “Tang Yin: One of the Four Masters of Ming Dynasty”. cultural-china.com (2007年). 8 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。31 May 2010閲覧。
- ^ “Shen Zhou – China Online Museum” (英語). 2022年7月4日閲覧。
- ^ Liscomb, Kathlyn (1992). “Shen Zhou's Collection of Early Ming Paintings and the Origins of the Wu School's Eclectic Revivalism”. Artibus Asiae 52 (3/4): 215–254. doi:10.2307/3249890. ISSN 0004-3648. JSTOR 3249890 .
- ^ Rawson, Jessica (2007) (英語). The British Museum Book of Chinese Art. British Museum Press. pp. 340. ISBN 978-0-7141-2446-9
- ^ Rawson, p. 340
- ^ “Wumen Painting School and Four Master Painters of Suzhou”. Chinadaily.com.cn. 1 October 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。31 May 2010閲覧。
参考文献
[編集]- Rawson, Jessica (ed). The British Museum Book of Chinese Art, 2007 (2nd edn), British Museum Press, ISBN 9780714124469